令和3年7月31日（土）山口市で山口県医師会警察医会第28回研修会が開催され参加しました。

時々柳井警察署から、死体検案や法医解剖のための死亡診断の依頼があります。今回、山口大学医学部法医学教室の高瀬　泉教授の講演「死因究明に係る関係機関の連携についてのご提案」の案内があり、参加してみる事にしました。

山口県総合保健会館で午後3時から警察医総会、午後3時半から講演会があり、午前の診療をして、JRで在来線、新幹線、タクシーと乗り継いで行く事にしました。今月は山口会講演会、萩往還マラニックと2回山口市まで車で行っており、時間的には車でもJRでも1時間半程度です。運転も疲れるので、車内は集団にはなりますが、本も読めゆっくり出来るので電車にしました。

今回の講演をされる高瀬教授は昨年11月に就任され、女性の教授でした。年齢はわかりませんが、略歴からは卒業して20数年なので、40代後半なのでしょう。今年は例年よりも法医解剖の件数が多く、現時点で90例程度あり、教授自身も含めて2名で交代でしている。平均して月13例になり、二日に1回あるペースになります。

講演では解剖後の業務（組織プレパラート作成や書類作成など）、症例の提示、解剖だけでなく、児童虐待や性犯罪などに関わっていること、裁判で証言もあり、忙しい業務であることがわかりました。午後5時まで講演会があり、日頃とは違った研修内容で、新鮮でした。午後7時前に柳井に戻ってきました。