令和3年5月28日(金)の調理実習は「鮭の混ぜ寿司」を作りました。参加者は6名でした。
10時に参加者の方が集まりました。献立説明の前に、濱栄養士から鮭の混ぜ寿司についての話がありました。市販の「散らし寿司の素」のカロリーと塩分は高く、「すし太郎」は2人前で147kcal、塩分が5.8g含まれています。市販の物は、砂糖も入っているため糖質も多く含まれています。人口甘味料を使ってヘルシーな寿司酢にしました。散らし寿司は具材にお好きな物を入れてアレンジすることもできます。春はスナップエンドウやアスパラを入れてもいいし、夏は刻んだミョウガを加えてさっぱりさせたり、冬は柚子の皮を刻んで実を絞って酸味を調節できるなどの話がありました。香味野菜を入れると減塩になります。
その後、今日の献立の説明があり、それぞれ担当をきめて、10時30分から調理に取り掛かりました。
“鮭の混ぜ寿司”は、鮭に塩をふり、少しおいて水気をふき取ります。米の上に鮭をのせて炊飯器で一緒に炊きます。えびはゆでて、殻をむいて半分に切り、甘酢に漬けます。きゅうりは角切り、とうもろこしの缶詰は汁を切っておきます。ご飯が炊けたら鮭を取り出してほぐします。ご飯にすし酢を混ぜ、ほぐした鮭、とうもろこしを入れてよく混ぜます。器に盛り付け、えび、しそを飾ります。
“小松菜とひじきのごま炒め”は、ひじきは水でもどしておきます。小松菜は3cmの長さに切り、人参は千切りにしておきます。人参は少しゆでておきます。フライパンにごま油を熱し、小松菜、にんじん、ひじきを炒めて味付けをします。最後にすりごまを入れます。
”ゆかり和え”は今回はキャベツを太めの千切りにして、茹でます。水気を切って、ゆかりと千切りにしたシソを入れて混ぜ合わせます。
“豆腐としいたけのスープ”は、しいたけは薄切り、豆腐は1cm角に切り、かにかまぼこはさいておきます。鍋に水と調味料を入れて、ひと煮立ちしたらしいたけとかにかまぼこを加えて煮ます。豆腐を入れて、卵をまわし入れます。器に盛り、三つ葉を飾ります。
デザートの“チョコ風寒天”は、いちごは飾り用に切っておきます。ココアとパルスイートを少量の牛乳で練ります。鍋に牛乳と練ったココアを入れて沸騰しないようによく溶かします。別の鍋に粉寒天と水を混ぜ、2分間煮溶かします。牛乳と合わせて型に入れて冷やし固めます。器に盛り、ホイップクリームといちご、レモンバームの葉を飾ります。
11時50分にできあがり食べ始めました。
みなさんの手際が良かったので混ぜ寿司を型で抜いて塗りの器にしてみると普段とは違う感じになりとても豪華になりました。
ちらし寿司をお家で手作りされている参加者の方がいらっしゃいました。鮭を焼いて酢漬にしたものをご飯に混ぜているそうです。また、具材を毎回作るのは手間なので、1度に多めに作って冷凍しておくと教えてくれました。
アメリカの回転寿司のお話にもなりました。アボカドにマヨネーズをかけてパプリカやタバスコをかけて食べたり、お寿司を揚げて食べるみたいです。ジャムをかけて食べる人もいるようでとても衝撃を受けました。鮭の混ぜ寿司とチョコ風寒天が参加者の皆さんから好評で、献立を立てた濱栄養士も嬉しそうでした。
食後のコーヒーをいただき、後片付けをし、また7月にお会いすることをお約束し、12時45分に解散しました。
献立 6.44単位(515kcal)
鮭の混ぜ寿司 精白米、酢、ラカント、塩、鮭、えび、きゅうり、とうもろこし(缶詰)、しそ
小松菜とひじきのごま炒め 小松菜、人参、ひじき、ごま、しょうゆ、砂糖
ゆかり和え キャベツ、しそ、ゆかり
豆腐としいたけのスープ 木綿豆腐、鶏卵、しいたけ、かにかまぼこ、三つ葉、薄口しょうゆ、塩
チョコ風寒天 牛乳、いちご、ホイップクリーム、パルスイート、ココアパウダー、粉寒天