4月27日（金）現地時間（日本時間から7を引く、日本時間；現地時間に7を足す）

サンチィアゴ巡礼第1弾として、平成30年4月26日（木）から5月6日（日）までフランスのスペインとの国境近くにあるサンジャンピエドボー（SJ）からスペインのエステージャまで120キロを遍路しました。日本との往復の航空券だけ手配し、宿泊は行き当たりばったりで遍路宿（アルベルゲ）を探して、最終目的地サンチィアゴコンポステーラ（SCP）を目指して進むことにしました。

4月27日（金）は現地時間の早朝、午前4時にパリのシャルルドゴール空港、さらに乗り継いでサンジャンピエドポー（SJ）に一番近いバイヨンヌの空港まで行きました。そこから本日の目的地であり、サンチアゴ巡礼の出発地点のSJまで行きました。

バリのシャルルドゴール空港には日本時間で4月27日（金）午前11時半、現地時間で4月27日午前4時半に到着。手荷物は岩国からバイヨンヌの空港まで運ばれるので、機内持ち込みの荷物だけで、身軽に移動が出来ました。

入国審査をして、午前5時45分、国内線のターミナルへバスで移動し、午前7時50分の出発まで、待合室でHP用の記事を書いて時間を過ごしました。外はまだ夜が明けず真っ暗です。午前8時に飛行機は出発、バイヨンヌには午前9時半に到着。タクシーに乗り、SJ行きの電車に乗るため駅まで行く予定でしたが、タクシーの運転手が「今日はストライキで電車は運休している。」とのことで、このままタクシーでSJまで行くことにしました。時間にして約1時間、値段はチップを入れて150ユーロかかりました。その代わり早く着いて、インフォーメーションセンターに寄って、巡礼事務所を教えてもらい、街の地図をもらいました。まずは事務所に行って、クレデンシャル（巡礼証明書）を発行してもらい、それにスタンプを押してもらい、明日の日程の地図と間違いやすいポイントの説明、アルベルゲの場所と午後2時から宿の受付が始まることを教えてもらいました。早く行ったので待たずに受付が出来、後々役に立ちました。午後2時まで時間があり、荷物を事務所で預かってもらい、古い町並みを見て回ることにしました。スケッチしたいようなところが多くあり、石畳の道、古い建物やアーチ型の石橋、中世のようなイメージでした。見るものすべてが新鮮でした。

昼食を取り、戻ってみるとまだ午後1時過ぎでしたが、事務所の前には午後は1時半からオープンするのに多くの人が列になって待っていました。これだと2時まで待っていくと、いっぱいになってしまう可能性があり、早めにアルベルゲに行くことにしました。先に2人ほど待っており、並んで待つことにしました。オープンする頃には10名以上が並んでいました。自分たちの後ろに日本人の男女2名が並び、挨拶をして話をしました。2人は夫婦でここ2年間世界を旅行していました。これまで行ったところの話やワーキングホリデイでオーストラリアにいったこと、正式な名前はわかりませんが、海外への青年協力隊でパングラデシュにも行っていたことなどを聞きました。今回は1ヶ月をかけてサンチアゴ巡礼をし、これが最後の旅行になるそうでした。

オープンしてすぐに受付が出来、2段ベッドが8つある男女混合の部屋の下のベッドが割り当てられました。トイレもシャワーも男女共有。朝食（コーヒーとパン）、WiFiがついて10ユーロでした。荷物を整理して、もう少し街中を歩いてみました。小さな街なので、いわゆる名所スポットはすぐに見て回ることが出来ました。明日の朝の食事や途中の食べ物をスーパーで買っておきました。

インフォーメーションセンターの人にお勧めのレストランを聞いて、そこで夕食を取ることにしました。眺めも良く、サラダ、ステーキ、野菜のスープを一人分ずつ注文し、二人で分けて食べましたが、一皿の分量が多く、十分な量がありました。サングリアも飲んで、気分良くなりアルベルゲに戻ってきました。

それでも午後7時過ぎで、受付待ちの時に知り合った日本人の方が食堂にいて、明日は雨の予報で山の頂上あたりは2センチくらいの雪が降るかもしれないということを知りました。スタートの日から雨というのは雨具を着て、ピレネー山脈の山越えもあり、それなりの明日の準備をして、午後9時過ぎには就寝しました。消灯時間は午後11時ですが、部屋の電気は消えてみんなベッドに横になっていました。

本日の移動は0時間、0キロ、0キロ地点、SCPまで780.5キロ地点。