高齢者に対するコロナウイルスのワクチン接種が始まりました。今日(令和3年4月20日)、当院で初めて、5名の方にコロナウイルスのワクチン接種をしました。
柳井市はトライアル接種(先行接種)として、75歳以上で柳井市に住民票のある方を対象に、4月20日から23日まで予行演習で接種開始となりました。当院では4月20日(火)に5名、22日(木)と23日(金)は各々10名の合計25名をトライアル接種として、患者さんを予約しました。アナフィラキシーの時のためにエピペンやボスミンの注射の準備もしました。
1バイアルで5名が接種可能なので、5バイアルが保健センターより4月19日(月)の午後に配送されました。-70度から解凍して5日間有効で冷蔵庫に保管しておきます。4月20日(月)午前10時に生理食塩水でバイアルを希釈し、5本の注射器に分けて吸って、遮光して室温に保存しました。希釈後は6時間以内に接種しなくてはなりません。
午前の通常の診療が終わって、午前11時45分から5名の方を医師が予診票で状態を確認して、順番にワクチンの筋肉注射を開始しました。注射のあとは別室で15分ほど椅子に座って、安静にして様子を見ました。
受付では、予診票や接種記録表にシールを貼付し、予診票をタブレットで撮影し、厚労省に送信していました。何事も起こらず、初めての接種は終わりました。
初めてのコロナウイルスワクチン接種ということで、スタッフも緊張気味でしたが、手順票を見ながら、なんとかスムーズに行うことができました。
自分がコロナウイルスのワクチン接種を受ける時に、肩に注射をするので、袖が捲り上げやすいようにTシャツでいきました。今回はまだ肌寒いこともあり、長袖でセーターなどを着ている方がほとんどで、袖を捲り上げることができず、肩を出すために片方の服を脱いで接種しました。
次回、2回目の接種が3週間後の5月11日(火)にあり、今回のトライアルを参考にして準備していきます。