平成29年7月3日に初回シリーズで調理実習を行い、「ヘルシーカレー」を作りました。今回から新しく参加された方が２名加わり、合計7名で行いました。

今回、新たに参加してくださった方が2名いらっしゃったので、自己紹介から始めました。「高脂血症でお世話になっています。」「何度もダイエットして、そのたびにリバウンドしてしまうんです。」という方など、調理実習には様々な方が見えられます。
10時から献立の説明が始まりました。普段食べているカレーのカロリーは大体700から800kcalと、ダイエットや食事療法には不向きなイメージですが、今回の献立は全部で566kcalと、とてもヘルシーです。献立の説明の後、木村栄養士から、先日当院で行なったケーキバイキングの話がありました。「糖尿病と聞くと、いろいろな制限があり、甘いものは禁止というイメージがありますが、食べ方を工夫すれば大丈夫なんです。」という話を、皆さん真剣に聞いておられました。

10時40分からそれぞれ担当を決めて取り掛かりました。まずは「マンナンヒカリご飯」からです。お米は洗い、マンナンヒカリは洗わずに加えて炊飯します。分量は米1合に対してマンナンヒカリ1本の割合ですが、これでカロリーが33％カットになります。
次に「ヘルシーカレー」です。このカレーは、市販のルウを使わず、カレー粉を使い、とろみはすりおろしたじゃがいもを加えることでつけます。作り方は鍋で牛肉、野菜を炒め、そこに水、ローリエ、コンソメ、塩、カレー粉を加え、すりおろしたじゃがいもでとろみをつけて完成です。
「こんにゃくの土佐煮」は、こんにゃくを茹でてから食べやすい大きさにちぎり、鍋でから炒りします。そこにだし汁、醤油などの調味料を加えてさらに汁気をとばします。器に盛りつけてから上に花かつおをまぶします。
「なすのサラダ」では、なすとパプリカを焼いて、なすは皮をむきます。食べやすい大きさに切ったら、ヨーグルト、酢、砂糖、塩を混ぜたドレッシングと和えます。
「グレープフルーツゼリー」はグレープフルーツの中身をくりぬいて果汁を絞り、果汁にゼラチンとパルスイートを加えます。それをくりぬいた皮のほうに流しいれ、冷蔵庫で冷やし固めます。

12時10分ごろから食べ始めました。「マンナンヒカリごはんは普通のお米みたいに食べられる。」「これでカロリーが抑えられるなら家で試してみたい」という声が多くありました。
また、今回は参加者の方が紫色のバジルを持ってきてくださりました。紫色のバジルは珍しく、種から育てるしかないそうなので、とても貴重なものを見れました。献立の写真ではグレープフルーツゼリーの飾りに使用しています。
さらに、自家製でいちごを作っておられる方が、いちごとレモン汁とパルスイートだけで作ったジャムを持ってきてくださいました。参加者と栄養士で、食べ終わった後に早速試食タイムです。
今回は新しく2名の方が加わり、はじめは緊張した様子でしたが、ほかの参加者の方と和気あいあいと楽しく過ごされたようでした。
食べ終わって後片付けをし、また次9月にお会いすることを約束し、13時過ぎに解散しました。

献立　566kcal（7.1単位）
マンナンヒカリご飯：米、マンナンヒカリ
ヘルシーカレー：牛肉、人参、じゃがいも、カレー粉
こんにゃくの土佐煮：こんにゃく、だし汁、しょうゆ
なすのサラダ：なす、パプリカ、ヨーグルト、酢、砂糖、塩
グレープフルーツゼリー：グレープフルーツ、ゼラチン、水、パルスイート