令和4年1月1日（火）琴石山の山頂（標高545m）より初日の出を見ました。今年も患者さんと頂上でお会いしました。

例年、特に予定がなければ琴石山に上り、初日の出を見るようにしていました。12月に患者さんが外来受診された際に「来年も琴石山に登り、初日の出を見ます。同級生が2人、コロナウイルスの影響で来れるかどうかは不明。」と言われていました。

全国的に寒波が来て雪の所もあるようですが、柳井は雪もなく、元旦は晴れの予報で初日の出を見る事が出来そうでした。「紅白歌合戦」を途中まで見て、午後10時前には就寝、午前5時に起床。午前5時55分に家を出発。空には三日月と星が見え、初日の出を見ることができそうです。外はまだ真っ暗でヘッドライトを着けて上り、徐々に空も明るくなり、残り700mからは車道から登山道となり、午前7時10分に頂上に到着。患者さんは既に到着し挨拶をしました。しかしいつもの患者さんの同級生お二人は今年もコロナウイルスの影響でいませんでした。昨年も参加されず、昨年はお雑煮を作るのは無しでした。空腹でお酒をいただいて、帰りが酔っ払ってしまいました。昨年、患者さんも体がふらついて支えてもらって帰ったと正月明けに来院された時に言われていました。今年は昨年のことがあるのでの、一人でお雑煮を準備し、8キロの重さになったけれども、背負って持ってこられました。

今年は頂上には昨年よりは多くの人が、多分100名くらいが、家族や知人同士で登り、日の出を待っていました。初日が出る周防大島の山の上には雲がかかり、雲が太陽に反射して黄色に光り後光がさすような幻想的な風景となりました。その後7時20分に太陽が出て、完全な丸い日の出を見る事が出来ました。初日の出を見た後に患者さんの持って来たカップの日本酒とお雑煮をいただきながら、美味しく気分もほっとしました。

患者さんの知人で奥さんが当院に通院している男性、昨年白い大きなセントバーナードを連れて上ってきた男性も加わり、食事をしながら、「犬は昨年6月に亡くなったこと」「通院中の奥さんも一緒に登らないのですかと聞くと、以前車道まで車で来て、そこから登ったことがあったが、しんどかったということで、来ないこと」などの話をしました。今年も患者さんのご主人がスパークリングの日本酒を持って来られそれもいただきました。一緒に写真を撮り、また来年も元気で再会出来る事を約束して別れました。

帰りは例年のように別の登山道を通って下山することにしました。遠く眼下にクリニックを見ながら、すがすがしい空気と木立の中を森林浴のように心地よく、今年も新たな気持ちで1年を迎えることが出来たことを感謝し、下っていきました。途中にお大師山「金剛寺」にも寄り、今年初めてのお参りをし、午前10時に家に戻って来ました。11.4キロ、4時間3分でした。