ウェルネスクリニック

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内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
〒742-0021 山口県柳井市柳井1547-1
2020.11.13

第515回調理実習「精進料理」

令和2年11月13日(金)の調理実習は「精進料理」を作りました。参加者は5名でした。

10時に参加者の方が集まり、調理実習がはじまりました。体調を崩された方がいらっしゃり、参加者が少なかったので、今回は臨時で2名の方が参加してくださりました。献立説明の前に、木村栄養士から精進料理についてのお話がありました。肉、魚、卵が使えないので、だしを取るときもかつお節やいりこではなく、昆布や干し椎茸でだしを取ります。また野菜の中でもニンニク、ねぎ、ニラ、らっきょう、ノビルなどは刺激が強い野菜なので使うことができないそうです。その後、今日の献立の説明があり、それぞれ担当をきめて、10時40分から調理に取り掛かりました。

“ささげごはん”は、今回は蒸してあるあずきを使いました。洗ったもち米に分量の水と塩を加えて軽く混ぜ、あずきを入れて炊きます。
“うなぎかば焼きもどき”は、水切りした豆腐をすり鉢ですります。そこにすりおろした山芋と片栗粉、塩を加えて混ぜます。それを焼きのりの表面にぬりつけ、竹串でうなぎに見えるように整えて油で揚げます。たれを作りからめて、粉山椒を振ります。
“ごまとうふ”は、葛粉に水を加えて溶かし、練りごまを加えて火にかけます。20分ほど練り続け、生地が鍋底から離れるようになったら型に流し入れ、ラップをして冷まします。適当な大きさに切り、わさびを添えます。参加者の方が力いっぱい練ってくれました。

“酢の物”は、大根と人参を4センチ長さの幅広い薄い拍子切りにして、大根は塩を振り、人参はゆでておきます。水気をきり、調味して盛り付けます。
“さつまいもとみかん煮”は、さつまいもは皮ごと輪切り、みかんは皮をむいて輪切りにします。鍋にさつまいもと水、甘味料、塩を加え柔らかくなるまで煮ます。みかんを加え軽く煮て、そのまま冷まして味を含ませます。
“菊花豆腐の吸い物”は、豆腐を5ミリ幅の格子状に切り込みを入れてお椀に盛ります。だし汁にブナピーを入れて軽く煮て、しょうゆで味を整えます。豆腐の入ったお椀に注ぎ、松の実、クコの実、三つ葉を添えます。
“柿の豆乳寒”は、分量の水に粉寒天、甘味料を入れて煮溶かします。そこに豆乳を加えて、柿を入れておいた型に注ぎます。冷やして器に盛ります。

シリーズの初回ということもあり少し時間がかかってしまい、12時20分にできあがり食べ始めました。
参加者の方が野菜を持って来ていただいたので、調理に加えました。栗はあずきと一緒に炊いて栗ご飯にしました。ミニトマトはコンポートにして、うなぎのかば焼きもどきの付け合わせにしました。しいたけは大きくてしっかりしていたので、しょうゆと砂糖で炊いて煮物に添えました。柿は豆乳寒に加えると、とても秋らしくなりました。
食べた後、みなさんに感想を聞いてみました。うなぎのかば焼きもどきをご飯の上にのせて食べると、うな丼になるという話がありました。また反対に、先入観があるからなのか、うなぎとはあまり思わなかったという話もありました。いろいろな感想がありましたが、みなさんがおいしかったと満足してくれたので嬉しかったです。

精進料理の食後に、木村栄養士が抹茶をたて、一緒にひがしやの”おとずれ”という和菓子をいただきました。中は少し柔らかめの粒あん、外はねっとりとしたこしあんの和菓子でした。甘さは控えめで、抹茶に合っていてとてもおいしかったです。その後にコーヒーもいただき、後片付けをし、また来年の2月にお会いすることを約束し、13時30分に解散しました。

献立 7.63単位(610kcal)
ささげごはん もち米、あずき、栗、塩
うなぎかば焼きもどき 木綿豆腐、山芋、焼きのり、片栗粉、しょうゆ、みりん、ラカント、ほうれん草、みょうが、ミニトマト
ごまとうふ 葛粉、練りごま、塩、わさび
酢の物 大根、人参、パルスイート、酢、薄口しょうゆ、ごま、昆布だし
さつまいもとみかん煮 さつまいも、みかん、しいたけ、パルスイート
菊花豆腐の吸い物 絹ごし豆腐、ブナピー、昆布だし、薄口しょうゆ、松の実、クコの実、三つ葉
柿の豆乳寒 柿、粉末寒天、豆乳、パルスイート