ウェルネスクリニック

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内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
〒742-0021 山口県柳井市柳井1547-1
2018.05.06

スペイン・サンチィアゴ巡礼2018(第1弾ー11)

DSC08851.JPG5月6日(日)日本時間(現地時間に7を足す)
サンチィアゴ巡礼第1弾として、平成30年4月26日(木)から5月6日(日)までフランスのスペインとの国境近くにあるサンジャンピエドボー(SJ)からスペインのエステージャまで120キロを遍路しました。日本との往復の航空券だけ手配し、宿泊は行き当たりばったりで遍路宿(アルベルゲ)を探して、最終目的地のサンチィアゴコンポステーラ(SCP)を目指して進むことにしました。
5月6日パリから羽田空港に到着し、岩国空港を経由して、柳井に戻ってきました。

羽田空港に午後6時20分到着し、午後8時5分発の岩国行きに乗り換え、岩国空港に午後9時45分到着しました。柳井には午後11時に戻ってきました。マドリードの空港を出発して23時間、ホテルをチェックアウトして29時間かかりました。クリニックによって、たまった郵便物を郵便受けから出し、整理は明日にして帰宅しました。
今回の巡礼第1弾を振り返り、
全体としては、非日常で、いろんな新鮮な体験が出来、楽しい時間を過ごすことが出来ました。通常の見て回る観光とは違った体験が出来ました。
通常は日程と観光スポットやホテルが決まったスケジュールのある旅行ですが、今回はその日、行き当たりばったりで、宿もその日に決めて、多くのYOUと食事をしたり話をすることが出来たのは楽しく、道中でも知らない者同士が「ブエン カミーノ」と言葉を掛け合い、共通の経験をすることが出来ました。各々は巡礼をする深い理由があるのでしょうが、この時点はまだ心と体のウオームアップの時期なのでしょう。
初めてのことで、荷物を何をどれくらい持って行けばいいか、どれくらいのペースで進めるか、わからないことも多く、第1弾は欲張らず、無理をせず、サンチアゴ巡礼がどんな風かを知ることを大きな目的にしました。
天候
高地だったせいか、天候の変動が大きく、晴れていたかと思うと急に雨になったり、不順でした。気温は標高が高いところは3〜4度くらい、大体10度台のところが多く、それなりの服装で調整するれば、寒くて困ることはありませんでした、
荷物について

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なるべく軽く、少なく出来るようにし、バックパックは30Lとやや小さめにしました。軽くて容量の少ないものにするようにし、結果として8.5キロになりました。
これにどの程度水を持っていけばいいのかわからず1L〜1.5L程度準備し、決めることにしました。今回の行程では1L(500mlのペットボトルが2本)あれば何とかなりました。それにウエストポーチを加えると荷物全体として、11キロ程度の重さになり、スペースには余裕はありませんでした。標準体重より10キロ重い肥満の人はいかにしんどいかよくわかりました。
ウエストポーチはパスポートやクレジットカードなどの貴重品を入れるものと、日々の行動でよく使う物をいれる物と2種類を付けていましたが、ザックのウエストベルトもあり、胴回りがダブダブして動かしにくくなり、後半は貴重品用のポーチを日常用のポーチにいれ、外出する時だけ使うようにしました。今後の改善の余地のある点でした。
持って行ったもの
寝袋、雨具、スパッツ、ミッドカットトレッキングシューズ、ズボン、長袖シャツ1つ、フリース1つ、携帯用ウインドブレーカー、着替え(下着とTシャツを3つ、靴下;五本指ソックスと厚手のソックスを1つ)、帽子1つ、ランニング用短パン、洗面道具(歯ブラシ、歯磨き粉、携帯用電気カミソリ、ヘアブラシ)、入浴道具(ボディソープ、シャンプー、風呂用タオル、タオル2枚、スーパーのビニール袋、S字状フック)、洗濯用具(洗濯石けん、洗濯機用洗剤5袋、洗濯バサミ)、地図と巡礼の本のコピー、携帯用スペイン語辞書、行動食(グラノラバー2つ、ピーナッツなしの柿の種2袋、ビスケット1袋)手袋(メッシュと防水手袋を1つ)、ストック2本、ビニール敷き、傘、ヘッドライト、果物ナイフ、日焼け止め、リップクリーム、スケッチブック、鉛筆、水彩鉛筆のセット、ポケットティッシュ8個、サンダル、リングメモノート、ボールペン、パスポート、クレジットカード、現金、航空チケット、海外旅行保険証書、眼鏡に引っ掛けるサングラス、膝サポーター、ウエストポーチ2個
食事

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違和感なくどれも食べることが出来、おいしくいただきました。一皿目(primer plato)の候補から一つ、二皿目(segundo plato)の候補から一つ、食後のデザート(postre)や飲み物(bebidas)も一つ選択するメニューの方法も慣れてきました。
行動食は「ピーナッツなしの柿の種」、「グラノラバー」、「ビスケット」を持って行きました。今回の巡礼ではないと困る状況はなく、荷物の量を少しでも減らす為に食べたようなもので、バーは2本持ってきてそのままになりました。
電気

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一番気になったのは、カメラや携帯電話の充電でした。アルベルゲに充電が出来るほどのコンセントがあるのか、もしもの時のために電池式の充電器を持参しました。今時、いずこもスマホは手放せない状況にあり、アルベルゲでもすべてではないですが、各ベッドにコンセントがあり、なくても何カ所かあり、充電器を使うことはありませんでした。
荷物にはなりますが、小さなスケッチブックと、鉛筆、水彩鉛筆を持参しました。絵になりそうは風景は多くありましたが、途中、着いてから絵を描くほどの時間的余裕はありませんでした。そのためには一日のペースを少なくするか、もっと早く着くようなことが必要のようです。
シャワーが冷たかったりぬるかったりで、汗を流すことを第一と割り切る必要があります。
洗濯

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原則手洗いで、持って行った洗濯石鹸が小さく洗いにくかったので、もう少し手になじみやすい大きさがいいようです。洗濯機用の洗剤を5袋持って行きましたが、1回使用したのみでした。乾燥は洗濯ばさみも持って行きましたが、天候の悪い日が多く、乾かず乾燥機が有ればそれを使用しました。天気が良く、午後の前半くらいに乾かさないと夕方には乾かないようです。室内干しでは翌朝までには乾きませんでした。
トイレ事情

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アルベルゲのトイレはウオッシュレットはありませんが、洋式の水洗で清潔です。一カ所、便座の着付いてないトイレがあり、男女兼用なので、ちょっと抵抗がありました(パンプローナのアルベルゲ)。問題は巡礼の途中で、バルくらいにしかトイレが無く、公園や教会などにトイレもなく、公衆トイレもなく、生理現象はどうしようもなく、男性はまだ物陰でいいですが、女性は深刻な問題です。途中、急に物陰から出てきたり、しゃがんでいるのを見て見ぬ振りをして通り過ぎていきました。
物価は
宿泊はアルベルゲを使用するので、大体素泊まりで10ユーロから前半程度でやすく。食事はアルベルゲについている場合は夕食で10ユーロ、朝食で5ユーロくらい、そんなに高いものではありませんでした。朝、夕をアルベルゲで食事をしたら、25ユーロ程度。昼を途中のバルで、トイレ休憩も兼ねて昼を食べると15ユーロ程度で、ほかに水を買う以外に余分に買うことはないので、大体、一日50ユーロ。水のペットボトル500mlは日本より少し高めでした。もしも30日かけてゴールのSCPまで行くとしたら、最低で50x30ユーロ=1500ユーロ、1ユーロ=135円として、全部で20万円くらい。食事がついているとは限らないので、食事をバルや店で買うともう少し高くなるのでしょう。
この2年間、サンチアゴ巡礼のために、テレビのスペイン語講座を見て勉強してきました。まだまだ思っていることがさっと出てこなかったり、動詞はなんだったか思い出せなかったりしました。ましてや相手の言っていることはほとんどわかりません。しかし、今回短い期間とはいっても現地で生活できたことは、今後のスペイン語の勉強への強い動機付けとなりました。

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次がいつになるかはわかりませんが、少しずつ準備をしていきたいと思います。スマホが充電にあまり困らないようなので、その辺の利用方法を工夫するのも良いのかもしれません。ただしあまり機械に頼るのも、とも思います。是非また行きたいイベントとなりました。その時にはまた報告します。