ウェルネスクリニック

ウェルネスクリニック

内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
〒742-0021 山口県柳井市柳井1547-1
2014.09.14

欧州糖尿病学会2014-2

DSC02159.JPGDSC02309.JPG今回、欧州糖尿病学会がオーストリアのウイーンで開催され、9月17日から19日まで学会に参加しました。ウイーンに行く前にスイスに立ち寄ることにしました。9月14日(日)はドイツのフランクフルトに到着後、飛行機を乗り継ぎスイスのチューリッヒまで行き、そこから電車でマッターホルンの麓の街ツエルマートに向かいました。

9月14日(日)現地時間
ドイツ フランクフルト到着
日本時間で午後1時前、現地時間で午前5時50分にフランクフルト空港に到着しました。曇っているのとサマータイムで実際よりも1時間早い時間なので、まだ薄暗い空模様でした。この空港で入国手続きをして、接続するチューリッヒ行きのターミナルに移動しました。入国手続きは通常自国と外国人で手続きの場所が違いますが、ここではEU(ヨーロッパ人)かそうでないかで別れていました。あとは他の国に入っても入国手続きはいらなくなっていました。見た目には肌の色、身長、顔貌、服装など国籍はわかりませんが、いろんな人種の集まりであふれていました。
スイス チューリッヒ空港到着
予定通りフランクフルトから飛行機で出発し、チューリッヒ空港に午前9時45分に到着。鉄道の空港駅から今日の宿泊地であるツエルマート行きの午前10時40分発の電車に乗る予定。スイス内で3日間有効な鉄道パスをあらかじめ日本で購入していたので、チケット売り場で手続きをしなければなりません。英語も通じるでしょうが、予定のドイツ語の文章も考えてノートに書いていました。岩国空港で送った手荷物も無事に着き、今度は鉄道駅への行き先表示をみながら捜し、午前10時15分チケット売り場に到着。人の列が出来ており、発車まであと25分しか無く、うまく間に合うかどうかぎりぎりとなりました。チケットのカウンターの順番になったのが10時半、あと10分、鉄道パスとパスポート、希望の列車の時間を書いた紙をみせ、なんとかスムーズに2、3分で手続きは完了。予定の4番ホームに向かいました。座席指定のチケットはもらわなかったのですが、それを質問すると長くなるので、とにかくホームに行き、列車に乗り込んで車掌に聞くことにし、なんとか電車に間に合いました。
チューリッヒ空港からマッターホルンの麓の町ツエルマートに電車で移動
CIMG9744.JPGDSC02183.JPG飛行機で到着したようなスーツケースをもった人も多く乗り込み、とりあえず2階建て電車の2階の空いた席にとりあえず座りました。次の駅がチューリッヒ駅で多くの人が下車して、席もすいてきました。停車駅は少なく、いわゆる日本の特急のようなものなのでしょう。車掌の車内改札はありましたが、それ以外は何も言われず、席の指定は無く、自由なようでした。2階なので眺めもよく、いかにもヨーロッパ風の4〜5階建で、最上階には出窓のある建物が建ち並んだ町並みや、草原がみえる景色に変わってきました。食堂車も付いていましたが、車内販売のワゴンが回ってきて、そこでサンドイッチとコーラを頼んで昼食にしました。途中ビスプという駅で乗り換え、ツエルマート行きの電車に乗りました。
ツエルマート行きの電車は窓が大きくとってあり、外の景色がよく見えるようになっていました。徐々に上り坂となり、高度を上げて行きました。景色も丘のある草原、畑、牛の放牧、アルプスの少女ハイジにでてきそうな家、途中からはオランダから来て、3日間山をトレッキングしてきたというグループも乗り込んできました。急流のような川、渓谷、滝、氷河などの景色にかわり、ツエルマートに近づいてやっとマッターホルンが少し姿を表してきました。午後2時過ぎ(日本時間午後9時)今日の最終目的地ツエルマートに到着しました。昨日午後6時過ぎに柳井を出て、飛行機を3つ、電車を2つ乗り継いで、24時間以上移動にかかりました。鉄道での移動は外の景色を楽しむことが出来たので、移動だけでなくゆっくりとした時間と日本とは違った景色を楽しむことが出来ました。
ツエルマートに到着
DSC02211.JPGCIMG9774.JPGツエルマートの駅に到着し、駅前広場に出るとマッターホルンがみえ、出迎えの歓迎をしてくれているようでした。町中は環境に配慮しガソリン車は禁止で、電気自動車のみ、何十年も前から未来の車社会を先取りしていました。メインの通り(バーンホフ通り、日本語に訳すと駅通り)には観光客があふれ、歩いて5分で今日の宿泊する宿「テスタ グリギア」に到着しました。今回の滞在でしたいことは二つあり、一つは登山鉄道でゴルナグラート駅まで行き、マッターホルンの景色を眺め、歩いて下りながらいいポイントで水彩画のスケッチをすること。二つ目はヨーロッパ最高峰の展望台(標高3883m)にあるマッターホルングレーシャー・パラダイスにいって景色を眺めること。ホテルの方にたずねるとゴルナグラートは今から行って、マッターホルングレーシャー・パラダイスの展望台は明日の朝がいいことをうかがい、さっそく準備をして先ほどのツエルマートの駅の道路向かいにある登山鉄道の駅に行きました。
ゴルナグラートの展望台へ
DSC02245.JPGCIMG9789.JPG駅に着くと発車5分前で、鉄道パス利用すると半額になり、チケットを買いなんとか登山電車に間に合い、標高3088mにあるゴルナグラート駅をめざして電車は上っていきました。カーブをしながら上って行くので、いろんな角度からマッターホルンを眺めることが出来、氷河も間近にみることができました。午後4時過ぎに駅に到着。360度の雄大な景色のパノラマを満喫することが出来ました。
CIMG9791.JPGDSC02688.JPG終点のゴルナグラート駅からは歩いて下って行くことにしました。回りには背の低い、地面に這いつくばるように生えている名前はわかりませんが高山植物が白、黄色、紫色に咲いていました。土や岩の道を下りながら、今回の目的の一つのマッターホルンのスケッチをすること。予定として、一駅下のローテンボーデンの近くにリッフェルゼーと呼ばれる池があり、天気が良く、風もなく水面が波打たなければマッターホルンが映りだされるので、そこを目指して歩いて下りました。ポイントに到着すると頂上あたりに雲がかかり、少し水面も波打ち鏡のように映し出されてはいませんでしたが、そこでスケッチをすることにしました。思ったようなイメージにはなかなか描けるように上手くはありませんが、絵を描こうと思うと対象を良く観察するので、写真を撮ったり眺めるよりはじっくりと景色を観察することが出来ます。微妙に雲や水面が変化しながら、なんとか簡単ですがスケッチをすることが出来ました。本来はもっと早い時間の予定でしたが急遽行くことになったため時間が遅くなり、電車で下まで降りることにしました。ツエルマートの駅に着いたのが、午後8時前になり、サマータイムなので実際は午後7時でまだ薄明るい状態ですが、ホテルの方のお勧めのレストランで夕食を取ることにしました。時差の関係もあり、柳井を出発し移動のため長い1日となり、歩いた疲れも加わり、眠たくなり、午後9過ぎには就寝しました。