ウェルネスクリニック

ウェルネスクリニック

内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
〒742-0021 山口県柳井市柳井1547-1
2021.08.06

第543回調理実習「鮭のだしあんかけ」

令和3年8月6日(金)の調理実習は「鮭のだしあんかけ」を作りました。参加者は4名でした。

10時10分に参加者の方が集まり、調理実習がはじまりました。献立説明の前に下田栄養士から減塩についての話がありました。糖尿病の食事療法では高血圧の予防と改善のためにも減塩を意識した食事も重要となってきます。高血圧があると網膜症、腎症や動脈硬化が進みやすくなります。そのためにも食塩の摂取量を少なくすることが必要です。今回の献立のメインでもある鮭のあんかけも、あんかけでとろみが付いているので味が絡みやすくなっています。副菜でも調味料を直前にかけることで味を感じやすくなります。酢やレモンなど酸味を効かせることでも食塩の量を減らすことができます。今回の汁ものはミルク豚汁にしましたが、この豚汁もしっかりと出汁を取って牛乳を入れることで、牛乳のコクで味噌の量を減らしてもまろやかな美味しさになっているかと思います。実際にお味噌汁では通常1人前13~15gの味噌を入れますが、今回のミルク豚汁は約半分の量の7gの味噌を使用しています、というお話がありました。
その後、献立の説明があり、それぞれ担当をきめて、10時30分から調理に取り掛かりました。

”ご飯”は、お米を洗って、いつも通りの水加減で釜にセットします。
”鮭のだしあんかけ”は、魚に塩コショウ少々をし、10分程度おいて水気をふき取ります。小麦粉を均等にまぶし、油をひいたフライパンで焼いていきます。フライパンから取り出して、器に盛ります。同じフライパンで切っておいたパプリカとピーマン、えのきを炒めてだしを加えます。調味料を加えてとろみを付けたら鮭の上にあんかけをかけます。

”トマトときゅうりのさっぱり和え”は、トマトは1口大に切って、種を取ります。きゅうりは乱切りにして、うすしおをしておきます。大葉は千切りにして、水にさらします。ツナは水切りします。調味料とトマト、きゅうり、大葉を和えます。盛り付ける時に上からツナを盛ります。
”ミルク豚汁”は、豚肉は食べやすい大きさに切ります。なすは1cmの輪切りにし、水にさらします。人参はいちょう切りに、こねぎは小口切りにします。だし汁に野菜を入れ、火が通ったら肉を加えます。アクを取り、味噌溶き入れ、レンジで温めておいた牛乳を加えます。再度加熱し、こねぎを散らします。
”ぶどうゼリー”は、ゼラチンを水と合わせて混ぜておきます。ぶどうは皮をきれいにむき、カップに入れます。ぶどうジュースと水、パルスイートを鍋で加熱し、湯せんで溶かしたゼラチンを入れ混ぜレモン汁を加えてよく混ぜたらカップに注ぎます。冷凍庫で50分程冷やし固めます。

12時にできあがり食べ始めました。
今回は参加者の方がたくさんのお花を持ってきてくださいました。ガマとヒオウギを木村栄養士がパパっと美しく活けていて、華やかな食卓になりました。この調理実習に参加し始めてから、たくさんのお花を知ることができているなと感じました。今回はだしあんかけの彩りに気を使いすぎて、盛り付けが大変になってしまったのですが、参加者の方が上手に美しく分けて盛り付けて下さったので助かりました。次回の調理実習では改善点もありましたので、また献立と向き合ってみようと感じることができました。ありがとうございました。

食後のコーヒーをいただき、後片付けをし、また次10月にお会いすることを約束し、13時に解散しました。

献立 6.9単位(552kcal)
ご飯 精白米
鮭の出汁あんかけ 鮭、小麦粉、ピーマン、赤パプリカ、えのきたけ、かつお昆布出汁、薄口しょうゆ、食塩、片栗粉、サラダ油
トマトときゅうりのさっぱり和え トマト、きゅうり、ツナ缶水煮、青じそ、酢、みりん、濃い口しょうゆ
ミルク豚汁 豚もも肉、なす、たまねぎ、しいたけ、人参、サラダ油、かつお昆布出汁、牛乳、麦みそ、こねぎ
ぶどうゼリー ぶどう、ぶどうジュース、ゼラチン、パルスイート、レモン汁