ウェルネスクリニック

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内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
〒742-0021 山口県柳井市柳井1547-1
2021.07.11

山口県1型糖尿病患者会「山口会」講演会

令和3年7月10日(土)山口県1型糖尿病患者会 「山口会」の講演会で、徳島大学先端酵素学研究所糖尿病・臨床開発センター 准教授の黒田 暁生先生が「脳内すい移植2021」というタイトルで講演をされ、43名の参加者がありました。

昨年も黒田先生の講演の予定でしたが、コロナウイルス感染症の影響で中止となりました。今年は、山口県は5月の連休明けに感染者数が増加しましたが、現時点ではワクチン接種も進みひと段落し、感染対策をしながら開催することになりました。午後3時30分より、山口市湯田のホテルニュー田中で開催されるので、準備のため診療を午前11時までにして、車で向かい会場には午後1時半頃到着しました。会場の入り口での手の消毒、体温測定、コロナの影響で参加者もいつもより少ないと考えられるので、席と席の間もスペースを取るようようにして、50名程度の座席数にしました。

黒田先生とはメールで何度かやりとりをして、交通手段、段取り、服装も暑く移動でマスクもしなくてはならないので、カジュアルでいいこと、自分はアロハシャツで行くことを伝えました。有れば自分もアロハシャツで行くとの返事でした。午後3時頃会場に来て、最終の打ち合わせとスライドの試写の予定にしていました。ホテルにはチェックインされているのですが、なかなか会場に来られませんでした。ホテルの係の方と相談し、電話をしてもらいましたが、2度しても応答がなく、「もしかして低血糖で倒れているのでは」ということになり、ホテルの方に部屋にみに行ってもらう事にしました。結局部屋で寝ておられたようで、会場に来られました。スライドの試写をして、講演会が始まりました。

午後3時半から午後5時過ぎまで、黒田 暁生先生による「脳内すい移殖2021」と題して講演がありました。まずはご自分の病歴の紹介、12歳の時に糖尿病を発症し、中々病気を受けいる事ができず、勉学もなかなか成績が良くなかったこと。ただ高校生の時に数学の先生から基本が大事であることを教えられ、中学校の時の数学からやり直したりしたことで、学力がついてきた事を話されました。患者として、医師として、1型糖尿病は普通の人(糖尿病でない人)でインスリンがない状態だけなので、どのように膵臓の代わりにインスリンを補っていくか大事である。食事は太っていなければ、何を食べても良く、ただし普通の人よりは少し少なめを心がけることが重要である。運動は特にはしていない。などの話がありました。

ご自分の経歴を話しながら、インスリンポンプによる治療をし、Dexcom G4で血糖の測定をしている。インスリンの種類、インスリンの注射のタイミング、CGMと実際の血糖の値とは時間差があること。低血糖の時に症状の改善と血糖の改善には時間のズレがあるので、調子がまだ戻らないと糖質を取りすぎて、その後に血糖が上りすぎてしまうので、注意が必要であること。糖質1gで血糖が5mg/dl増加するので、ブドウ糖は美味しくないので、おにぎりせんべいを1袋(2枚入り)を食べるようにしている。自分の体験に基づいて、話をされていました。

講演の後の質疑では「アルコールの摂取の注意点」「ケーキを食べるときのインスリンの注射の量やタイミング」「脂質の多い症状を食べて血糖が遅れて上昇する場合のインスリン注射について」など多くの質問がありました。講演終了後も、講師の方と多くの参加者が個人的に挨拶や質問などで熱心に話しをされ午後6時まで続いていました。
例年、その後は場所を変えて有志と演者の先生を囲んで食事会をしています。今回はコロナウイルスの影響で、黒田先生が公務員ということもあり、会食の規定で4名まで2時間程度ということで、今回はいつもより少なく、有富栄養士、昨年12月に当院の糖尿病教室で講演してもらった中山さんの4名で午後6時すぎから食事会をし、各々が簡単な自己紹介をして、講演や趣味のことなど話しも弾みあっという間に時間が過ぎて、そろそろということで午後8時過ぎにお開きとなりました。休みの日には朝からビールを飲みながら、アナゴを市場で買ってきて、みりんや砂糖は使用せず醤油で味付けして、バーバキューをしているそうで、今度バーベキュウーをしてみようと思います。

翌日、7月11日(日)は朝、ホテルから国宝瑠璃光寺五重塔までジョッギングし、朝風呂に入りさっぱりしました。朝食のビュッフェは、和食にするかパンにするか?焼き立てパンとあるとどうしようかと迷い、結局卵かけご飯with納豆と海苔の和食になりました。おかずのコーナーにひらがなで「ひろうず」とあり見た目は「がんもどき」で、木曜日のまかないででた「飛竜頭」でした(右写真皿の一番上にある2個)。帰って調べると元はポルトガル語の「Filhós(フィリョース)」に日本語の音を当て、漢字で表記したものだそうで、関西では「がんもどき」のこととありました。今日はジョッギングもしたので、結局さらにクロワッサンとカイザーロールもいただき、ゆっくりとした朝を過ごす事が出来ました。

帰りに4月28日にも行った「やまぐちの薪屋さん」によって、薪ストーブ用の薪を購入する予約をしていました、車に前回と同じ量の薪を積み込み、320キロになり、1キロ70円+消費税で料金を払い、途中「モンベル」によってアウトドア用品を見て、午後0時過ぎに柳井に戻って来ました。