今回、欧州糖尿病学会がオーストリアのウイーンで開催され、9月17日から19日まで学会に参加しました。ウイーンに行く前にスイスに立ち寄ることにしました。9月15日(月)はゴンドラに乗り、標高3883mあるマッターホルン・グレーシャー パラダイスまで上り、マッターホルンを間近に見ることが出来ました。



マッターホルン・グレーシャー・パラダイス(標高3883m)

展望台は360度のパノラマとなっており、遠くに昨日行ったゴルナグラート駅も見ることが出来ました。ツエルマートが標高1600m、展望台はヨーロッパの中で一番高く3883mと富士山よりも高い所にあり、一気に上がり、少し動くと息切れがしてきて、空気の薄さを感じました。マッターホルンには雲もかからず、くっきりと鉛筆の先のような鋭角な頂上を目の前に見え、それに連なった山々、氷河、雲海を見ることが出来、これまでで一番標高の高い地点に立ったことになりました。先月上った利尻山が1772mでしたが、空の色がさらに濃くなり、宇宙に近づいた感じでした。スキーで20度の斜度でも真下に落ちる感覚があるのに、マッターホルンの頂上は見た目に鋭角なので、断崖絶壁に見えるのだろうと想像しました。テレビ番組の「世界の果てまでイッテQ」でイモトがマッターホルンに登頂するのを見ましたが、命がけなのがよくわかりました。さらにエベレストはこの倍以上の高さがあり、空気も更に薄くなり三浦雄一郎さんも80歳でよく登頂したと思いました。


スイスの食事と言えば「チーズフォンデュー」しか思い浮かびませんが、日本語のガイドブックにあったレストランに夕食を行き食べることにしました。ハムと野菜のサラダ、パンとジャガイモのチーズフォンデュー、シャーベットのデザートのセットで49スイスフランを選び食べることにしました。ガイドブックの効果か、食べていると日本人のグループも多く来店してきました。他のテーブルをみると肉や他の具材のセットもあったようです。ジャガイモは一つが2〜3センチくらいの大きさで半分に切ってフォークにさし、鍋が3つに仕切られて、通常のチーズ、トマト味、ハーブ味に別れており、いろんなチーズ味を楽しむことが出来ました。クリニックの畑でできるジャガイモはこれくらいの大きさが多いので、この調理法もありかなと思いました。クリニックで現在、固形燃料を使うゴトクと鍋を購入し、来年の調理実習で個人毎の鍋料理を検討中ですが、この鍋を使ってチーズフォンデューも出来ないか、具材を考えて「糖質制限食を考えたチーズフォンデュー」にすればカロリーをあまり気にせずに出来るか、パンやジャガイモに糖質を多く含むので、糖質制限をしたパンを作ってみるかなど、いろんな案が思い浮かびました。まだ時差の影響か夜は過ぎに眠たくなり午後9時前には就寝となりました。