12月18日(日)の糖尿病教室は福岡市の糖尿病専門クリニック「南昌江内科クリニック」で健康運動指導士をしている守田摩有子さんに「元気が出る糖尿病の運動療法 ~100年時代を生き抜く力~」というタイトルで講演をしていただき、スタッフを含めて40名が参加しました。
例年、糖尿病教室の6月と12月は通常とは異なるトピックスをテーマに開催しています。通常の糖尿病教室で「糖尿病の治療」について勉強しますが、今回はさらに詳しく運動について勉強することにしました。
いつもより30分遅く、午前10時30分より教室が始まりました。まずは演者自身の自己紹介があり、健康運動指導士の資格について、現在の仕事に至るまでの経緯の説明がありました。クリニックでの仕事の内容の説明がありました。運動について説明があり、運動には「有酸素運動」と「レジスタンス運動」の2種類があり、その働き、筋肉を作り、使うこと、貯金も貯筋も大事であることの説明がありました。子供の頃から運動習慣をつけることが大事であること。コロナ禍で運動量が減少し、体力検査を行うと、コロナ禍前よりも減少していることが示されました。
講演の後半は実際に体を動かしながら、どこの筋肉に作用しているのか。腹筋には、一番表面が「腹直筋」、次に体の回旋に活躍する「腹斜筋」、一番深層にあるのが「腹横筋」があり、各々の筋肉の役目やそれらの筋肉を鍛える運動の説明をされ、実際に運動を体験してみました。膝や腰が痛い方の運動法や注意点など、実際的な説明がありました。オリジナルに作成された「みなみかぜ体操」のDVDの紹介とその動画を流しながら、実際に体操も行ってみました。You Tubeの動画のQRコードとDVDを参加者に配布されました。
特別に運動の時間を作らなくても、ちょっとした隙間時間、テレビの宣伝時間や仕事の合間などに、できることをすることが重要であり、実際的な有用な話を聞くことができました。講演の後には質問もあり、午前11時45分に講演会が終了しました。