ウェルネスクリニック

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内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
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2023.02.16

クリメシ(まかないー213「寄せ鍋」)

平成26年3月より月2回「まかない」を始めました。NHKの「サラメシ」を真似て、「クリメシ」と名付けました。令和5年2月16日(木)は「寄せ鍋」で、12名が参加しました。3分間スピーチは大久保院長。

今回のまかないは、冬でも温まる鍋にしようという事で、「寄せ鍋」にしました。
“ごはん”は普通に炊いて、80gをお茶碗に盛りつけます。
“寄せ鍋”を作ります。
まず、鯛は3枚におろし、一人分に切り分けそれを2つに切ります。両面に軽く塩をふり、20分ほどおきます。今回は、お刺身になるような鯛でしたので、熱湯をかけて霜降りにしました。牡蠣を下処理してアルミカップに入れます。白菜を切り、長ネギは斜め切り、にんじんは輪切りにして梅型で抜き茹でます。えのきたけは根元を切ってほぐしておき、生シイタケは、石づきをとって飾り切りにします。春菊は洗って、根元を切っておきます。カットわかめは水で戻し、豆腐は適当な大きさに切ります。だし汁、薄口しょうゆ、酒で鍋のだし汁を作ります。皿に鯛や野菜などをきれいに盛り付けます。小鍋にだし汁を入れてコンロに火をつけ、鯛や野菜を煮て戴きます。


“大根のステーキ”は、まず大根の皮をむき、1㎝の輪切りにし、両面に格子状の切れ目を入れ、米のとぎ汁で柔らかくなるまで茹でます。ゆでた大根に薄く小麦粉をまぶし、フライパンに油をひいて焼き色がつくまで大根を焼き器に盛ります。ポン酢、酒、水を合わせたものを火にかけ煮立ったら火からおろします。大根にかけ、千切りにした青じそを散らします。
“ほうれん草の変わり白和え”は、茹でたほうれん草は3cmの長さに切り、にんじんは千切りにしてゆでます。いりごまをすり鉢で擦り、白みそ、砂糖、カッテージチーズを加え、和え衣を作ります。和え衣で野菜をあえて天盛りに砕いたくるみを散らします。
“デザート”はりんごをだんだら剥きにして切り分けます。

まかないアンケート(計12名)
1.デザートで好きなものは何ですか? 果物:5名(メロン、夕張メロン、シャインマスカット)、チーズケーキ:2名、チョコレート、豆大福、アイスクリーム、ぜんざい、いちご大福、和・洋なんでも好きです、甘いもの(ケーキ、プリン、パンナコッタ、ティラミス、パフェ、クリームブリュレ、カタラーナ、などの洋スイーツ):各1名ずつ
2.腹何分 腹8分:1名、腹9分:1名、満腹:10名
3.今日のまかない、星いくつ 星3つ:11名、星2つ:1名
4.感想:鍋の味付けが上品で、生わかめも入っており早春を感じる事ができました。鯛と牡蠣がたくさん入っていて豪華な鍋でした。鍋は魚介の出汁がよく出ていました。優しい味で美味しかったです。鍋はもう少し味が欲しかったです。鍋は薬味が欲しかった。又だいだいがあってもよかった。
鯛のあら炊きまで付いてリッチなランチでした。大満足です。
大根のステーキ、とても美味しかったです。
ほうれん草の白和え、クルミがあって食感も楽しめました。変わり白和え、カッテージチーズ良いです!美味しかったです。
りんごが甘ずっぱくて美味しかったです。

3分間スピーチ(要旨)「ワクチン安全性とFDAとCDCの役割」 大久保院長

今回はNew England Journal of Medicineの総説の紹介をします。

人間の歴史上、伝染病やパンデミックは人口減少や経済的打撃など大きな影響を与えてきた。人口密度の増加、経済的、社会的変化が人の移動や食物増産の必要性が高まり、人の少ない地域への移動が増加し、家畜や家禽も同じように、野生動物や節足動物に接する機会が増えた。そのため動物源性の病原体に接する機会が増加した。ワクチンの開発や普及は人から人への伝染性の病原微生物に対する疾患のコントロールに重要である。

[ワクチンの安全性]

ワクチンが承認される前の治験の段階で、稀な副反応や遅発性の副反応を認めるのは困難で、認可された後もFDAやCDCはモニタリングをしている。

認可された後の調査で修正された例として、
「ポリオワクチン」がある。
ポリオはUSAで最初にポリオワクチンが利用可能になる前、1955年には年間15,000症例の麻痺性疾患が発症し、多くの生存者に一生身体障害が残った。
1985年に経口のポリオワクチン(OPV)が不活化ポリオワクチン(IPV)に変更になった。
OPVを受けた250万人に一人が、ワクチン種が神経毒性に変化したり、免疫異常のある人に麻痺性ポリオが稀ではあるが発症した症例の観察に基づいている。
IPVに変更後は予防の程度はOPVと同程度で、副反応のリスクは少ない。
1979年以降、USAではポリオは発症していないが、IPVの定期予防接種は推奨されている。なぜならまだポリオの発生している国からの旅行者によりウイルスが入り込むことを考慮している。

ワクチンは完全に安全でもいつも疾患の予防に有効ではないので、ワクチンの相対的な有効性とリスクに関して、誤解してしまう人達がいる。安全に関する結論は人により異なる。自分自身や子供に起こる副反応に注目して、あまり社会的利益に関心がない。利益とリスクの評価はいつも容易とは限らない。諮問機関の展望は患者や両親の考えと一致しない。
[ワクチンの認可と緊急使用の認可]

CBER(the center for biologics evaluation and research)はFDAの支部で、USAのクチンの開発や認可にたずさわっている。通常の方法で認可には数年を要する。Secretary of Health and Human Services(保健社会福祉長官)が非常事態と宣言したりしたような状況では、FDAが実験的なワクチンを通常な方法とは別のルートで認可をする。

COVID-19ワクチンはSARS-COV-2の予防のために、最初の以前認可されていないワクチンだった。通常の方法よりも早く検閲されたが、安全性に関して注意深くされた。開発時間を短縮するために、連邦政府の資金が投入され、ワクチン製造施設は治験の結果が出る前に建設された。
2020年1月31日に保健社会福祉長官がCOVID-19に関して公衆衛生非常事態と宣言した。

[学校でのワクチン接種の要件]

ほとんどの認可されたワクチンは人から人へ伝播する感染症の予防のためにあり、ワクチン接種は接種を受けた人の保護だけでなく、社会の保護(集団免疫)にも役立つ。

「集団免疫により利益を受ける人々」
ワクチン接種するには若い子供や幼児、妊婦、ワクチンによる免疫が弱まった人、免疫が得られないような免疫抑制状態の人、十分な免疫反応がないような高齢者、ワクチン接種を受けることができない人、たまたままだワクチン接種を受けていない人

ウイキペディアより「集団接種」

1985年最初のワクチン接種は学校での天然痘の伝播を予防するためであった。
1905年米国最高裁判所が学生にワクチン接種を強制する州の権利を支持した。
いくつかの人やグループは宗教上や信条として学校でのワクチン接種要件を反対する。しかし、憲法上ワクチン接種免除の権利はない。
2022年1月、全ての州が医学的理由の免除を認め、44州が宗教上の免除、11州が信条的免除を認めている。州法ではワクチンにより予防可能な疾患の発生時にワクチン接種をしていない学生の出席を排除する権利を認めている。

出生時の平均寿命は集団の健康状態の目安の一つとなっている。
2020年、USAの平均寿命は77.3歳で、SARS-CoV-2感染により2019年(77.8歳)よりも1.5年減少している。SARS-CoV-2感染は2020年と2021年のUSAの死因の第3位となった。

献立 544kcal (6.8単位) 
白飯 精白米
鯛の淡鍋 鯛、牡蠣、白菜、長ネギ、にんじん、春菊、豆腐、生しいたけ、えのきたけ
カットわかめ、だし汁、薄口しょうゆ、酒
大根ステーキ 大根、青じそ、薄力粉、サラダ油、ポン酢、酒
ほうれん草の変わり白和え ほうれん草、にんじん、くるみ、カッテージチーズ
白ごま、白和え、砂糖
季節の果物 りんご