ウェルネスクリニック

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内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
〒742-0021 山口県柳井市柳井1547-1
2023.10.05

クリメシ(まかないー228「鮭のワイン蒸し」)

平成26年3月より月2回「まかない」を始めました。NHKの「サラメシ」を真似て、「クリメシ」と名付けました。令和5年10月5日(木)は「鮭のワイン蒸し」で、11名が参加しました。3分間スピーチは大久保院長。

今回のまかないは、過去の献立から「鮭のワイン蒸し」にしました。
”もち麦ごはん”は、洗った米ともち麦を入れて炊きました。
”鮭のワイン蒸し”は、鮭に塩、こしょうをして少しおいておきます。パプリカとキャベツは少し太めのせん切り、玉ねぎは薄切りにし、きくらげは水でもどしておきます。アルミホイルに玉ねぎをしき、鮭を置き、キャベツとパプリカをのせて包みます。200℃に予熱したオーブンで15分焼き、さらに220℃で7分焼きました。最後にパセリが手に入らなかったので、スプラウトを飾りました。

”白菜のクリーム煮”は、白菜は1㎝幅に切り、人参は短冊切り、小松菜は2㎝長さに切ります。しめじは小房に分け、豚肉は食べやすい大きさに切ります。フライパンに油を熱し豚肉を炒め、硬いものから順に入れて火が通るまで炒めます。コンソメと牛乳を加えてひと煮立ちさせ、コーンスターチの水溶きでとろみをつけて器に盛ります。
”ひじきの甘酢漬け”は、きゅうりはせん切りにして塩もみし、ひじきは水でもどします。干しえびはぬるま湯でもどしておき、もどし汁はとっておきます。鍋にひじきと干しえびのもどし汁をひたひたに入れて煮立て、酒と醤油を加えて10分煮たら、汁気を切って冷ましておきます。切り干し大根は水でもどし、食べやすい長さに切ってサッとゆでて冷ましておきます。水気を切った具材を調味料で和えて器に盛ります。
”すまし汁”は、今回の献立にはなかったのですが残っている材料で作りました。人参は短冊切りにして、しめじは小房にわけます。鍋に水といりこだしを入れて沸騰したら、野菜を加えて柔らかくなるまで煮ます。薄口しょうゆで味を整え器に盛ります。レンジで加熱して食べやすい大きさに切った小松菜とせん切りにしたゆずを飾りました。
”さつまいものオレンジ煮”は、さつまいもは皮をつけたまま厚さ5㎜の輪切りにし、水にさらします。りんごは皮をむき一口大に切り、みかんは皮をむいて輪切りにします。鍋にさつまいもとりんごを入れて火にかけ、やわらかくなるまで煮ます。みかんをのせて少し煮て、甘さが足りなければ砂糖を加えて調節します。

まかないアンケート(計11名)
1.鮭を使った料理は何が好きですか? 塩焼き:4名、バター焼き:5名、ホイル焼き:9名、照り焼き:1名、その他:クリーム煮、鮭寿司、ムニエル、鮭の入ったグラタン
2.腹何分 腹8分:1名、腹9分:1名、満腹:9名
3.今日のまかない、星いくつ 全員星3つ
4.感想:鮭がふっくらしていておいしかったです。ホイル焼きにすると野菜も一緒に摂れていいですね!
白菜のクリーム煮は、やさしい味でこれからの季節にいいなと思いました。家でも作ってみます。具沢山でおいしかったです。
ひじきの甘酢漬けがおいしかったです。ひじきといえば、煮物にすることが多いのですが変わってよかったです。乾物を使っての甘酢漬けは野菜がないときのメニューにいいですね。干しえびがもう少しやわらかいといいと思います。
さつまいものオレンジ煮は、さっぱりしてよかったです。甘さがちょうどよかったです。

3分間スピーチ(要旨)「モルドバの紹介」大久保院長

今回、「モルドバの紹介」を発表するきっかけは今年5月に行ったサンチアゴ巡礼で、サンアントン修道院跡のアルベルゲで出会ったモルドバからきた母親と息子の親子と出会ったことです。

NHK BSプレミアム「聖なる巡礼路を行く〜カミーノ・デ・サンチアゴ〜」が2020年5月から6月に3部に分かれて放送され、今回行く巡礼路も取り上げられていました。ビデオに録画していたので、出発前にもう一度見ました。「サンアントン」のアルベルゲが電気もなく、水とプロパンガスのみで、一日12名のみ宿泊可能とあり、今回の巡礼で是非泊まりたい所で、そこに泊まれるような日程を考えていました。その日は前の宿泊地のアルベルゲを午前8時半に出発し、5.7キロ地点、午前10時20分にサンアントンに到着しました。今日はここまでとして、スケッチをしたりして、のんびりと時間を過ごしました。
午後6時前から、みんなで食事の準備をし、電気がないので、外のテーブルで夕食となりました。食事はサラダとパスタで、買い物に行った人がデザートにロールケーキを買ってきていました。日本から持ってきた、関西風お好み焼きも作り、一緒に食べました。実際の泊まってみて、通常のアルベルゲとは違った楽しさがありました。

サンアントン修道院跡
2段ベッドが6台。電気はなく、天窓が唯一の明かり

午後8時ごろ、薄暗くなって、モルドバからの親子が到着し、食べるものもなく、サラダだけを盛り付けて食べていました。息子さんの方が日本に興味があり、サッカーのW杯で日本のサポーターが試合の後、観客席をキレイに掃除していたことに感心していました。日本の賃金についての質問などもありました。そこで最近モルドバ出身の作家の本が日本語に訳されたこと、あまり厚い本でもなく、ソ連(モルドバ)のことが書いてあるので、読んでみることを勧めていました。翌日の朝食を一緒に食べて、日本から持ってきた柿の種とスナックの小袋をあげ、一緒に写真を撮って別れました。その日は道中で何度か会いました。

夕食は外で一緒に
モルドバからの親子と一緒に

帰国して、彼の勧めていた本をアマゾンで購入し、読んでみました。そこで今回、モルドバのことを紹介してすることにしました。後になって気がついたのですが、「モルドバワインはいかがですか」という商業メールが時々届いているのに気がつき、それまでモルドバの国のこととは思わず、どこかの都市と思っていました。

モルドバは
ウクライナとルーマニアに挟まれ、永世中立国で、NATOには加盟していません。
息子さんの話では、国内の一部にロシアの領土の地区があり、ウクライナの戦争は他人事ではないといっていました。
人口400万(横浜;370万人)、面積は中国地方と同じくらい、首都がキシナウ、公用語はルーマニア語、年平均気温は9.5〜11.0度、主要産業は農業。

彼が勧めてくれた本「ぼくはソ連生まれ」の作者はヴァシレ・エルヌ、1971年生まれ(現在52歳)、ソ連(現在のモルドバ)で少年時代を過ごし、ソ連での日々の生活や社会状況について書き綴ったエッセイ集です。
2006年出版され、2022年8月、日本語に翻訳出版されました。
ソ連時代の生活のこと、40数項目を1項目2〜3ページと短く感想や意見が書いてあり、一気に読まなくても良いので、読みやすくなっていました。その項目の一つを紹介すると
「コムナルカ(共同住宅)」は
・10月革命の時に私有地の居住空間を再分割され、国民に分配(一人当たり10㎡)することをレーニンが布令した。
・住居は個室と共用スペースからなる。
・個室は住人の私的空間
・共用スペースは玄関、廊下、トイレ、洗面所、台所、浴室。
・ブルジョア地主の大邸宅が再分配された。
・1970年台くらいから、ワンルームや2〜3部屋のアパートの建築が始まった。

という様なことが書いてありました。

ソ連と言っても、共産主義ということくらいしか知らず、実際の生活は知らなかったので、参考になりました。
モルドバワインも飲んでみたくなりましたが、商業メールの案内は、今流行りの詐欺だったりすると困るのでやめておこうと思います。

献立 512kcal (6.4単位)
もち麦ご飯 精白米、もち麦
鮭のワイン蒸し 鮭、塩、こしょう、赤パプリカ、玉ねぎ、キャベツ、きくらげ、スプラウト
白菜のクリーム煮 白菜、人参、小松菜、しめじ、豚もも肉、油、コンソメ、牛乳、塩、こしょう、コーンスターチ
ひじきの甘酢漬け 干しえび、ひじき、酒、しょうゆ、切り干し大根、きゅうり、酢、砂糖、パルスイート、塩
すまし汁 人参、しめじ、小松菜、ゆず、いりこだし、薄口しょうゆ
さつまいものオレンジ煮 さつまいも、りんご、みかん、砂糖