12月19日（日）の糖尿病教室はJA周東総合病院　循環器内科　診療部長 兼 内科主任部長、弘本　光幸　先生に「心筋梗塞にならないため、再発させないために」というタイトルで講演をしていただき、スタッフを含めて36名が参加しました。

例年、糖尿病教室の6月と12月は通常とは異なるトピックスをテーマに開催しています。通常の糖尿病教室で「糖尿病の合併症」として、心臓病が日本人の死因の第2位であることについて勉強しますが、今回はさらに詳しく狭心症や心筋梗塞について勉強することにしました。

まず心臓の解剖、狭心症や心筋梗塞の病気の状態の説明がありました。治療の進歩の歴史をご自身が医師となり、循環器内科医として経験してきたこと重ね合わせて、図や写真でどのように狭くなった冠動脈を広げていく方法をわかりやすく説明されました。

後半では、心筋梗塞を発症して死亡した人の半数は病院に到着前に亡くなっており、いかに早く病院へ搬送されるかが課題であること。アメリカでの発症から病院への搬送の再現ビデオを使用され、消防署への救急搬送依頼の電話連絡、そこでの係員との対応、救急隊員が到着しての対応などを目で見てわかるように説明がありました。

参加者には心臓のパイパス手術を受けたり、ステント留置を受けた患者さんも多く参加され、講演の後、質問も多くありました。午前11時過ぎにひと段落し、いったん会は終了しましたが。会の後も個人的に質問される方も多くありました。