平成31年3月8日（金）の調理実習は「かぶら蒸し」を作りました。参加者は６名でした。
10時に参加者の方が集まり、調理実習が始まりました。今日のグループはお花やお茶に詳しい方ばかりなので、いつもたくさんお花をいただきます。いただいたお花は、木村栄養士が持ってきた花器に生けて、クリニックの待合に飾っています。お花の種類や珍しい品種の話について盛り上がりました。
その後、まずはみなさんの運動習慣についてうかがいました。「朝5時半に起きて体操をしている。それが終わってから服を着替えるときにも体操をしている。その後ウォーキングを40から50分している」「自転車のかごに買い物したものを入れて、自転車を押して歩いている。」｢リュックサックを背負ってスーパーに買い物に行く」など、みなさん頑張っておられます。
その後、木村栄養士から京都マラソンの報告がありました。体調不良ながらも走ったと聞いて、みなさん驚いておられました。
献立説明の後、それぞれ担当に分かれて調理を開始しました。
まずは「かぶら蒸し」からです。鯛に酒と塩をし、器に入れて輪切りにしたゆずと一緒に３分蒸す。カブはすりおろして水気を切り、片栗粉と混ぜ、泡立てておいた卵白と混ぜる。蒸した鯛の上に乗せてさらに中火で10分蒸す。かぶら蒸しはあつあつが美味しいので、戴く直前までオーブンで温めておきます。だし汁と醤油を煮立たせて、水溶き片栗粉でとろみをつけ、蒸し上がりにかけます。
「黄身酢和え」は、黄身酢の火の通り具合がおいしさを決めます。加熱しすぎると固まりすぎ、しなさすぎるとさらさらするので、注意が必要です。ちょうどよく火も通って、良い具合にとろみがつきました。デザートの果物は、キウイと苺ですが、毎回違う飾り切りをしています。今回は、キウイは薄く切って直線に並べてバラになるように巻き、いちごは真ん中に1つ、横に薄くスライスした苺をきれいに盛ってみました。
できあがり、みなさんが席につかれてから、かぶら蒸しをオーブンから取り出して餡をかけて出しました。
食べながら、院長が出られた秋吉台マラソンの話しになりました。「Mine 秋吉台マラソン」のホームページの写真にあるように、アップダウンが激しかったことなどを伝えると、「遊歩道を歩くのもしんどかったのに走るのはすごいですね」と言って、日ごろの運動はどうしているかを聞いておられました。
食べ終わってから次回の案内をし、食後にコーヒー、紅茶を飲みます。「シュシュにあるマルコポーロという紅茶が美味しい」「コーヒーは気持ちを興奮させ、紅茶は静めるものだと思うので、午後からはあまりコーヒーは飲まないようにしている」と言われていました。かぶら蒸しを食べ、みなさんのコーヒー、紅茶の銘柄についてや、今の時期の山菜の食べ方などなどをきいていると、”非日常”という言葉しか見当たりませんでした。
優雅な時間を過ごし、後片付けをしてまた次元号が変わってからお会いすることを約束し、13時前に解散しました。
献立 5.87単位（470kcal)ご飯 精白米、黒ごま
かぶら蒸し 鯛、かぶ、卵白、片栗粉、にんじん、三つ葉、ぎんなん、ゆず、だし汁
煮物 ごぼう、こんにゃく、れんこん、にんじん、しいたけ、だし汁、しょうゆ、ラカント
ほうれん草のおひたし ほうれん草、しょうゆ、だし汁、かつお節
黄身酢和え えび、ブロッコリー、卵黄、酢、みりん、砂糖、食塩
果物 キウイ、苺
