平成24年12月16日の糖尿病教室は食事のトピックスとして「外食のカロリー」について勉強しました。24名の参加者がありました。今回は、コンビニ弁当やジョイフルのカロリー表示は果たして本当なのか?にぎり寿司が寿司屋の「寿司勝」、回転寿し、スーパー、などでどんなにカロリーが違うのか?自分で食事を選んで食べる「柳井食堂」のカロリーについて勉強しました。
まず、コンビニ弁当、寿司勝のカロリー、食べ方についての話がありました。セブンイレブンでよく食べられている幕の内弁当のカロリー表示は参考になるのではということや、追加するサラダを選ぶ時の注意点などの話がありました。そして握り寿司のカロリーは、寿司勝、回転寿司、市販のものもネタの大きさに関してはさほど差がないので、シャリの量で変わってくることが分かりました。
その後、自称『ジョイフル&柳井食堂常連ランキング№2?3』の木村栄養士より説明がありました。ジョイフル、柳井食堂のエネルギー量は院長、奥様、栄養士2名がそれぞれ好きな料理を選び、それを栄養価計算しました。ジョイフルは行くたびにご飯の量が異なっていることや、サラダに通常はかかっているドレッシングは、店員さんにお願いすると、かけずに別の器に持ってきていただけることなど、外食時に役立つことなどの話があり、エネルギー表示は信頼できるのではということでした。食事を選ぶポイントは、見た目に何が入っているか分からないような料理は、栄養計算したものと誤差が大きかった為、避けた方が賢明のようです。そして柳井食堂は、料理のエネルギー量の他に酢の物が酸っぱくて、アンケートに書いたことがあるということや、卵焼きの卵の量は勇気を持って聞いてみると快く2個半であることを教えていただけたことなど実体験も織り交ぜた非常に楽しい話を聞くことができました。そしてジョイフル同様柳井食堂のごはんの量も日によって誤差があるので、やはりご飯の量だけでも自分の指示エネルギー範囲内の量を知っておく必要があるようです。最後にホノルルで食べたハンバーガーやロブスターのカロリーの話題が出て、終了しました。
今回は木村栄養士の案で、冠婚葬祭に出されるという「萩のいとこ煮」を試食として提供しました。ぜんざいよりさっぱりとした『いとこ煮』は色々な地域で食べられていますが、「萩のいとこ煮」は昆布などのだし汁に砂糖・しょうゆで味を整え、ふっくらと煮た小豆・白玉団子・干しシイタケ・花麩やかまぼこ等を入れて煮て、冷ましてからいただきます。糖尿病教室ということで、砂糖ではなくラカントを使用し、血糖値に差し支えないであろう程度の量を提供しました。患者様の中には食べたことがある方がいらっしゃいました。