平成26年3月より月2回「まかない」を始めました。NHKの「サラメシ」を真似て、「クリメシ」と名付けました。令和4年11月10日（木）は「鯛の幽庵焼き」で、12名が参加しました。3分間スピーチは河野事務員。

今回のまかないは、勉強のために白ご飯をお釜で炊いてみることにしました。そこで白米に合う「鯛の幽庵焼き」にしました。
“ごはん”は、お米を計量して30分浸水させ、ザルに上げてからまた計量してお釜にお米を入れます。今回は、北海道で開発された”ゆめぴりか”というお米を使いました。ちなみに「ピリカ」とはアイヌ語で美しいとか可愛いという意味があります。新米ということで、水の量を重量の1.1倍で炊いてみました。11時30分に火を入れて20分ほどで火は消えていました。12時過ぎに食べ始めたので、ちょうど約15分蒸らした状態で食べることができました。炊き加減はおこげが付かない程度で、しっかりお米の味を感じられて良かったと思いました。

しかし木村栄養士によると”ゆめぴりか”の味を引き出すにはもう少し水加減を減らして、おこげが付くように炊き上げるのがベストだったようです。次回は水の量を調整したいと思います。米の重量に対して同量の水でも良かったかもしれません。
“鯛の幽庵焼き”は調味料を合わせ、鯛の切り身を30分浸けておきます。ほうれん草は茹でて3cm長さに切り、ネギは白髪ねぎにします。鯛を200℃のオーブンで12分焼きました。それぞれ器に盛ります。“酢の物”は、カブは薄切りにし塩をして、水を切ります。人参は桔梗に抜いて薄切りします。柚子皮を薄く千切りにします。酢、パルスイートと赤唐辛子を合せ和えて盛りつけます。
“きのこのバター蒸し”は、椎茸、マッシュルーム、たまねぎをスライスします。しめじは小房に分け、えのきは1/2長さに切ってほぐしておきます。人参は薄く短冊に切って下茹でします。アルミホイルに包んで塩コショウで調味しバターを加えます。200℃で15分オーブンで加熱します。
“すまし汁”はかつお昆布で出汁をとって、人参、長ねぎ、三つ葉を加えます。火が通ったら生麩を加えてひと煮立ちさせ、器に注ぎます。今回は季節の生麩が”赤紅葉”だったので、紅葉の色で季節感が出るすまし汁になりました。
“ラフランス”は、1人1/4個を食べやすい大きさに切って盛りつけます。

まかないアンケート（計12名）
1.ご飯の固さはどうですか？　固い：0名、少し固い：1名、ちょうどいい：9名、少し柔らかい：2名、柔らかい0名
2.腹何分　腹8分：1名、腹9分：2名、満腹：12名
3.今日のまかない、星いくつ：全員星3つ
4.感想：秋らしい、素敵な献立でした。
ご飯に少しおこげが出来ていてよかったです。炊きたてのご飯、おいしかったです。お米がつやつやして甘く、ごはんと漬物だけでも十分なくらいです。炊き立てのご飯と漬物最高！ゆめぴりか、初めて食べました。
ご飯はゆめぴりか(新米)なので、水加減もう少し減らすべきでした。おこげが出来ず残念！30分浸けた後は同量の水で良かった。
鯛が厚くてびっくりしました。鯛がかたくならず焼けているのが良いです。家では焼きすぎるのか、かたくなってしまいます。鯛はふわふわとして美味しかったです。
きのこのバター蒸し、バターの風味が良かったです。アルミホイルで包んで焼くのもいいですね。作ってみたいと思います。
かぶの酢の物、さっぱりして箸休めに丁度いいですね。
ラフランス美味しかったです！
美味しくてボリュームもあって言う事なし！！です。

3分間スピーチ（要旨）「御朱印」　河野事務員

御朱印を、どなたか集められている方はいらっしゃいますか？
私が初めて御朱印をいただいたのが、新天皇御即位の(2019)令和元年五月一日です。この日はわざわざ頂きに行きましたが、私の場合、御朱印集めに行っている訳ではなく参拝したのでいただいておこうかなぁ、御朱印帳も持ち歩いていないので紙でいただいて帰って貼りつける、といった感じです。
もともと御朱印は、お寺に写経を納めた証明書がわりに頂くもので時代が移るにつれ簡略化され、お経を納めなくても参拝の証としていただけるようになり、この習慣がお寺だけでなく神社にもひろまったそうです。

ブームになったきっかけは2014年に朝の情報番組で”御朱印ガール”の特集が紹介されたことから注目が集まるようになり知名度が一気に広まったと言われています。2013年には20年に一度の「伊勢神宮の式年遷宮」と60年に一度の「出雲大社の大遷宮」が重なり、神社やパワースポットについての特集が多く放送されていて、この時に芸能人が御朱印を集めていることも放送され、それを真似て集める人もいたようです。この2013年、伊勢神宮へ私も参拝に行きましたが、御朱印に関しては全く知りませんでした。
御朱印帳も和柄や花柄、キャラクターが描かれているもの、かわいいデザインの御朱印帳など様々なものが販売されていますし、御朱印も決まった形がなく、それぞれの神社やお寺によって違い、一ヶ所で2～3種類あったりもします。御朱印をいただく際の料金は300円～500円程度を納めるのが多く、私がいった中には、お気持ちを納めるという意味で”ご自身のお気持ちで”いう場所もあった記憶です。
御朱印帳を見返せば、参拝した場所や日付も記載されているので、記憶をたどれ、より思い出すきっかけにもなるなぁと思いました。
近場でもいただける場所は沢山ありそうですし今回せっかく引出からだしたのでこれを機にもう少し集めてみるのもいいかなと思っています。

献立　6.4単位（512kcal）
ごはん　精白米
鯛の幽庵焼き　鯛、醤油、みりん、根深ネギ、ほうれん草、ミニトマト
酢の物　かぶ、人参、柚子皮、酢、パルスイート、鷹の爪
きのこのバター蒸し　椎茸、しめじ、マッシュルーム、えのきたけ、たまねぎ、バター、塩、こしょう
すまし汁　長ねぎ、三つ葉、人参、薄口醤油
果物　ラフランス