平成26年3月より月2回「まかない」を始めました。NHKの番組「サラメシ」を真似て「クリメシ」と名付けました。令和4年8月4日（木）は「ステーキとシフォンケーキ」で13名が参加しました。3分間スピーチは大久保事務員。

今回の献立は、まかないを始めてから200回ということと、大久保事務員の誕生日を兼ねて「ステーキとシフォンケーキ」にしました。ノンアルコールのワインで乾杯しました。

”パン”は、フランスパンを1人3つになるように切って盛り付けます。
”ステーキ”は、牛肉は常温に戻し、焼く直前に塩こしょうをふります。栄養士4人でそれぞれ分担して一斉に焼きました。付け合わせの人参のグラッセは、人参を人数分に切って面取りします。鍋で柔らかくなるまでゆで、砂糖を入れて水分がなくなってきたら、バターを加えてからめてステーキに添えます。

”サラダ”は、レタスは洗ってせん切り、きゅうりとトマトは薄切りにします。それぞれ彩りよく盛り付けて、ドレッシングをかけました。
”白菜とエリンギのスープ”は、白菜の芯は繊維にそって切り、葉はざく切りにします。エリンギの軸は輪切り、他は薄切りにします。人参はせん切りにします。鍋に水とスープの素を煮立て、野菜を入れて柔らかくなるまで煮込みます。火が通ったら、シフォンケーキであまった卵を回し入れ、塩こしょうで味を整えます。
”シフォンケーキ”は、ボウルに卵白と甘味料を入れ、ミキサーでメレンゲを作ります。別のボウルに卵黄とバニラエッセンス、甘味料を入れて白くもったりするまで混ぜます。卵黄のボウルにサラダ油、お湯、ブランデーを入れて混ぜます。そこに1/3のメレンゲを入れて混ぜ、さらにふるった薄力粉を1/2入れて混ぜます。またメレンゲと薄力粉を入れて混ぜ、なめらかになったら型に流し入れ、型を1、2回落とし、気泡を抜きます。180度に予熱したオーブンで30〜35分焼きます。焼きあがったら、逆さにして冷まします。人数分に切り分けて、別で作ったメレンゲとさくらんぼを飾ります。

まかないアンケート（計13名）
1.好きな牛肉料理は何ですか？　ステーキ：10名、ローストビーフ：9名、ビーフシチュー：2名、すき焼き：6名、肉じゃが：6名、ハヤシライス：2名
2.腹何分　腹8分：1名、満腹：12名
3.今日のまかない、星いくつ：全員星3つ
4.感想：ステーキがやわらかくておいしかったです。焼き加減もちょうどよかったです。大きくて食べごたえがありました。人参のグラッセが程よい甘さでおいしかったです。バターの風味もよかったです。
サラダは、あっさりしてステーキによく合っていました。スープは野菜の味がしっかり出ていて、優しい味でおいしかったです。
シフォンケーキは、フワフワでよかったです。お腹いっぱいでもシフォンケーキは軽くてぜんぜん食べれました。シフォンケーキはもう少し食べたい…。

3分間スピーチ（要旨）「本との出会い」　大久保事務員
皆さんは、読みたい本をどのように選んでいますか？　私は、今まで書評や裏表紙のあらすじを読んだり、メディアの広告で選んでいました。

一昨年、衝動的に本屋大賞第1位〜3位の本を買いました。そのうちの2位が、今回紹介する「ライオンのおやつ」です。動物園の飼育員のお話しかしらなんて思いながらも、一切予備知識を入れずに読み始めました。が、予想を大きく外れたとても重いテーマでした。「ライオンの家」というホスピスに入所したひとりの若い女性を軸に描かれていました。人生最後に食べたいおやつを皆で思い出を聞きながら食べるという”おやつの時間”があるのです。いろいろな食べ物を通して物語が展開していきます。
　平易な文章でさらりと読めます。重いテーマですが、読後感は、とてもあたたかったです。こんなホスピスがあったら、入りたいなんて思うほどでした。
書評やあらすじだけだったら、たぶん私は、この本を読んでなかったでしょう。たまには、どんな本なのか知らずに読むのもいいかなぁと思いました。
　余談になりますが、作中、いろいろなお菓子が出てきます。カヌレ、ぼた餅、豆花(トゥファ)、ミルクレープなど。
私は、豆花なるものを食べたことがありません。とても食べたくなりました。
　皆さんは、人生最後に食べたいおやつは何ですか？

献立10.4単位（832kcal）
パン　フランスパン
ステーキ　牛ロース、塩、こしょう、人参、砂糖、バター、パセリ
サラダ　レタス、きゅうり、トマト、ドレッシング
白菜とエリンギのスープ　白菜、エリンギ、人参、鶏卵、スープの素、こしょう
シフォンケーキ　薄力粉、卵白、卵黄、ラカント、サラダ油、ブランデー、レモン汁、バニラエッセンス、さくらんぼ