「京都マラソン宿泊珍事件と報告」

木村僖乃

京都マラソン6回目出場しました。出発前日の夜9時半吃驚仰天の事件です。諸事情で大変多忙な日々で漸く最後の品物ゼリーをキャリーバックに入れかけて、和美マネジャーのメールに気が付きました。「今晩は！まだお仕事中ですか？今頃になって重大な事に気付いてしまいました。もう変更は無理と思いますが、ホテルの部屋がダブルのようでベッドが１つのようです。ツインルームとクインルームを見間違えたのだと思います。部屋がスタンダードクイーンルームになっています。もうキャンセル料が発生するので、一緒に寝ましょうかね。先日よしのさんが印刷していたホテル予約確認書をもっと早く見ておけば良かったです。申し訳ありません　ｍ(__)ｍ。」早速マネジャーに電話です。「冗談じゃないよ！ホテルに電話してみる」夜の10時ころ電話です。「クイーンとツインを見間違えたので変えてください！」「当日はもう一杯でありません」「なんとかしてください」「出来ません。クイーンはダブルより大きいです。」「巾１メール60センチです」「お二人で充分ゆっくりやすまれます」「一緒になんか寝られません。寝不足で京都マラソン走れません」「クイーン、ツイン間違えそうな表示するからそちらが悪い。ダブルの大きい部屋としていないから・・・」段々理屈にならない悪口雑言です。「今から他のホテルを当ってみます。あればキャンセル料は？」ホテル側痺れを切らして「お客様が電話してこられたのでキャンセル料いただきません」和美マネジャーに事の内容知らせました。こういうこともあるかと流石です。ホテル調べていたようで昨年泊まったお気に入りのホテルが空いていました。そちらを確保してホテルに電話です。同じ係の方が出られ「京都マラソンの宿泊の方からとられているのでそちらからキャンセルしてください。」「どういう方法で取ったか忘れました。お宅から取り消ししていただけませんか」早く私と手を切りたいと思われたのだと思います。「わかりました。こちらからキャンセル手続きします。機会があれば当ホテル直接とれるメールを送りますのでまたのご利用よろしくお願いします。」なんと立派な応対で恐縮しました。チャンスがあればぜひ泊まりたいと思いました。和美さんに知らせると「僖乃さんに連絡して良かった。当日新幹線の中で話そうと思ったが、何故早く言わなかった！今からではどうしようもない！烈火のごとく怒りだしたら大変！！」と。二人でこの事件教訓と確認しました。気づき１.間違いがあれば即対応する。気づき２．最後まであきらめないです。

お蔭様でいつも泊まっているホテルで泊まれる安心感で京都に向かい、受付の手続きをして、裏千家の御茶の接待を味わう余裕ができ、ゆっくり熟睡できました。

当日17000人ノランナーが冬晴れの古都を駆け抜けました。和美さんの「無理しないで、」の声援を受け21キロで彼女「よしのさん　頑張って」声を聴き、32〜35キロで木村健一先生とデッドヒート、調子よく35キロまでは思い通りの走りができました。ひょっとしてひょっとするか頭をかすめましたが、36キロあたりからウエストポーチのベルトが腰に喰いこむような感じがしてきて段々気分が悪くなってきました。当然スピードが落ちて少し歩きました。これは不味いなと最後まで走れないかもと不安が横切りましたが、前日のホテル事件「最後まであきらめない」思い出し、残していたゼリーを吐き気を抑えて飲み込みました。

するとじわじわ活力が蘇り、フィニッシュにたどりつくことが出来ました。完走証ネットタイム4：13：10です。順位女子812位（約4000人）年代別1位です。（後で気が付いたのですが、マネジャー曰く、ウエストポーチではなく、ビニールのカッパを腰にまきつけていたのがきつすぎて腰に来たのだと。早く外せばよかったのにと。ラストのところで僖乃さん姿を見たとき何を巻き付けているのかと？今思えば原因はそれだと思います。残念無念です！！）

翌日はマネジャーが行ったことがないといいますので、平等院を観光しました。私、2回目でしたが、池の中島に建てられている関白藤原頼通によって建立された阿弥陀堂圧倒されました。 改めて1052年に造れたその国宝の価値、存在感、時を超えてこころ揺さぶられるものを感じました。駅からの平等院まで10分の歩き、店をみながらの散策が素敵です。

昼食はお煎茶と洋食がミックスした食事を頂きました。面白い組み合わせでした。

お茶は宇治が一番と聞きますので柳井で京都の思い出につかろうと煎茶と玉露を求め京都を後にしました。

3日間目まぐるしくいろいろありましたが、認知症予防になる日々でした。3月は佐賀マラソン、4月は長野マラソンがありますが、あきらめずタイム更新したく練習精進します。マネジャーともどもよろしくお願いします。