ウェルネスクリニック

ウェルネスクリニック

内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
〒742-0021 山口県柳井市柳井1547-1
2016.08.17

私のリフレッシュ休暇-1

DSC_0710.JPG平成28年7月3日でクリニックをオープンして10年となりました。オープン時からのスタッフが5名おり、勤続10年になった職員に、この1年のうちに好きな時期に各部署で支障がないような勤務体制で、リフレッシュ休暇を15日間取れる事にしました。一人目は前川臨床検査技師に報告していただきます。

「私のリフレッシュ休暇ー立山黒部アルペンルートと農業体験」


前川 眞知子



今年7月でウェルネスクリニック開業から10年になります。院長先生から10年勤続したご褒美に2週間の休暇とたくさんの軍資金をいただきました。長年連れ添った主人と一緒に旅したことも数えるほどですし、今回は一緒に旅行することにしました。立山黒部アルペンルートを巡りその後、長野の友人の家へ行き農業体験をしてきました。


7月22

山陽新幹線、北陸本線を乗り継いで富山へ行き本日は富山駅前に宿泊、明日の富山電鉄始発立山行きの乗り場確認や食料の買出しなどで駅周辺を歩きました。


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DSC_0710.JPG電鉄富山駅530発の電車、ケーブルカー、高原バスを乗り継いで立山室堂まで行き、駅のロッカーへ登山に不要な荷物を預け、830から標高差550mの立山へ登りました。登山道に雪が残っていてその上を歩くところもありました。ちょうど夏休みで「小学校卒業親子登山」の方々が大勢で登っていました。故郷の山が3000mとは羨ましいなと思いました。

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m地点の一番高い岩の上で登山者に神主さんがお祓いをして下さり、お神酒を頂きました。娘の安産と孫の合格、学業成就のお守りを求め、室堂周辺を散策しこの日は室堂から少し歩いて標高2300mの天狗平の宿に泊まりました。立山町はネパールのクムジュン村と交流があるそうで宿にはネパールから来た青年が働いていました。三浦雄一郎さんがスキーでエベレスト滑降した時、宿のご主人はサポートで行かれたそうです。夜はビデオを見てお話を聴けるはずでしたが、疲れて眠ってしまい、星空や天の川を見逃してしまいました。

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DSC_0733.JPG朝早く宿の廻りを散策し景色や草花を楽しみ、山の端から徐々に赤く染まる日の出を見て本日も晴天です。泊まり客全員が表でラジオ体操をしてから朝食でした。その後車で室堂駅まで送ってもらいトロリーバスで大観峰へ。展望台で廻りの山々を眺めロープウェイを乗り継いで着いた黒部ダムではダムの放水を見学し建設に関するビデオを見ました。景色のよい場所で休憩できる設備が整っていて、働く人達がみな愛想よく親切でした。その後トロリーバスで扇沢へ行きました。扇沢駅で昼食に食べた黒部ダムカレーは美味でした。高速バスで長野駅へ行き、ホテルチェックイン後、2キロほどの善光寺へ歩いて行き、帰りも歩いてさすがに疲れました。林家正蔵師匠が善光寺仲見世通りを歩いておられました。


7月25日〜8月2日
DSC_0758.JPG朝、先に帰る主人を長野駅で見送り、このあと友人が迎えにきてくれ彼女の車で長野市鬼無里(きなさ)に行き居候として滞在しました。ご家族の皆さまに快く受け入れて頂き感謝の念でいっぱいです。家業の農業に加えて女性だけで味噌と味噌漬の会社を経営し、長野市農協の役員など地域の中核として頑張っています。ここでの私の1日のスケジュールは5時に起きて周辺の散歩を1時間、家族の洗濯物を干して朝食を頂きます。その後畑に行ってピーマンやミニトマトの収穫、草取り。昼食後はゆっくり休み午後も同じ作業。収穫したピーマンは重量でL、2L、3Lに分けて箱詰めします。1個1個計量してほんの少しの傷みも除外するので仕分け作業も神経を遣います。小さ過ぎるのはビニール袋に詰めてスーパー用に出荷します。



ある日、地域興し協力隊の方のお世話で講演会があり連れて行ってもらいました。後継ぎの若い人が居なくなり集落として成り立たなくなった場合の集落の閉じ方といった話の内容でした。「みんなで問題点を話し合っていくと将来の展望が開けることもある」と日本各地の解決例をあげてお話されていました。その晩に友人の家で有志が集まりバーベキューをしてお酒も入り盛り上がっていました。

またある日は一人、バスで長野市内へ出掛けました。善光寺近くの信濃美術館の東山魁夷館は彼のほぼ全作品を保管してあるそうです。欧州でのスケッチ旅行の作品や日展出品の大作のためのデッサンなどが展示してありました。ゆっくり見られて楽しい時間でした。

長野県の郷土料理の「お焼き」やみそ味の「煎餅」の作り方を教えてもらいました。家で作ってみるのですが彼女がやるように上手くはいきません。

標高700m地点に位置し大きな屋根の家なので暑い外から一歩踏み入れるとひんやりして汗がひきます。朝にはスロージョギングや散歩ができ、昼間は農作業で身体を動かして健康的な毎日でした。


このような機会をいただき、大久保先生始めご協力いただいたすべての皆様に心より感謝とお礼申し上げます。