ウェルネスクリニック

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内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
〒742-0021 山口県柳井市柳井1547-1
2026.06.24

スペイン・サンチアゴ巡礼(総まとめ)

サンチアゴ巡礼を2018年からフランスのサンジャン・ピエド・ポーからスタートし、コロナのため3年間中断し、今年(2026年)の5月にサンチアゴ・デ・コンポステーラまで到達しました。足かけ9年、実質6年かかりました。

スペイン・サンチアゴ巡礼
キリスト教の三大聖地はエルサレム、ローマ、スペインの北西部にあるサンチアゴ・デ・コンポステーラです。サンチアゴ巡礼はいくつかのルートがあり、その中で「フランス人の道」は、スペインとフランスの国境から西へ800キロのルートで、一番ポピュラーです。1回で行けば、30〜40日でコール出来ますが、長い休暇は取れないので、5月の連休を利用し、2018年からスタートし1回に1週間程度、一日20数キロを、寝袋、洗面と2日分の着替えをバックパックに詰めて、水を含めて10キロくらい重量を背負って歩きます。コロナのため3年間中断し、今年(2026年)の5月の連休でサンチアゴまで到達しました。足かけ9年、実質6年かかりました。時間と費用がかかりましたが、貴重な体験で新鮮でした。スタート地点の事務所で、クレデンシャル(巡礼手帳)をもらい、宿、バルや教会などでスタンプを押してもらい、100キロ以上歩けば、コンポステラ(巡礼証明書)がサンチアゴの事務所でもらえます。

フランス人の道、800km
クレデンシャル(巡礼手帳)
コンポステラ(巡礼証明書)

今回の巡礼で印象に残った点を10あげるならば、

(1)アルベルゲ
クレデンシャルを持っていれば、行き当たりばったりで、アルベルゲという遍路宿に泊まり、一泊素泊まりで、寄付から10ユーロ位までの、日本で考えると安い料金で泊まれます。ただし、大部屋にパイプの2段ベッドで、カーテンもなく男女共同、トイレやシャワーも男女別だったり共同だったりします。シャワーも壁か天井に固定で、プールにあるビニールのカーテンで仕切られたようなものです。まかない付きの宿だと、夕食を世界中から来た人達と一緒に、ワインを飲みながら、ワイワイと、今日出来事や自国のことなどを話しながら楽しく食事ができました。20キロくらい歩いて、宿がなく、更に10キロくらい先の街でやっと空いているアルベルゲを見つけることが出来たことがありました。

サンジャン・ピエド・ポーのアルベルゲ
カーテンで仕切りのシャワー
夕食をみんなで

(2)「Buen Camino(ブエン カミーノ)」
今回の巡礼で一番印象的だった点はスペイン語の「Buen Camino(ブエン カミーノ)」という言葉で、日本語に直訳すると「よい巡礼を」という意味です。出会ったり、すれ違ったりする時などいろんな場面で使用し、巡礼をする人たちの共通の挨拶になっています。これがお互いの連帯意識を作り上げ、距離感を小さくしています。「おはよう」、「こんにちは」や「さよなら」というような挨拶だったり、出発する時には「お先に」とか「気をつけて」のような気持ちを表したりします。

(3)偶然の出会い

2018年パンプローナで偶然、南先生と出会う

山口県とゆかりのあるザビエルの出身地で、牛追い祭りで有名なパンプローナで、知り合いの先生が高校時代の同級生4人とサンセバスチャンなどバスク地方をクルマで旅行している時に、日本人の少ないこの街でこの時間に、偶然出会い驚きました。

(4)一般の人の家に泊まったこと。
アルベルゲで宿泊の受付をしている時、その日は宿泊客が多く、多い時は床にマットをひいて寝たります。受付の男性が、近くにある自分の家に泊まるように言って、その日はその人の家に宿泊しました。通常の旅行やアルベルゲの宿泊とも違い、一般の家の様子がわかりました。

一般の人の家に宿泊

(5)NHKのBSの「フランス人の道」の特集番組で紹介のあったアルベルゲに泊まったこと。
電気のない元修道院のアルベルゲ「サンアントン」、ぜひ泊まりたいと思っていました。夕食も宿泊者で一緒に作り、外のテーブルで一緒に、食事をしました。

サンアントンのアルベルゲ
地元の人から絵をもらった
電気がないので、外で夕食

一度火事で焼け落ちて、これまで泊まった巡礼者が戻ってきて、建物を再建したエピソードがあるアルベルゲ「アベ フェニックス」に泊まったこと。2025年、丁度その日にポルトガルとスペイン全土の大停電が起こったことも更に印象的でした。日本だと大騒ぎになるところですが、2日間だけで田舎で電気が無くても大きな問題はなく過ごせたこと。

アルベルゲ「アベ・フェニックス」
スペインの大停電の中、夕食
アルベルゲのハトさんと一緒に

(6)
テレビのスペイン語講座で、ガルシア地方が題材となり、半年間、食事、文化や習慣の紹介があり、それを参考にご当地の料理や店を訪れることができたこと。「タコのガルシア風;pulpo a la gallega」、「ピーマンのパドロン風;Pimientos de Padron」、「サンチアゴケーキ;Tarta de Santiago」、ウジョア・チーズ、アサバチェ(azabache、シダの化石)の店、アバストス市場で食べた「亀の手;percebes」など。

パエリア、タコのガルシア風、ピーマンのパドロン風
亀の手「percebes」
アサバチェで出来た魔除けの「フィーゴ」

(8)
サンチアゴ大聖堂のミサに参加し、毎回行われているわけではない、ミサの最後に大香炉を天井から吊るして振る「ボタフメイロ」をみることが出来たこと。

天井から吊るされた大香炉「ボタフメイロ」

(9)
サンチアゴから90キロ先にある大西洋に面したフィニステラまで行き、サンサットが見られたこと。その頃日本では日の出が始まる頃で、日の沈む国から日の出る国を実感したこと。中世の未知のアメリカ大陸へ向けて出港した冒険心を思い起こし感心しました。

ヨーロッパ大陸の西の端からサンセット

(10)
多くの一期一会があり、日本を含めて世界中から来た巡礼の人々や地元の方に色々助けてもらったりしたこと。日本へ旅行するYOUも多く、今度困っているYOUがいれば、今度はコチラが助けていこうと思います。

イタリアからの夫婦
ブルガリアからの女性
コロンビアからの女性