過去最高の出来事がおこりました。参加予定をされていた３名の方が、暴風の影響などの諸事情で来られず、相ついでキャンセルの電話が鳴り響きました。結局参加者1名でおこなうのか、と思っていましたが、栄養士のツテを頼り、緊急で4名集め、合計5名での調理実習となりました。突然のお誘いにも快諾していただき、本当に助かりました。

そのような経緯があったので、いつもより30分程度遅い、10時半から調理の説明を開始しました。

まずは自己紹介をそれぞれしていただきました。「血液検査をしても何も異常がみつかったことがない」「兄が糖尿病でこちらにかかっている」「主人が透析をしていて、食事療法をしている。、特にカリウムやリンに気をつけている」という話など、いつもと違うメンバーだったおかげで、各方面の話をきくことができました。

その後、献立の説明があり、それぞれ担当にわかれて調理を開始しました。

“生姜ごはん”は、千切りのしょうが、油揚げ、調味料を炊飯器にいれて米と炊きます。炊きあがったら松の型にぬきました。

“魚のホイル焼き”は、今回はタラを使用。アルミホイルにタラ、きゃべつ、しめじ、玉ねぎ、カロリーオフのマヨネーズをかけて包み、オーブンで焼きました。急きょ参加された方が、電話をうけてから、だいだいとレタスをとってきてくださったようで、今回はとれたてレタスとだいだいも付け合わせになっています。

“ひじきの中華風”は芽ひじきを使ったので、さっとゆでるだけで食べられます。きゅうり、だいこん、ゆでたにんじん、ドレッシングとあわせます。

“澄まし汁”は”わかめとしいたけ、卵白を使います。卵黄はというと、”シナモンポテト”でゆでたさつまいもと合わせて俵型に成型し、オーブンで焼きます。

ベテランの方々が集まってくれたおかげで、12時前に出来上がり、食べ始めました。

食べながら、今回の”ホイル焼き”は、オーブントースターでできるのか、フライパンでも良いか、今日使っているマヨネーズはどこのものか、”ひじきの中華風”で使ったひじきはどういったものか、など、調理に関する質問が飛び交いました。

食べ終わって食後のコーヒーを飲みました。その際も参加者の方がこだわりのコーヒー豆があること、サイフォン式のコーヒーを出すところは今はあまり見かけないが、本物の味がすることなど、食通の会話ばかりでした。

後片付けをし、また次４月にお会いすることを約束し、集合写真を撮りました。「さっき来たのにもう帰らなくてはいけないのか」と、あっという間に時間が過ぎ、ハプニングで始まった調理実習は和気あいあいとした雰囲気で13時半頃解散しました。

生姜ご飯　精白米、生姜、油揚げ、こんぶ、薄口醤油

魚のホイル焼き　たら、玉ねぎ、しめじ、キャベツ、カロリーカットマヨネーズ、トマト、パセリ

ひじきの中華風　ひじき、人参、きゅうり、大根、酢、醤油、砂糖、ごま油

すまし汁　卵白、わかめ、しいたけ、だし汁

シナモンポテト　さつまいも、卵黄、砂糖、シナモン、黒ごま