今回は8月10日から15日まで、お盆の休診を利用し、昨年9月からの続きとして、広尾から函館の100キロ手前のJR森駅まで行きました。8月13日（土）は登別から長万部まで行きました。

午前4時過ぎに起床、テレビでオリンピックの柔道の試合を見ながら、昨日の記事を作成。オリンピックも柔道は今日が最終日で、一番重いクラス、男子が銀、女子が銅メダルを獲得。前からだったのかもしれませんが、今回のオリンピックは試合の途中や終わって柔道の帯をキッチリ閉めるように審判から指示をする場面が多かったように思いました。柔道着の前がはだけたり、組み手争いがボクシングのようにはげしいので、柔道着にボタンをつけて帯に固定し、お互いが所定の場所を持って試合開始、再開時にすれば、もっとおもしろくなるのではと思いました。

朝風呂に入り、温泉街を散歩して、午前7時半から朝食。夕食も昼食も豪華な食事、患者さんが「旅行に行って、食べ過ぎ体重が増加した。」と診察時に言われますが、1食1000キロカロリーはありそうで、なるほどそうだよねと思いました。たまには気分転換にはいいかもしれません。

自動車で昨日の到着地点まで送ってもらい、午前9時5分スタート。今日は97キロ先の宿泊場所の長万部温泉まで、距離は短いので、翌日が長万部から函館まで180キロあり、さらにできるだけ先に進み、距離を稼ぎたい所です。

まずは室蘭をめざして海沿いの道を走って行き、先に見えるのが室蘭ではと思いながら、まずまず順調なペースで進んで行きました。室蘭の入り口の10.8キロ先の東室蘭には1時間5分で到着、これなら今日は予定以上に先に進めるのでは期待が膨らみました。

室蘭駅や室蘭の中心街は半島の中にあり、その先から対岸までは白鳥大橋で繋がっていますが、自転車の通行禁止のため湾沿いに行かなければなりません。ただし三角形の底辺を行くような形なので、距離的には短くなっています。しかし良いことは続かず、小石のようなのを踏んでガタンとしたかと思うと、後輪のタイヤがパンクしペッチャンコになっていました。この旅では第一弾の一日目以来の2回目のパンクとなりました。日陰に自転車を移動させて、予備のチューブを持って来ており、チューブ交換の方法のメモをみながら、久しぶりの交換となりました。タイヤからチューブを取り出し、空気を入れてどこがさけているか調べますがわからず、タイヤも何か刺さっていないか調べますが、分かりませんでした。タイヤに刺さったままにして、新しいチューブを入れてもまたすぐに穴が開き、もう2本目の予備のチューブはないので、慎重に捜しますがわからず、石かなにかと挟まって裂けたのだろうということにして、新しいチューブに交換して、結局1時間近くかかってしまいました。

その後は内陸側を走るコースとなり、洞爺湖の近くを通過する時に山の上に洞爺湖にある以前サミットの行われた台形の特徴的なホテルが見え、あんな高い所にあるのに驚きました。これまで牧場の横を通り過ぎる時に白いビニールに包まれて積まれている牧草を見かけ、どのようにしてビニール詰めにするのかと疑問に思っていました。偶然道沿いで牧草をビニールで包むのを見かけ、観察しました。写真にあるように、円柱形の牧草をローラーの上で回しながら、直角の方向に幅60cmくらいのビニールのテープを回転させて、牧草がビニールに包まれて行きました。これで疑問が一つ解決してすっきりしました。

長い上り坂が多く、さらにトンネルも多く、専用の歩道もないので、ライトを付け、後ろの赤色灯も付けて、思ったより時間がかかりました。長万部まで後19キロ、なんとか最後の峠を越え、後は下りと海沿いのフラットなコース。既に午後４時半で時間的に遅く今日は長万部までにしました。下りは時速30キロ越え、海沿いに降りて10キロの直線コースも時速20キロを越え、順調に長万部に到着。そこから今日宿泊する温泉を見つけるのに時間がかかり、結局午後6時10分に長万部温泉「丸金旅館」に到着しました。

入浴して汗を流し、湯船の温度が、熱めの湯（44度）とぬるめの湯（41度）と熱く、露天風呂に入り、一瞬のみぬるめの湯に入り出てきました。夕食がまたこれでもかというくらいの種類と量があり、毛蟹、天ぷら、刺身など今日も腹一杯となりました。洗濯をして、午後10過ぎに就寝。