平成29年6月16日(金)の調理実習で「ピーマンの肉詰めとレモンかん」を作りました。参加者は5名でした。
10時から木村栄養士による献立の説明とお話がありました。前回の調理実習のときに、「傘をさして長靴をはいて散歩すると負荷がかけられる」と話してくださったかたがいました。今回の参加者の方では、「カッパを着て激しい運動をする。そのことで代謝がよくなって体重が減った」という方がおられました。このように梅雨の時期でも工夫して運動をしている人は、前回お会いしたときよりも目に見えて変わっておられました。梅雨に負けないようにしたいですね。
そして、今日の献立は夏バテ対策です。夏バテ対策に必要な栄養素がしっかり取れる献立になっています。
10時半ごろから調理を開始しました。まずは「しそごはん」からです。しそは塩で灰汁を抜き、千切りにしたものを温かいご飯に混ぜます。この献立では1膳に対して5枚のしそを使います。その後、ごまを混ぜ込みます。
次に「ピーマンの肉詰め」です。豚挽き肉を粘りが出るまでこね、そこにみじん切りした人参、玉ねぎを加えます。ピーマンは縦半分に切り、ひき肉だねを入れる。フライパンに油をしき、肉の部分のみ焼き目をつけたら、180度に予熱したオーブンで8分焼きます。付け合せにはせんぎりしたキャベツとにんじんを盛り付けます。この料理で使用する豚肉は、「ビタミンB1」という、糖をエネルギーに変える栄養素が牛肉の10倍も入っています。
「茹で大豆とひじきの辛子マヨネーズ和え」は、芽ひじきをもどして水気を切ったものに、輪切りにして塩もみしたきゅうりを加え、マヨネーズと練りがらしで合えるだけです。この料理は簡単なのにビタミン、ミネラルがたっぷり入っています。
「ミニトマトと小松菜のスープ」では、鍋に水とコンソメを入れ、ざく切りにした小松菜と、輪切りにしたミニトマトを入れて煮立てるだけです。味付けはコンソメとこしょうのみですが、小松菜からだしが出るので、あまり味付けはいりません。
最後に「レモンかん」です。鍋に水と粉寒天を入れてしっかり煮立て、混ぜながら2分加熱して煮溶かし、レモン汁を加えます。熱いうちに器に流しいれて固めます。固まったらところてんつきで細くし、器に盛り付け、その上にオレンジの薄皮を除いたものを飾り、コンデンスミルクを食べる直前に添えます。
完成し、12時ごろから食べ始めました。今回作った「茹で大豆とひじきの辛子マヨネーズ和え」は、食材を和えるだけのシンプルなものですが、栄養もしっかり入っているので、「家で早速作ってみたい」という声が聞かれました。
集合写真を撮り、また次9月にお会いすることを約束し、13時過ぎに終了しました。
献立(536kcal)
しそごはん:ご飯、しそ、ごま、食塩
ピーマンの肉詰め:ぶたのひき肉、ピーマン、にんじん、玉ねぎ、パン粉、卵、ウスターソース、ケチャップ
付け合せ:サニーレタス、キャベツ、にんじん
茹でひじきの辛子マヨネーズ和え:ほしひじき、きゅうり、大豆の水煮、マヨネーズ
ミニトマトと小松菜のスープ:ミニトマト、小松菜、コンソメ、こしょう
レモンかんのオレンジ&練乳添え:水、粉寒天、レモン汁、オレンジ、コンデンスミルク