平成26年1月17日に調理実習を行いました。今年第1回目、600kcalのフランス料理フルコースを作りました。参加者は7名でしたが、以前調理実習に参加されていた女性も途中から加わり、8名となりました。
今回はフランス料理フルコースということで、料理の品数が多く、盛り付けにも時間がかかります。最初に献立を立てた栄養士から「600kcalフランス料理フルコースは当院初試みであります。あるホテルのフランス料理フルコースを栄養計算してみると1600kcal程度ありました。今日作るものは600kcalです。」その後フランス料理フルコース、出てくる順番などの話がありました。「一般的に魚料理の後シャーベット、肉料理の後はチーズが出ますが、本日は省きます。」とのことでした。そして献立の説明がありました。「前菜は一番考えました。調理の過程は簡単ですが、わーっと言われるようなものにしました。ミニトマトの飾り切りは、簡単ですがこじゃれているので家に帰って一度作ってみてください。」それから担当に分かれて調理に取り掛かりました。
鯛の香草焼きは、試作した時はフライパンに皮が張り付いてしまいましたが本日は上手に焼いてくださいました。それからオーブンで熱を加えて出来上がりです。肉担当者はまず肉を観音開きにしてからじっくり焼いていきます。「蒸し焼きにならないようじっくり焼くことがポイントです」焼いていくうちに肉から水分が出てしまうのでキッチンペーパーで出てきた水分をふき取りながら焼いておられました。前菜は種類が色々あるため、担当者が確認しながら作っておられました。フレンチサラダの担当者はソラマメのスープも同時に作っていただきました。味をききながら「ドレッシングってこれだけで充分味があるのですね。私はいつもつけすぎていたようです。」といわれていました。料理が出来たらすぐに盛り付けをしました。「ブロッコリーはどこに付け合せればいいのですか?」「これはお魚ですね」「あー忘れていました!」と言う声もチラッと聞こえ、品数が多い分付け合せもどれをどこに付け合せるか混乱してしまうこともあったようですが、何とか無事に盛り付けもちょうど12時少し過ぎに終了し、先生が上がってこられてすぐに試食に移ることが出来ました。料理を運ぶ人がいないため、料理は最初から全て一緒におくことにしました。
最初にノンアルコールのカシスオレンジで乾杯をしました。「乾杯があるといつもと雰囲気が違ってよいですね」その後は前菜から食べ始めました。そしてサラダ、魚料理、肉料理と出てくる順でいただきました。今回の調理実習のために院長がお魚用のナイフを購入してくださったので、お魚はお魚ナイフを使っていただいた方、お箸を使われた方、色々でした。魚を食べた後に「これは何に使うのですか?」と魚用ナイフに気がつかなかった人がいらっしゃって笑いが起こっていました。デザートの後コーヒーを優雅にいただき、「みんな満足と言う顔をされていますね」「わざわざ取り寄せないと作れないような食材ではなく手に入りやすい食材を工夫して切るだけで満足できるのですね。今日は来てよかったです」「スープはソラマメではなくてもコーンやじゃが芋、かぼちゃでも応用が利きますね。早速作ってみます」「魚にケチャップ煮があっていますね」など本日の感想を言われていました。試食後は全員で後片付けをしました。品数が多く、お皿もいつもより多かったはずでしたが、後片付けも人数が多いとすぐ終えることが出来ました。
600kcalフランス料理フルコース
前菜:カナッペ、ミニトマトの飾り、えびオーロラソースかけ、おくら飾り切り、菊花かぶ
サラダ:アーモンドのせフレンチサラダ
パン:ポンパドールのパン
魚:鯛の香草焼き、きのこのケチャップ煮
肉:豚ヒレ肉のオレンジソース
スープ:ソラマメのスープ
デザート:ブラマンジェ果物トッピング