2018年と2019年にサンチィアゴ巡礼の第1弾と第2弾以来、コロナの影響で今年4年ぶりに第3弾を再開しました。4月23日(日)は岩国空港から羽田を経由し、午後10時10分発のエアフランスでパリへ向けて出発しました。
2018年、サンチィアゴ巡礼第1弾として、フランスのスペインとの国境近くにあるサンジャンピエドボーからスペインのエステージョまで120キロを遍路しました。2019年の第2弾は、スペインのエステージャからビジャフランカ モンテスデオカまで135キロを遍路しました。日本との往復の航空券だけ手配し、宿泊は行き当たりばったりで遍路宿(アルベルゲ)を探して、最終目的地サンチィアゴコンポステーラ(SCP)を目指して進みます。荷物はバックパックに詰めて背負って移動するので、なるべく荷物の重量と容量を少なくできるようにします。この3年間のコロナの影響で飛行機の便数が減り、また昨年からのウクライナの戦争の影響だと思いますが、ソ連の上空を飛ばないようになり、これまで行きが12時間かかっていたのが、15時間と長いフライトとなっていました。飛行機の出発時間も色々変更になり、今年は4月23日(日)の夜に羽田を出発し、5月4日(木)に羽田に戻り、岩国まで帰れないため、一泊して、翌日5月5日(金)に柳井に戻ってくる予定となりました。今年は、前回の到着地点、ビジャフランカからスタートします。
4月23日(日)日本時間
今日は月一回の日曜診療の日、午前中診療をして、今月最後の診療となり、午後3時過ぎまでレセプトチェックをして、残っている事務員に見送られて、岩国空港に向けて出発しました。サンチアゴ巡礼のスタートです。
羽田行きは午後5時40分発で、いつものようにエアフランスで、パリ経由でマドリードに向かいます。昨日事前にオンラインでチェックインをしていたので、順調に進み、手荷物はマドリードまで運ばれ、機内持ち込みの荷物だけなので移動が楽になりました。予定は羽田空港に午後7時15分着で、パリ行きが午後10時10発で、搭乗開始が午後9時25分、3時間の乗り継ぎ時間が羽田であります。しかし羽田が混雑しているため、岩国からの出発が30分遅れることになりました。羽田でユーロに両替して、旅行保険にも加入する手続きをしなくてはならず、出国のためのセキュリティチェックなどを考えると、時間がタイトになってきました。
羽田に着いて、国際線ターミナルにバスで移動。出発ロビーは、昨年12月のホノルルマラソンの時に比べると、YOUを含めて人がめちゃくちゃ多く、ゴールデンウイーク前ですが、日本人もあふれていました。事前にオンラインチェックインをしておいて良かったです。セキュリティも長い列になっていました。両替も保険の加入も順調にいき、午後9時過ぎに出発ロビーに到着しました。しかし、搭乗開始が9時25分なので、あまりゆっくりする時間がありません。機内食がでるのは分かっていましたが、午後0時に昼食を食べて以来、何も食べていないので、自動販売機でおむすびを1個買って食べました。
今年で3回目のサンチアゴ巡礼、羽田を夜出発するエアフランスでバリへ向かいます。2018年はエコノミーで往復、帰りの到着が遅い時間帯だったこともありますが、巡礼で歩いて、エコノミーで座った状態で睡眠も十分とれず、深夜に柳井に戻り、翌日は通常診療開始で大変でした。そこで2019年は、行きがエコノミー、帰りは値段の安い日のビジネスにし、柳井に早く着く日程にして前年度よりは大変楽でした。その後はコロナの影響で、毎年予約してはキャンセルをしていました。今年の飛行機も昨年5月頃に予約していました。行きはエコノミー、帰りは安くなっている日のビジネスにしました。しかし、昨年はさらにウクライナとロシアの戦争が起こり、ロシア上空を飛行機が飛べないため、またキャンセルかなとも思っていました。昨年、秋から予定の飛行機がキャンセルになって、他の時間帯の便への変更が何度かあり、飛行時間も12時間が15時間に延びていました。それに併せて、国内線の岩国・羽田間の便の変更を繰り返していました。そんなこんなで、今年になって、行きの運賃は帰りに比べるとすごく高いですが、ここ3年間行けなかった分の費用を考え、エコノミーをビジネスに変更しました。そうすると、羽田でラウンジが使用できますが、今回時間が無く利用できず残念でした。
予定通り、午後9時25分から搭乗開始、ビジネスだから先に搭乗します。席は前後左右と広々として、フルフラットになるので、熟睡できそうです。午後10時10分の離陸までの時間も飲み物が出て、ゆったりと過ごせました。前にファーストクラスの席が4つあり、さらに広々していました。乗っている人がいました。
午後11時から飲み物、スナック、前菜、メインの食事が始まりました。鶏胸肉のソテーにしました。エコノミーと違い皿や器もプラスティックではなく、ガラスのコップで陶器となっています。どれもおいしくいただきました。食事も終わり、歯を磨いて、座席をフラットにして、午前1時半就寝。ここ1週間、書類の作成提出と旅行の準備で、夜が遅くなり寝不足だったので、よく寝れました。午前6時過ぎに起床、途中目が覚めることもなく、熟睡でした。エコノミーだと背中を丸めて体位をかえながらの、うたた寝ですが、移動の疲れがほとんどありません。現地時間は、日本時間から7を引いた前日の午後11時頃ですが、体はまだ日本時間で、朝の感覚です。まわりはまだみんな就寝中で暗いままです。今回もスケッチブックを持ってきたので、1日1枚はスケッチする予定です。座席のスケッチをすることにしました。集中できて、暇つぶしにはいいかもしれません。1時間くらい描いて、水彩画鉛筆で色を付けてみました。
そのあとは携帯用のワープロで昨日からの記事を書きました。飛行ルートはロシア上空を通らず、北極海からグリーンランドに上を飛んでいました。やはり時間が余分にかかるはずです。ノートブックPCも持ってきて、PCは帰国前に泊まるマドリードのホテルに預けて、前日のホテルや帰りの機内で、サンチアゴ巡礼の記事を書くことにしていました。機内にも無料WiFiはありましたが、lineなどに対応するだけで、メールやサファリのブラウザーには対応していませんでした。そのため出発からの記事は携帯用のワープロで書いてあとで、アップすることになりました。
午前10時45分から朝食。マッシュルームのオムレツ、クロワッサン、ヨーグルト、フルーツ、オレンジジュース、コーヒー。エアフランスなので、CAもフランス語で「ムッシュ」「シルブプレ」「ボナペティ」の単語がよく出てきました。日本時間午前12時45分(現地時間午前5時45分)予定通り着陸しました。