平成26年3月7日に調理実習を行い「鯵の塩焼き」を作りました。3・4月からの新シリーズで参加者は6名でした。
献立の説明の前に、「3月に入っても寒いですが最近の運動・食事の様子はいかがですか?」ということでお1人ずつ教えていただきました。「体操教室に通っているくらいです」「ラジオ体操を何年も続けています」「10年以上ウォーキング続けています。小雨でも歩きに出ています」「クリニックに通うようになって5kg体重が減っていて、いつも先生に体重を聞かれても威張って答えていましたが、今年の正月で餅を食べ過ぎたのか1kg増えました。先生に体重聞かれたら威張って言えなくなりました。餅はやっぱり太りますね?」とのことでした。それから献立説明があり、担当に分かれて調理に取り掛かりました。
鯵の塩焼き担当者には、和え物を先に作っていただきました。今旬である菜の花と、しめじをあえました。年齢がひとつ違いの仲良しのお二人に担当していただきました。鯵の塩焼きは、本日の参加者さんの中に○○水産の経営者がいらっしゃいましたので、魚のしごの仕方の講師をしていただきました。さすが、作業が手早く、皆さんがあれこれ質問をしているなか「あれをこうしたらいいのよ」と教えてくださいました。そして、もう1人の患者さんは割り箸を使って、おなかを開かずえらと内臓をとる方法を教えてくださいました。「この方法は魚が首吊りにならず、慣れたらよいですね」と感想を言われていました。それから化粧塩の仕方も教えていただきました。「こうしたら胸鰭が立ちますよ」どうやら胸鰭の根元のほうに塩を多めにつけるときれいに立つようです。焼くときは尾っぽの下に大根を置いて尾っぽが浮くようにグリルで焼きました。5尾ずつ焼いたのですが、最初に焼いたものは中火で焼いたため、なかなかよい焦げ目がつかなかったので途中から強火で焼いているようでした。信田巻は先にキャベツ、油揚げの長さと同じにした人参と大根を湯がいておきましたので油揚げを開くところからはじめました。長方形の油揚げをまずは油抜きをする前に開きました。献立作成を担当した栄養士が「私は油抜きをしてから開きました」と言ってしまったために残り全ての油揚げを油抜きしてから開きました。すると「油抜きする前のほうが開きやすかった!」との声が上がり、更に「三角形の油揚げのほうが切る場所が2辺で良いから簡単」と言うことが判明しました。それから大根と人参を油揚げで包み、それを芯にしてキャベツを巻きます。それをかんぴょうで4箇所結び、だし・しょうゆ・砂糖で炊きました。3名で担当していただきましたが途中かんぴょうが切れてしまったり、色々なことがわかりました。いちご大福は10個いっぺんに作りました。電子レンジで簡単に出来るのでお1人に担当していただきました。「1人で出来るかしら?」と心配されていましたが、材料をてきぱき計量しほとんどの作業をお1人でされていました。あらかた終了し盛り付けをしました。魚の下には南天の葉を飾り、いちご大福にはレモンバームの葉を飾りました。やはり盛り付けは大事です。献立担当の私が試作したときより豪華に見えました。
少し時間がかかってしまいましたが、12時過ぎて試食を行いました。「いちご大福はうっすらいちごの赤色が見えるのがよいですね」「いちご大福は店に出せます!」といった声もいただきました。ちなみに120円くらいで出せるとのことでした。「キャベツの信田巻は油揚げがいい味を出しています。やさしい味ですね」「信田巻は野菜をたくさん食べることが出来ますね」「あっ!魚に切れ目を入れ忘れました!切り目を入れると食べやすいですよね」など感想を言われていました。新シリーズ第一回目のこのグループにはいつも実験台のようになって申し訳ないなと思います。
ごはん:150g
鯵の塩焼き:鯵正味60g、おろし大根、青紫蘇、はじかみ
キャベツ信田巻:キャベツ、油揚げ、人参、大根、さやいんげん
季節の野菜の和え物:菜花、しめじ
若竹汁:たけのこ、わかめ
いちご大福:白玉粉、砂糖、こしあん、いちご、片栗粉