ウェルネスクリニック

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内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
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2023.04.25

スペイン・サンチィアゴ巡礼2023(第3弾ー3)

4月25日(火)現地時間(日本時間から7を引く)
巡礼初日はビジャフランカからアタプエルカまで、18.2キロ歩きました。

時差の影響もあり、午前4時半起床、暗い部屋の中、ヘッドライドを小さくつけて、音がなるべくしないように、寝袋と荷物を持って食堂で整理をしました。午前5時を過ぎると、少しずつ人が出てきて、出発の準備や食事をしたりしていました。

午前7時からカフェテリアで朝食、ボカディージョ、トルティージャ、カフェラテ、二人で12.5ユーロ。午前8時アルベルゲをスタート。

アルベルゲのカフェテリアの朝食
巡礼初日のスタート

天候は晴れ、気温も寒くなく、巡礼日よりです。久しぶりの巡礼、今日は標高差300mの上り坂から始まります。初日なので、無理をせず、ゆっくり体を慣らしていきます。今日はここまで行くという予定はなく、時間と体力をみて決めます。シャワーを浴びて、洗濯をして、衣類が乾くことを考えないと行けないので、午後2時くらいまでになりそうです。出発してすぐの所の標識にサンチアゴまで544.4キロの表示がありました。12キロ先のサンフアン デ オルテガまでは町もバルもないので、第一目標はそこを目指していきます。

サンチアゴまで544.4キロ


桜の花

林の中の道で、鳥の鳴き声と風の音くらいしか聞こえません。風力発電の風車が立っており、建設のため一部道が幅広くなっていました。途中桜の木が植えてあり、葉桜にはなっていますが、半分くらい花が咲いていました。誰か日本人が植えたのでしょうか?

午前10時、歩き始めて2時間、6.6キロ地点、パラソルとテーブル、音楽が流れ、トーテムポールがたち、屋台がでていました。リンゴとコーヒーをいただきました。イチゴを一粒サービスでいただきました。値段はドネーションということで、5ユーロ払いました。イスとテーブルも作ってあり、いい休憩となりました。

途中のオアシス

午前11時35分、第一目標のサンファン デ オルテガに到着しました。教会とアルベルゲと併設されたバルがあるだけで山の中にあり、民家はありません。ここで、休憩と昼ご飯を兼ねて、ボカディージョとカフェラテをいただきました。二人で4ユーロ75セントでした。その後アッヘスという町を通り過ぎ、午後2時アタプエルカに着きました。

サンファン デ オルテガ
昼食のボカディージョ

次の町は6キロ先なので、今日はここまでにして、アルベルゲ(El Peregrino)に宿泊することにしました。素泊まりで一人11ユーロでした。一部屋に2段ベッド一つに1段ベッドが3つあり、窓側の1段ベッドを利用することにしました。その後台湾からとフランスからの女性が来て、男性は自分一人でした。

アタプエルカのアルベルゲ

まずはシャワーを浴びてさっぱりして、予備の服がないので洗濯。洗濯機があり、洗濯して乾かします。まだ日も高く、日差しも強いので、乾きそうです。洗濯バサミはあらかじめ持ってきましたが、足りないので、もともと洗濯ひもに付いていたのも使い干すことが出来ました。小さな町ですが、80万年前の人類の骨が見つかった場所と町の案内板にありました。どんな小さな町にも教会があり、小高い丘の上に古い教会があり、時間ごとに鐘が鳴っていました。外から見た分には人気は感じられませんでしたが、誰かが住んで、礼拝も週末にやっているのでしょう。街を一回りしてみることにしました。バルが一軒あり、カフェオレを飲んで休憩しました。通りかかったシャッターの降りた建物の前で数人が立っており、ちょうど5時からオープンとあり、何の店か見ていると、食料品店でした。中に入ってみるとフルーツやジャガイモ、トマト、飲み物やパスタを売っており、巡礼をしているような人が多く買い求めていました。明日の朝食用にフルーツ、ヨーグルト、トマトを購入しました。一日3回、2時間程度オープンするようです。たまたまですが、ラッキーでした。アルベルゲに帰ると、掲示板に夕食の場所と一緒に食料品店のことも書いてありました。WiFiはアルベルゲにはなく、メールの送受信は出来ませんでした。洗濯物は大分乾いていました。

別のアルベルゲのレストランで夕食

夕食のレストランは午後7時からで、時間があり庭からアルベルゲの建物をスケッチすることにしました。描いていると、カナダから来たという女性と少し話しをしました。洗濯物も乾き、2日分の衣類の予備が出来ました。
午後7時夕食をするため、近くのバルに併設されたレストランに行き、遍路メニューで一皿目、二皿目、デザートと選び、飲み物は赤ワインと水という定番でした。四国の遍路だと、お寺で般若心境を唱えて、納経帳に朱印を押してもらうのが一つの区切りです。キリスト教の巡礼で、たまにミサのある教会ありますが、アルベルゲに付いたときに押してもらうクレデンシャルが巡礼の証になっています。午後9時まだ外は明るいですが、明日は午前7時出発にすることにしました。カーテンを締めて、消灯。 
今日は18.2キロでした。