令和2年6月26日(金)の調理実習は「鉄分たっぷり貧血予防の献立」を作りました。参加者は5名でした。今回が500回目の調理実習となりました。
当院が開業して14年が経ちました。月に3〜4回調理実習を行い、今回で切りのいい500回目となりました。
10時に参加者の方が集まり、調理実習がはじまりました。献立説明の前に、木村栄養士がマラソンの77歳部門のランキング1位になり、ランナーズという雑誌の取材を受け、掲載されたのでみなさんに報告をしました。木村栄養士は90歳まで走りたいと話されていました。次に、コロナウイルスで自粛していたときに何をしていたのか聞いてみました。趣味のパッチワークをしていた人、家の片付けをしていた人、テレビを見ていた人など、みなさんそれぞれの過ごし方がありました。この機会に片付けをされていた方が多かったです。その後、矢野栄養士から今日の献立の説明があり、それぞれ担当をきめて、10時40分から調理に取り掛かりました。
“牛肉とひじきのマリネ風”は牛肉をゆでておき、ひじきとにんじん、赤玉ねぎ、きゅうり、しめじにドレッシングをかけます。牛肉にも同じドレッシングかけました。いつもは野菜を混ぜて盛り付けていましたが、今回はそれぞれ分けて盛り付けました。
“厚揚げとキャベツのオイスターソース炒め”は、きゃべつ、にんじん、長ねぎ、厚揚げをオイスターソースで炒めます。
“あさりとほうれん草の豆乳スープ”は、あさりの水煮缶とほうれん草には鉄分がしっかり入っているので、貧血気味の方にはおすすめです。
これまでは”イチゴのヨーグルトかけ”でしたが、イチゴもなくなり、”りんごのコンポート″にしました。りんご、レモン、パルスイート、水を入れて柔らかくなるまで煮て、最後に食紅を加え、薄いピンク色に染めました。そして今回は鉄分の多いプルーンを添えました。
12時前にできあがり食べ始めました。今日のごはんは松の型に抜いて、黒ごまをふりました。普通に茶碗に盛るのではなく、少し手間をかけると雰囲気が変わりおいしく感じることができました。
今回の献立は、生野菜がたくさん使われているのですが、参加者の中で野菜が少し苦手な方がいらっしゃいました。しかしその方は、野菜の嫌なにおいがなくておいしいと笑顔で全部完食されていました。その表情を見るととても嬉しくなりました。
そして献立の中の、オイスターソース炒めがみなさんにとても好評でした。忘れないうちに家でも作ろうという声が多かったです。簡単に作れて、ごはんに合うのでおすすめです。
食後のコーヒーをいただき、後片付けをし、また次8月にお会いすることを約束し、13時前に解散しました。
白飯 精白米、黒ごま
牛肉とひじきのマリネ風 牛もも肉、ひじき、きゅうり、にんじん、赤玉ねぎ、ぶなしめじ、トマト
厚揚げとキャベツのオイスターソース炒め 厚揚げ、キャベツ、にんじん、長ねぎ
あさりとほうれん草の豆乳スープ ほうれん草、じゃがいも、あさり水煮缶、豆乳、味噌
りんごのコンポート りんご、レモン、プルーン、パルスイート