平成25年10月7日に調理実習を行い、「穴子丼」を作りました。参加者は7名でした。
献立の説明の前に、今回も、参加者のみなさんに7つのロコモチェックを心の中で当てはまるものをカウントして頂きました。「4つ当てはまりました。」と危険な方もいらっしゃったようです。木村栄養士より「スクワットが何よりも大切です。スクワットは太ももからふくらはぎまで足全体の筋肉を使います。椅子を利用すると、よろけたときは座ればよいですね。最初は1回から、無理をしないでだんだん増やしていくといいですよ。私は毎日寝がけに80回しています」とのことでした。そして献立の説明があり、各担当に分かれて調理を開始しました。
穴子丼の薬味は材料を全て細く細く針のように切ることがポイントです。錦糸玉子を作っておられた方が、「家で作るのと勝手が違うのでなかなかうまくできません」を言われていましたが、薄くてきれいな錦糸玉子が出来上がっていました。しらたきの海苔巻きは手が空いた方にも手伝っていただきました。3名で作り、細いものから、太くどっしりまいたものもあって、個性があって面白かったです。付け合せの蛇腹きゅうりになかなか苦戦しておられました。料理に慣れておられる方が、「蛇腹きゅうりは最後にたたくと蛇腹に見えますよ」と豪快に切ったきゅうりをたたいていました。蛇腹きゅうりはただ蛇腹に切ればよいものと思っていましたが違ったようです。たまねぎサラダは、電子レンジを使用しますが、終わった合図が聞こえにくく、確認しながら作っておられました。梨のコンポートは、なしの皮を剥いて炊くだけなので、ほかの料理を手伝っていただきました。
調理後は試食を行いました。「これだけ食べて500kcalとは信じられません」「おなかいっぱいでまんぞくです」「梨のコンポートはたくさん作っておいて、冷蔵庫で冷やしておくとよいかもしれないですね。でも私は目の前にあるだけ食べてしまうから、たくさん作ったら1度に全部食べてしまいそうですが」「穴子丼はわさびをたくさん入れたほうがおいしいです」「たまねぎサラダは色がきれいですね」などの感想がありました。試食中は「7年後の東京オリンピックで年配者のボランティアを募集しているそうです。きっと英語も話せたほうが有利だろうから、今から英語を勉強すると7年後に間に合うんではないか」という話や先日スペインに行かれた奥様がスペインで道に迷ったという話から、ツアーの海外旅行に思い立ったらひとりで行くというある患者さんの「スペインでツアーバスに置いて行かれた」という話がでました。その方は1人で参加したため、ガイドさんの後ろにぴったりくっついて行動していましたが、あるところでバッチを買うために少しの時間はなれたすきにはぐれてしまい、目の前をツアーバスが過ぎ去っていったそうです。「そのときに購入したバッチは帽子につけていますが、バッチを見るたびに置いてきぼりにされたことを思い出します。 」と面白おかしく話してくださいました。
いつもスタッフが指導になれた頃にシリーズが終了してしまいます。今回で穴子丼は5回目でしたが、今までで1番おいしかったように感じました。
穴子丼;ごはん、穴子、酒、醤油、ラカントS、だし、卵、カイワレ、しそ、みょうが、しょうが、ねぎ、わさび、のり
しらたきの海苔巻き;しらたき、辛子めんたい、焼きノリ、青梗菜、きゅうり、ミニトマト
玉ねぎサラダ;赤玉ねぎ、玉ねぎ、ケッパー、ワインビネガー、粒マスタード
きのこの味噌汁;赤味噌、生シイタケ、ブナシメジ、なめこ、はねぎ
梨のコンポート;梨、ラカントシロップ、レモン