これまで

四国八十八ヶ所走って遍路（2010年1月〜2011年8月）

熊野古道；JR紀伊田辺駅〜熊野本宮大社〜高野山（2012年5月〜7月）

自転車で北海道1周（2013年8月〜2017年8月）

を休日を利用して、訪れてきました。

今回の3分間スピーチは四国遍路（世界遺産申請中）や熊野古道（世界遺産）と提携している、同じく世界遺産で「サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼」の紹介をします。

サンティアゴはイエスキリストの弟子のヤコブのスペイン語名で、色んな経緯でヤコブの墓がサンチィアゴ教会で見つかった事より、サンティアゴ・デ・コンポステーラが今話題のキリスト教の三大聖地、エルサレム、ローマとならぶ一つとなりました。サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の道には多くありますが、一番有名なのは、フランス人の道（スペインとの国境にあるサン・ジャン・ピエドポー〜サンティアゴ・デ・コンポステーラ）の800キロの遍路道です。

巡礼者の3種の神器といわれる「ホタテ貝」「ひょうたん」「杖」があります。「ホタテ貝」はサンティアゴ・デ・コンポステーラのあるガリシア地方がホタテ貝の名産地で、巡礼を終えた証拠として持ち帰ったのが段々と巡礼のシンボルとなった。その他にホタテ貝にビーナス誕生にあるような「再生」や巡礼者の魂も「生き返る」ということで「生まれ変わる」という意味があるようです。「ひょうたん」は水を持ち歩くために利用された。杖は体を支えたり、オオカミやならず者から身を守るという意味があります。ちなみに四国の遍路では白衣（びゃくえ）、輪袈裟（わげさ）、金剛杖、菅笠などが遍路を示す服装となっています。道中には方向を示すホタテ貝のシンボルの道標（みちしるべ）「黄色い矢印」があり、それに従っていけばよいようになっています。四国の遍路でも同様の道標があります。

クレデンシャル（巡礼手帳）四国八十八ヶ所の遍路のような納経帳があり、スタンプラリーのようにコースの途中で教会やアルベルゲ（遍路宿）でスタンプをもらう。徒歩ならサンティアゴ・デ・コンポステーラへの最後の100キロ以上を踏破すれば（自転車は200キロ）、巡礼証明書（コンポステーラ）をもらうことが出来ます。

巡礼の一日は

ほぼ出発できるような服装で就寝

起きて、身だしなみと軽い何か食事をとり、午前6時頃出発

途中のバルで朝食、休憩、昼食をとりながら進む。

一日大体20〜25キロを歩いて進む。

午後0〜1頃に目的地に到着、宿泊するアルベルゲ（遍路宿）を捜す。

大部屋に2段ベッドが並んだ所に男女もいっしょに、指定されたベッドで宿泊。

まずはシャワーをあびて、洗濯、休憩

遅い夕食をバルで取り、午後９〜10時就寝。

ベッドのみなので、寝袋を持参し、洗面、シャンプー、手洗いの洗濯のための洗剤なども持参する必要がありますが、重たくなるので必要最低限の物をザックに入れての移動となります。