例年、クリニックの駐車場の一角に植えた白い彼岸花が秋分の日(彼岸)の頃に咲きますが、今年は遅く咲きました。
患者さんから頂い白い彼岸花が、例年秋分の日(彼岸)頃には急に茎が地面から出て来て満開になって、患者さんは亡くなりましたが、花が咲くと思いします。今年の秋分の日は令和4年9月23日(金)で、9月14日(水)にそろそろ芽が出ているかと、いつもの駐車場の一角を見ると、1本だけつぼみをつけて茎が伸びていました。他に芽は出ていませんでした。今年は1本だけ?台風14号が接近し、9月17日(土)に見てみると少しつぼみが開いてきていました。
9月18日(日)19日(月)と九州、山口を台風14号が通過し、9月20日(火)朝クリニックに着いてみると、唯一の茎が倒れていました。ただ、他に新しく少し芽が出ていました。芽は1日5cmくらいのスピードで伸びていきました。
9月22日(木)に支柱を立てて、台風で倒れた茎を起こして固定しました。新しい茎からもツボミが開き始め、9月26日(月)には花が咲き始めました。一つのツボミの中に6個の花びらが開いていました。「彼岸明け」に咲くことができました。
ちなみに
彼岸(ひがん)とは?
日本の雑節の一つで、春分・秋分を中日(ちゅうにち)とし、前後各3日を合わせた各7日間(1年で計14日間)である。この期間に行う仏事を彼岸会(ひがんえ)と呼ぶ。最初の日を「彼岸の入り」、最後の日を「彼岸明け」と呼ぶ。今年だと、9月23日が中日、20日が入りで、26日が明けになります。俗に、中日に先祖に感謝し、残る6日は、悟りの境地に達するのに必要な6つの徳目「六波羅蜜」を1日に1つずつ修める日とされている。
お盆とお彼岸の違いとは?
お盆は新暦の8月15日を中心として行われる、ご先祖様の霊を迎え入れる行事です。 お彼岸は、三途の川を挟んで、彼岸(ご先祖様のいる世界)と此岸(しがん、私たちが生きている世界)が近づくとされる春分の日、秋分の日を中日とした7日間に行われる行事です。ご先祖様への日頃の感謝の気持ちを込めてご供養を行う行事を指します。