平成26年3月より月2回程度昼の「まかない」を始めました。NHKの「サラメシ」という番組を真似て、「クリメシ」と名付けました。 平成29年12月28日(木)のまかないは「非常食」で、12名が参加しました。3分間スピーチは今回はなし。
昨年の12月の糖尿病教室で、熊本地震を体験した緒方 敬之 先生に「災害に備える〜熊本地震を体験して〜」というタイトルで、体験談を講演してもらい、災害に何をどのように備えていったらいいか勉強しました。昨年より始めた、防災用の非常食を食べながら、停電、断水で最初の3日間をいかに診療をしていくかを考えてみることにしました。
主食であるごはん(アルファー化米)は、お湯の量を加減することによって、2種類(リゾットか飯か)を選べるようになっていました。今回は、同じ種類のものをいくつか用意し、リゾット状にしたもの、飯のようにしたものの両方を作り、好みのほうを選ぶという形にしました。
缶詰は、ミックスビーンズとマグロのフレークを12人で分けました。
デザートに、甘酒、お汁粉を作り、羊羹を1人1本としました。
1.主食(アルファー化米)はどうでしたか。
硬さについて
リゾット状を選んだ人:硬さはちょうど良かった。少し硬かったがかむのでちょうど良い。
飯状を選んだ人:硬さはちょうど良かった。
味について:味はしっかりついていた。辛かった。水が欲しかった。良く混ぜなかったので、下のほうが濃くなっていた。
その他:最後まで温かかったのがよかった。味が濃いめで、最後まで食べるのがつらかった。カロリー、たんぱく質、炭水化物の割合が、糖尿病から腎臓食まで使えそう。
2.缶詰(ミックスビーンズ、マグロフレーク)について
こんなものだと思う。美味しかった。もう少し食べたかった。
豆は他のものと混ぜても良いと思う
フレークは味がしっかりついていた。味が濃いので、他のものと混ぜて食べたらよい。白米にはあうと思う。マグロフレークよりもシーチキンのほうが好き。
3.デザート(甘酒、お汁粉、羊羹)について
甘いものがあれば癒される。
甘い。けど疲れているときにはいいかも。
お汁粉は甘すぎる。
美味しかった。
4.災害時に食べたいと思ったもの
温かいスープ
温かいもの、味が薄いもの
カップラーメン
ドライカレー
パン、パスタ
チョコレート
野菜
5.その他、全体を通しての感想
実際に被災したとき、どんな心境でこの食事をいただくのか想像できないので、正直、おいしいのかわからない。疑似体験にはなるかも。
お湯さえあればあたたまって、心も身体もほっとできる。
しっかりした味付けなので、のどが渇いた。おなかはしっかり満たされた。
日ごろから精神力を鍛える必要があるかと思った。
キャンプみたいで楽しかった。
年に1度、こうして防災食を食べて防災について考える機械があるので良い。
献立:612kcal
アルファー化米(えびピラフ、ドライカレー、カレーリゾッタ、コーンリゾッタ、五目リゾッタ、梅しそリゾッタ、ガーリックリゾッタ、牛飯)
ミックスビーンズ
マグロフレーク
甘酒
お汁粉
羊羹
トマトジュース