平成26年2月3日に調理実習を行い「豚肉の照り焼き」をつくりました。参加者は4名でした。

今回は初回者用の調理実習ですので自己紹介から行いました。それから500kcalの献立の説明を食品交換表を用いて行いました。少しだけ昨年11月に新しく出版された食品交換表の説明がありました。「食品交換表は食品の80kcalの重さが書いてある表です。主婦をされている方は料理を作っていても意外と重さに弱い人が多いんです。」と言うわけで恒例のりんごの重さ当てをしました。一人一人持ってみて、どれくらいか言ってみました。ヒントは「昔、りんごで紅玉という小さいりんごがあったのは知っていますか？あれが1個150gくらいでした」「うーん、300gくらいですか？」「420gくらい？」「私は250gくらいかなと思ったのですが・・・」答えは370gでした。「このりんごは1つ食べるとおよそ200kcalあります。果物も食べすぎはいけませんね」とのことでした。それから献立の説明があり、いつものとおり担当に別れて調理に移りました。

豚肉照り焼きは今回しょうがを加えてしょうが焼きにしました。「色々な作り方がありますが、今日は生の生姜の絞り汁を使います」とのことでしたので、お1人が豚肉をきれいに広げている間にもう1人に生姜をすっていただき、しょうゆ、みりんと絞り汁をあわせて時間をおかずに油で焼きました。「漬けすぎると調味料がたくさんしみこんでしまいますね」焼き加減はきれいな焼き色がつくくらいじっくり、ちょうどよいくらいに焼いてくださいました。炊き合わせは里芋以外の材料を切っていただきました。担当のお二人は普段ピーラーを使わないようです「ピーラーを使ったら包丁に持ち替えたりしないといけないからそのまま包丁で剥いたほうが早いんです」と言われていました。鍋に材料を入れて出汁で炊き、最後にしょうゆをまわしいれます。「だしはこんなに少なくてよいのですか？」「焼き豆腐から水が出て、これくらいがちょうどよいのです。」それから手の空いた方にきゅうり酢の物を作っていただきました。包丁で向こうが透けるくらい薄く切ってくださいました。そして、小さじ半分の塩をかけて脱水をしました。「10人分で小さじ半分くらいの塩が洗い流さなくてもよい塩の量です。小さじスプーンはおうちにあってもよいかもしれませんね」「いつも適当にふりかけ、水で洗い流していました」といわれていました。炊き合わせはいつもより豆腐から水がでてシャバシャバになり、少し蒸発させるために強めの火にかけていました。最初の頃は気がつけば鍋をふってひっくり返していましたが、途中違うことに夢中になっていた隙にすぐ鍋の底が焦げてしまいました。仕方ないのでほかの鍋に移して分量のしょうゆを加え、盛り付けをしました。盛り付けもお皿にばさっと入れるのではなく、きれいに盛り付けることがポイントです。りんごも皮の赤色を少し残して剥いて1人1/4個盛り付けました。一緒に万両の葉を添えることで彩がよくなりました。全員で盛り付け、配膳を行い、試食前に少し時間があったので、今お店に多く出ているいちご1パック何グラムか当てていただきました。「200gくらいですか？」「400g」と出ましたが正解は300gでした。「いちごはこれだけ食べても100kcalくらいです。これだけ食べたらおなかいっぱいになりますよね」と栄養士からあり、今日はおよそ15kcal分多くなりますが、1人2個ずついちごもつけることにしました。それから試食に移りました。

「炊き合わせは素材の味を感じることが出来てよいですね」「しょうが焼きおいしいです。」「いつも家では残り物しか食べていないからこんなに食べません」「ミニトマトもこのように切るとどこかに転がらなくてよいですし、へたの少し濃い緑があるのと無いのとではずいぶん違いますよね」「酢の物柚子が利いておいしいです。こんなに薄くきゅうりをスライスできません。塩すごく少なかったのに味がちょうどよいです」と感想を言われていました。試食中、無農薬の野菜を作っておられる方のお話や、花が好きな方は南町のある理髪店の前の花壇がすごくきれいで、よく見ているという話などをしました。すると、「わたし、その理髪店に勤めています」とお隣さんが言われて、「今度からサボれないわ」と笑いが起こっていました。写真はちょっと・・・と言っておられた方も最後にはピースをして写真に写っていました。

豚肉の照り焼き(536kcal) 

ごはん（135 g)

豚肉の照り焼き：豚肉（ロース60g)・レタス・ブロッコリー・ミニトマト

炊き合わせ：焼き豆腐 （50g)・里芋・人参・しいたけ・さやえんどう

酢の物：キュウリ・干しわかめ・ゆず

すまし汁：三つ葉、生麩、わかめ、にんじん、みょうが

果物；りんご（75g）