平成23年12月18日(日)の糖尿病教室は食事のトピックスとして「おせち料理の注意点」ということで、おせち料理の特徴・工夫点等の勉強をしました。32名の方が参加されました。
まず、お正月の過ごし方を何名かに聞いた後、各家庭や地域によってお雑煮の中身が異なることや、中身によってカロリーが変わってくることなどの話がありました。
一般的におせち料理を食べると、1日で2200~3000kcalになってしまい、更にお酒を飲んだらあっという間に4000kcal近くなってしまうこと、また、ヘルシーと謳っているおせち料理でも、砂糖が100g以上使っているものもあり、低カロリー甘味料をうまく使うことも必要であるということがわかりました。
今回、砂糖で作った黒豆、低カロリー甘味料(ラカントS)で作った黒豆、ラカントSで作った田作りの3品を試食として食べていただきました。試食の感想は、「砂糖もラカントも大して味が変わらない」、「全く分からない」との事でした。
その後、おせち料理に不足してしまいがちな、野菜料理をうまく取り入れることが重要であるということで、簡単に作れる1品25kcalと50kcalの野菜料理の説明がありました。最後に院長先生宅の五目豆や木村栄養士宅のお屠蘇等、少し変わったおせち料理の紹介があり、講義が終わった後は、展示してある1品25kcalと50kcalの野菜料理、500?600kcalのおせち、院長先生宅の五目豆を試食したい方は試食されました。作り方を詳しく聞く方もいらっしゃいました。