当院の木村栄養士が臨床検査技師の前川さんと周東病院の元放射線技師の岩見さんといっしょに、平成24年7月16日に山口市の東鳳翩山(ひがしほうべんざん;標高 734 m)に登山をした報告をしていただきました。
木村 僖乃
最近のニュース、暗いことばかりおまけに長い梅雨にいい加減嫌気がさし、山の森林力につかりたい思いがふつふつと沸いてきました。お友達の前川さんにお話しましたら近場の山、東鳳翩山に登りしましょうということになり、イケメン男性、岩見さん誘ったら2つ返事で加わってくれました。おまけに車まで出してくださり感謝です。3人での登山、とっても楽しかったので報告します。
曇りのち雨の天気予報の中、徳山あたり黒い雲が覆いかぶさってきました。これは雨の中の山登りになると決心しました。岩見さん曰く この暑さ、汗かくのも、雨に濡れるのも結果てきには濡れることは同じと云われ、それもそうだと思いつつ降らないことを願いました。
9時55分よりのぼりはじめ、雨で道が増水して小川が出来ており、岩場と岩場の水の中を、5、6ヶ所ほど短い脚を目いっぱい広げて渡りました。時にはジャンプをしたり・・・。滑って、川の中に何度か落ちそうになりスリル満点でした。道は細く、険しく、勾配もあります。4か所ほど、木が倒れて道を塞いでいるのでその下を腰をかがめてくぐり足腰が丈夫でないと山登りもきついなと思いました。岩見さんの話によると山登りは筋肉がつくのでマラソンをするひとには良いトレーニングになるとの事でした。(岩見さんはレベルの高いアスリートです。)40分くらい歩いて休憩をしました。前川さんが冷やしたスイカを食べさせてくれました。前日から凍らせておられたようで、頂くときシャーベットが溶けかかって丁度よいころあいで、冷たく、甘く、シャリシャリして、形容しがたいほど大変美味!!でした。11時45分ころ 頂上の一歩手前で昼食にしました。頂上より、このあたりで頂くほうが場所的にはよいと岩見さんの意見に従いました。昼食の時珍事がありました。木村がかぶっていた帽子を脱ごうとしたら、帽子をかぶっていないのです。途中どこかで落としたようです。まあ仕方がないとあきらめましたが好きな帽子悲しいです。帽子については後で述べます。コンビニで買った昼食をしていると、岩見さんが携帯のガスコンロでお湯を沸かして、インスタントのラーメン食べさせてくれました。山でいただくラーメンの美味しいこと、また格別の味です。山頂で3人の写真とりたく団体の学生らしき女性にシャッターをお願いしました。「どちらから?」と尋ねると山口県立大学のワンゲルの学生でした。「私、先輩です。頑張って!栄養学科同窓会の副会長です」と変な自己紹介して別れました。下山の道は別ルートで下山しましたが、別ルートに入るところで岩見さんが「ちょっとまって!帽子を探してくる」と降りていかれました。私はあるはずないと思いながら、前川さんと待っていると下のほうから、岩見さんの声「帽子があったよ!」「え!」でびっくりしました。何事もあきらめてはいけないの地で行くそのものです。それにしても探しくに行く岩見さんの親切と心配りに感激しました。帽子を無くして少し気落ちがしていましたが、活力がでました。途中の休憩で岩見さんが又お湯を沸かし、本物のコーヒーを飲ましてくれました。これで最後の元気が出て軽い足取りになりました。下山後、奥宮野で温泉に入り、汗を流して最良のひと時を過ごし、5時ちかく帰宅しました。雨マークの気象なのに、雨はふらず、ぎらぎらと太陽の照り返しのない、可憐な山野草が微笑んでくれる登山に最高の日よりでした。今度は9月になったら秋の山に行く約束をしました。待ち遠しいです。アウトドアは楽しいです。終わり。