ウェルネスクリニック

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内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
〒742-0021 山口県柳井市柳井1547-1
2014.09.15

欧州糖尿病学会2014-3

DSC02400.JPGDSC02433.JPG今回、欧州糖尿病学会がオーストリアのウイーンで開催され、9月17日から19日まで学会に参加しました。ウイーンに行く前にスイスに立ち寄ることにしました。9月15日(月)はゴンドラに乗り、標高3883mあるマッターホルン・グレーシャー パラダイスまで上り、マッターホルンを間近に見ることが出来ました。

DSC02453.JPGDSC02454.JPG早く寝たことと時差の影響もあり、午前4時間には目が覚めてしまいました。昨日午後到着してすぐに急遽ゴルナグラートに行くことになり、帰って食事をしたらすぐ寝てしまい、荷物出しっ放しだったので、荷物の整理、昨日のことについてホームページ用の原稿を書いたりをして早朝の時間を過ごしました。スイスの電気の電圧は220ボルトでコンセントの差し込みは2本の棒のような丸い形をしており、差し込みのアダプターと変圧器を持ってきました。ホテルは5階建てで、部屋は4階ですが、日本で言う1階が0階になっており、4階は最上階となり、天井が斜めで屋根裏部屋風になっていました。これまでホテルの部屋にはコンセント数が少なく、充電やパソコンを使用する時にいっぺんに出来なかったりしていましたが、ここのホテルだけなのか一カ所に3つ差し込みがあり、便利でした。暖房の設備はありましたが、エアコンは付いていませんでした。無くても暑くはなく、窓を開けると涼しい風が入ってきました。
DSC02360.JPG午前6時半からは町中の観光も兼ねて、ジョッギングをしてみることにしました。今日行くマッターホルン・グレーシャー・パラダイスへ向かうゴンドラ乗り場まで行き、町に沿って流れているフィスプ川沿いの道を下って、駅まで行き、バーンホフ通りからホテルまで5キロほど走って戻ってきました。マッターホルンの見えるポイントには朝のあたる山をみるために、カメラを持った人が集まっていました。

マッターホルン・グレーシャー・パラダイス(標高3883m)
DSC02383.JPG帰ってシャワーを浴び、朝食をとり、ゴンドラ乗り場に向かいした。終点にある展望台までは2回ほど乗り換えて、さらにエレベーターで展望台に到着しました。頂上にはスキー場もあり、ゴンドラにはスキー客も多く乗っていました。カメラを4方向に付けて背負うようになった機材を持って乗ってきた男性がおり、「グーグルマップのための撮影か?」とたずねると「今日はグーグルのストリートビューの撮影を途中のゴンドラの乗り場まで行き、トレッキングコースの撮影をすること、重さは18キロあることなど」の話をました。

CIMG9831.JPG展望台は360度のパノラマとなっており、遠くに昨日行ったゴルナグラート駅も見ることが出来ました。ツエルマートが標高1600m、展望台はヨーロッパの中で一番高く3883mと富士山よりも高い所にあり、一気に上がり、少し動くと息切れがしてきて、空気の薄さを感じました。マッターホルンには雲もかからず、くっきりと鉛筆の先のような鋭角な頂上を目の前に見え、それに連なった山々、氷河、雲海を見ることが出来、これまでで一番標高の高い地点に立ったことになりました。先月上った利尻山が1772mでしたが、空の色がさらに濃くなり、宇宙に近づいた感じでした。スキーで20度の斜度でも真下に落ちる感覚があるのに、マッターホルンの頂上は見た目に鋭角なので、断崖絶壁に見えるのだろうと想像しました。テレビ番組の「世界の果てまでイッテQ」でイモトがマッターホルンに登頂するのを見ましたが、命がけなのがよくわかりました。さらにエベレストはこの倍以上の高さがあり、空気も更に薄くなり三浦雄一郎さんも80歳でよく登頂したと思いました。

DSC02426.JPGDSC02446.JPG一つ下のゴンドラの駅(トロッケナー・シュテーク)まで降りて、展望台まで行き、そこでまた昨日とは違った角度からのマッターホルンのスケッチをすることにしました。昨日の午後ゴルナグラートに行っていたので、時間のゆとりがあり、ゆっくりと過ごすことが出来ました。午後2時前には下に降りてきて、パン屋とカフェが併設されている所で、昼をいただきました。デザートはザッハトルテにしました。町中を歩いてゆっくりと見て回りました。
スイスの食事と言えば「チーズフォンデュー」しか思い浮かびませんが、日本語のガイドブックにあったレストランに夕食を行き食べることにしました。ハムと野菜のサラダ、パンとジャガイモのチーズフォンデュー、シャーベットのデザートのセットで49スイスフランを選び食べることにしました。ガイドブックの効果か、食べていると日本人のグループも多く来店してきました。他のテーブルをみると肉や他の具材のセットもあったようです。ジャガイモは一つが2〜3センチくらいの大きさで半分に切ってフォークにさし、鍋が3つに仕切られて、通常のチーズ、トマト味、ハーブ味に別れており、いろんなチーズ味を楽しむことが出来ました。クリニックの畑でできるジャガイモはこれくらいの大きさが多いので、この調理法もありかなと思いました。クリニックで現在、固形燃料を使うゴトクと鍋を購入し、来年の調理実習で個人毎の鍋料理を検討中ですが、この鍋を使ってチーズフォンデューも出来ないか、具材を考えて「糖質制限食を考えたチーズフォンデュー」にすればカロリーをあまり気にせずに出来るか、パンやジャガイモに糖質を多く含むので、糖質制限をしたパンを作ってみるかなど、いろんな案が思い浮かびました。まだ時差の影響か夜は過ぎに眠たくなり午後9時前には就寝となりました。