令和3年12月12日（日）に宮崎県宮崎市で開催された「青島太平洋マラソン2021」に当院の木村栄養士が参加した報告をしてもらいました。

リタイアしそうになった青島大平洋マラソン
木村僖乃

12月12日（日）に宮崎総合運動公園を発着とするコースで青島太平洋マラソンが２年振りに開催され6,689人が宮崎市市街地やヤシの木が林立する青島トロピカルロードを駆け抜けました。出走者7707人完走6689人完走率86.8％です。
私は２年ぶりで下関海饗マラソンの40日後出場しました。まだつかれがとれないところで大丈夫かな？思いましたが走れるときに出ておこうと思い出場しました。

しかしコロナで会場それぞれでの対応で青島はまたハプニングが続出でした。下関は出場者を半分に制限されていましたが、青島は1万人でお世話される方もボランティアの方でわからないことを聞くと即答えが返ってこずあちらで聞いてくれ、あちらにいくとそちらで聞いてくださいとスタートにつくまで大変であわや出場無理かなと……思いました。かろうじてスタートし最後尾から走り始めました。準備体操も助走もなくぎりぎりの出発です。

もう止めて帰りたくなりましたが、かろうじて抑えました。体調がいいかどうかもわかりません。スタートし、2km当たりで和美さんが「僖乃さん　頑張って」の声掛けに「今日はダメ、最後尾からのスタートだよ！！」の応酬です。

ひたすら友人夫婦が待つ20kmまで行くといつものように友人がヨシノさんの書いた内輪で応援です。「頑張って！！」かろうじて「ありがとう！！」で応えました。しかしこのあたりでもうきつさがピークに来た感があります。21㎞で４，５人の学生らしい集団が私を追い越すとき「これからあと20ｋｍや！しっかり頑張って行こう！！」これからまだ20㎞あると思った途端さらにきつさがどっと・・・、今日こそこれはもう無理で走れないという思いが頭をかすめました。いままでこんな気持ちになったことはありませんからつらかったです。25ｋｍ、30㎞でちょうどスタートした当たりが30ｋｍです。もうここまでと思いました。でも、友人夫婦、和美さんの顔を思うともうちょっとの思いがあたまを横切り、歩いたり、走ったりしました。「もうマラソンはやめた！！」です。もうこれが最後のマラソンだから自分にいいきかせ、 なんとか走りぬきました。結構歩いたり、走ったりの人がいるのでそう罪悪感はありません。いつもよりかなり遅くフィニッシュしました。ネット４：29：18でした。和美さん、友人夫婦が出迎えてくれました。もうマラソンは当分よろしいという‼気分です。青島マラソンは東京、神奈川、大阪、兵庫、福岡の出場者が多く決してローカルではありません。その中で70歳年代別3位でした。いろいろトラブった中で満足しています。

そのあと友人夫婦が温泉につれて行ってくれました。どこの温泉のつれて行っていただいたかわかりません。ただひたすらつかれて「いい湯だな！！」です。
翌日は「どこか行きたいところは？」と友人が聞くので「焼酎の良き店と青島神社」と。マラソンの指導を受けている先生は大変お酒が好きで宮崎に行ったらそこの焼酎を買ってきてと頼まれていました。案内の店で今シーズンは送料無料といわれるので焼酎をしこたま買い込みさらにお菓子を買い、青島神社でマラソンのお礼をして宮崎を後にしました。

今回の青島マラソンも開催が危ぶまれた中で開催され、大会関係者、最新の注意をされたようでありがたいなと思っています。受付でトラブった、資料のパンフレットをしっかり読むべきだったと反省点もあります。年代別3位になれたのであきらめずに最後まで完走できてよかったと思います。応援の友人夫婦、和美さんに感謝、ありがとうございます。
次のマラソンは開催されれば長野マラソンです。開催に備えてしっかり練習に励みます。やっぱりマラソンやめずに走ります。