平成26年3月より月2回程度昼の「まかない」を始めました。NHKの「サラメシ」という番組を真似て、「クリメシ」と名付けました。 平成29年8月3日(木)のまかないは「豚肉の照り焼き」で、11名が参加しました。3分間スピーチは木村栄養士。
今回の献立である「豚肉の生姜焼き」は、初回シリーズの献立で、調理の基本がたくさん詰まっています。
作り方です。「豚肉の生姜焼き」は、豚肉の筋切りをし、小麦粉を両面にふりかけます。こうすることでタレが絡みやすくなります。次に、酒、みりん、醤油、しょうが汁を合わせてタレを作ります。熱したフライパンで豚肉を焼き、周囲が白っぽくなったらひっくり返し、焼き色がつくまで焼く。この時に出た余分な油はきれいにふき取ります。そこに混ぜていたタレを回しかけ、煮詰めていきます。お皿に盛り、付け合せのレタス、せん切りにしたキャベツ、ミニトマトと盛り付けます。「炊き合わせ」は、焼き豆腐は角切りにし、じゃがいもは皮と芽をとって1口大に、にんじんは乱切りにし、しいたけは軸をとってかさに十字の切込みを入れる。さやえんどうはすじを取って塩ゆでする。だし汁にさやえんどう以外の材料を入れ、やわらかくなるまで煮たら、醤油を入れて煮含める。
「酢の物」は、きゅうりを薄切りにして塩をし、水気を切る。わかめは水でもどし、みょうがはせん切りにする。だし汁と酢を合わせ、きゅうりとわかめを和えます。
「澄まし汁」では、しめじの石づきをとって小房にわける。えのきも石づきをとって半分の長さに切る。だし汁にしめじとえのきを入れて煮立て、生麩を加えてもう少し煮立たせる。しょうゆで調味し、洗った三つ葉を盛りつける。
そして、来週は大久保事務員の誕生日のため、デザートはサプライズでのケーキを用意しました。
3分間スピーチ(要旨):「御煎茶を頂く」木村栄養士
煎茶道は、茶道の一種です。『茶道』というと抹茶を点てるイメージが強いですが、実は抹茶道と煎茶道という2つの道が存在しています。茶道の世界では形式化が先行していったことから、形にとらわれず会話とお茶を楽しむ文化として、煎茶道が江戸時代の中期から流行していったようです。私、お抹茶道もたしなみ幼少から只今まで楽しんでいます。お煎茶は先輩にすすめられてはじめまして、15年近くなります。どちらが良いかはそれぞれの良さがあり、難しいです。気楽にお茶の味を味わい、道具が可愛らしく、あそび心をゆすられる点ではお煎茶かなと思います。お煎茶をはじめて、お茶のおいしさを知りました。
本当に1煎目は甘く、2煎目は苦く、3煎は渋いです。お菓子はお抹茶では先に頂きますが、お煎茶は1煎を頂いたからです。現在の私、動の趣味はマラソンですが、静は茶道です。走った後ゆっくりくつろいでの味わう御煎茶は格別です。ひとくち口にふくみころがしながらお茶を味わってのむ至福の時です。今日は兄が送ってくれた茶器、鍋島焼、萩焼、高取焼でお煎茶を入れて皆様にお煎茶を飲んでいただき、お茶の味にふれて頂けたら嬉しいです。お茶は宇治で購入したものです。お茶を入れるのは院長がお上手ですのでお点前していただきます。お菓子は奥様が用意してくださいました。これからもマラソン、お抹茶、お煎茶、末永く付き合っていきたいと思っていますのでよろしくお願いします。
まかないアンケート
1.豚肉を焼くときに使う調味料は何ですか;しょうが、みりん、塩コショウ、ポン酢、キムチ、エバラ焼肉のタレ、市販のタレ
2.現在、腹何分ですか;腹8分:2名、腹9分:2名、満腹:7名
3.彩り、盛り付けはいかがでしたか;炊き合わせがもう少しきれいなほうが良い
4.今日のまかない、星いくつですか;2つ:2名 3つ:9名
5.感想
・豚肉はもう少し小さいほうが食べやすい。
・生姜焼きの味がしっかりついていておいしかった。
・炊き合わせがいつもより濃かった。
献立:496kcal(6.2単位)
ごはん:精白米
豚肉の生姜焼き:豚肉、しょうが汁、みりん、しょうゆ、酒
炊き合わせ:焼き豆腐、じゃがいも、にんじん、しいたけ、さやえんどう
酢の物:きゅうり、わかめ、だし汁、みょうが
澄まし汁:生麩、しめじ、えのき、だし汁、三つ葉