平成26年3月より月2回「まかない」を始め、NHKの「サラメシ」を真似て、「クリメシ」と名付けました。令和4年3月17日(木)は「中華ちまき風、酢豚、台湾カステラ」で、10名が参加しました。3分間スピーチは木村栄養士。
今回のまかないは、7月に開催される当院の糖尿病患者会「アロハ」の調理実習で行う献立の試作をしました。
8時半に集合して、デザートの”台湾カステラ”を焼くのに1時間かかるので、台湾カステラの準備と、”中華ちまき風”は材料を入れて炊飯器で炊くだけですが、笹の葉に巻いたりと後で時間がかかりそうなので、その2品目に取り掛かりました。
“中華ちまき風”はもち米はといで、釜に入れ、分量の水を加えて、出来れば1時間、時間のない時は20分つけておきます。生姜は皮をむきせんきりにして、さくらえびは分量を計って準備しておきます。調味料を加え、軽く混ぜ、炊きます。蒸らしたご飯に千切にしたあおしそを混ぜ、一人2個のおにぎりにして笹の葉で包みます。
”簡単酢豚”は、豚肉は一口大に切り、ジップ付き保存袋におろしにんにく、おろし生姜、酒と共に入れてよく揉みこみ、10分おいたら片栗粉をまぶします。にんじんは乱切にし、下茹でします。玉ねぎを1㎝幅に切り、ピーマンは一口大に切ります。ボウルに調味料を入れて混ぜ合わせておきます。フライパンにサラダ油を引き、豚肉を炒めます。一旦肉を取り出します。
野菜も炒めて、野菜に火がとおったら具材をフライパンの端に寄せ、中央に合わせた調味料を加えて、中火で炒め合わせます。全体味がなじんだら火からおろし、お皿に盛り付けて出来上がりです。
“しらたき入りさっぱりサラダ”は、きゅうり、にんじん、ハムを千切りに切ります。しらたきを自分の好きな長さに切って沸騰したお湯で茹でます。野菜をボールに入れて混ぜ、しらたきと調味料を入れて、ごま油を最後にいれ混ぜ合わせます。
”中華スープ”豆腐は1.5㎝の角切にし、えのきたけは根本を切って2cmの長さに切ります。ねぎは小口切にします。
鍋に鶏ガラスープとえのきを入れて熱し、沸騰したら豆腐を加え、鶏ガラスープの素と薄口醤油で調味します。
”台湾カステラ”は、耐熱容器になたね油と豆乳を入れ、それぞれレンジにかけます。卵黄と卵白に分け、卵黄の方にラカントを加えて泡立て器で混ぜます。油と豆乳を加えてよく混ぜます。
卵白にラカントを加えてハンドミキサーで泡立てます。3分しっかり泡立てたら、2つを混ぜ合わせて型に入れ、上から落として空気を抜きます。バットに60℃のお湯を400ccはり、150℃に熱したオーブンで1時間蒸し焼きにします。
まかないアンケート(計10名)
1.酢豚の味つけはどうですか?
ちょうどよい:7名、少し濃い:3名
2.腹何分 腹8分:2名、腹9分:2名、満腹:6名
3.今日のまかない、星いくつ 全員星3つ
4.感想:
中華ちまき風は、もち米がもちもちで、桜エビの香りが良かったです。しそが入っているので風味よく、美味しかったです。生姜がきいていて美味しかったです。笹の葉の香りも、夏らしくていいと思います。
酢豚のお肉が柔らかくておいしかったです。油で揚げてないので家でも簡単にできそうです。
サラダ、しゃきしゃきして、しらたきの食感も良かったです。
台湾カステラ、フワフワで美味しかったです。カロリーが少ないのも良かったです。メレンゲだけで食べるとかなり甘く感じました。カステラのトッピングのさくらんぼは、上に乗せるとカステラに水分が移るので横に添える方が良いのでは?カステラ、しっとりしていて優しくて美味しかったです。
3分間スピーチ(要旨)「一楽二萩三唐津三大抹茶茶碗について」 木村栄養士
高齢者80歳で、表千家、抹茶をたしなみますので、すこし三大抹茶茶碗についてお話させてください。茶の湯の世界では古くから、茶人の茶碗の好みの順位、また格付けとして、『一楽二萩三唐津』と言われてきました。
1位の「楽焼(らくやき)」は、略して「楽茶碗」、または単に「楽」と言います。歴代による茶碗、または同系統の軟陶の総称。天正年間(1573~92年)頃、楽家初代・長次郎と利休との出会いにより生まれた、茶を喫すための茶碗。手捏(つく)ねや箆(へら)削りによる掌に吸い付くように収まる造形、主に用いられる黒・赤二種の釉薬が特徴である。楽茶碗は多くの場合一つずつが手造りであり、釉がけして八、九百度の低い火度で焼き上げられたものです。本窯・傍系それ以外の素人の手造りなどがあるようです。
一楽の黒ですがこれは私の亡くなった伯父からもらったものです。達筆で短歌をたしなみお茶会で使う色紙はこの伯父がよんだ短歌を使っています。かなりいいものだと言っていましたが詳細はわかりません。残念なのは箱がないのです。箱書きがないと全然価値はないに等しく好きで使っています。赤楽ですがこれは長兄が購入してくれたものですが箱があるのですがどこに入れているのかいくら探してもわかりません。ただ持った感じ手の収まりがよく気にいっています。表のお茶では黒がお濃いで赤はお薄になっています。黒茶碗のほうが格調高いことになっています。
2位の「萩焼」は、茶陶として優れています。その土味、素地の景色、釉薬など、古い朝鮮茶碗に最も近いようです。初代は坂高麗左衛門で、朝鮮から帰化した人です。その後、萩焼は、坂氏、三輪氏、林氏の3派ができました。萩焼も400年以上の歴史があります。一般にすり鉢のような形の井戸形の茶碗が多く、お茶が染み込んで、次第に味わい深くなってくる、いわゆる『萩の七化け』が生じますので、使い込む楽しみがあります。
北九州市の戸畑で生まれで小学校のときからお茶とお花は習っていましたが山口で就職してお茶会に行くと萩焼が主茶碗ででてきますのでひとついいものを購入したいと40歳過ぎころ思っていました。病院に勤務しておりましたその当時系列の病院の事務長が萩焼の坂倉新兵衛さんの知り合いということだったので紹介していただいてそちらの窯元に購入に出かけました。約束の日が台風直撃で雨、嵐の中を和美さんの車で彼女の運転で参りました。新兵衛さんは大阪で個展をされた直後でしたのでよりどりみどりが案内された部屋に飾ってありどれでもあなたがおすきなものをどうぞと言われ自分の好みにあったものを購入しました。お値段はあなたが思われる金額でといわれ40万円と言った気がします。なぜそう言ったか不明です。それでといわれ40万円で購入しました。萩焼は萩の7変化で使うほどによくなるのですが割ったら大変と2~3回くらいしか使っていないので7変化なしです。
3位の「唐津焼」は歴史が古く、斉明天皇の時(655~661年)に、神功皇后の三韓征伐の際に連れてきた高麗小次郎冠者が陶器を作り始めたのが最初と考えられています。唐船の出入りする港の近くでしたので唐津という地名になり、さらにこの地方の焼き物の名称になりました。製品は多岐にわたり、茶陶のみということではなく、絵模様のあるのを絵唐津と呼び、1590年頃までに完成したようです。私が手に入れた動機についてお話させていただきます。
「唐津焼」ですが今回抹茶茶碗について3大茶碗についてコメントしょうと思いつき自分の茶碗点検して唐津が全然ないのに気が付きました。えっという感じでコロナの時期で製造もとに行くのも無理だし、ネットで適当なもの買うかなと思いつつ、倉庫に行きました。目の前に箱がありました。小さい字で絵唐津焼とありびっくり!茶碗がここにいるよ!と言っているように見えました。どうも兄が購入していたのを今回の家の整理で妹が送ってきたものを無造作に気が付かずおいていたようです。感ですがまあ結構なもののように思えます。筒茶碗です。小ぶりで気にいりました。以上が3大名家の私が持っている茶碗ご披露させていただきました。コロナがおさまれば我が家でこの茶椀を使ってお茶会ができたらと夢をみています。
私の趣味はマラソンと茶道です。体がうごかなくなったら静のお茶がありちょっと嬉しいです。これからも両方たのしめたらと思っています。まずは家の整理と思いますが気持ちだけで一向に前にすすみません。もうあきらめの心境ですがなんとかしたいと思いつつ日にちが1日1日とすぎてゆきます。きりがないのでこの辺でコメントも終了です。ご清聴ありがとうございました。
献立 7.32単位(586kcal)
中華ちまき風 もち米、桜エビ、生姜、濃口しょうゆ、中華出汁、しその葉
簡単酢豚 豚ヒレ肉、にんにく、生姜、酒、片栗粉、人参、玉ねぎ、ピーマン、酢、濃口しょうゆ、砂糖、鶏ガラスープの素、ケチャップ
中華スープ 絹ごし豆腐、えのきたけ、あさつき、鶏ガラ出汁、薄口しょうゆ
しらたき入りさっぱりサラダ しらたき、人参、きゅうり、ロースハム、ごま、濃口しょうゆ、塩、ごま油、砂糖
台湾カステラ 鶏卵、なたね油、豆乳、薄力粉、はちみつ、ラカントs