ウェルネスクリニック

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内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
〒742-0021 山口県柳井市柳井1547-1
2022.05.23

第572回調理実習「きのこ入り和風ハンバーグ」

令和4年5月23日(月)の調理実習は「きのこ入り和風ハンバーグ」を作りました。参加者は6名でした。

10時すぎから調理実習が始まりました。
献立説明の前に下田栄養士から主菜のハンバーグについて話がありました。「家でハンバーグを作りますか?」という質問に、家族に作る時に大きさを変えて作っておられる方がいました。ご主人には、俵形のわらじサイズを、ご自身には小さいサイズを2つなどと分けて形成しておられるとのことでした。和風ハンバーグがお好きで、大根おろしと大葉、ポン酢で食べているとのことで、今日調理実習する和風ハンバーグと同じですねとお話しました。
今回のハンバーグはひき肉にえのきを混ぜているのが特徴です。混ぜることによって、カロリーが減り、食物繊維が増えます。外食で食べるハンバーグは約300kcalですが、今回のハンバーグは216kcalで約80kcal少なくなります。そして、今回の献立の1食で食物繊維は約10g摂ることができます。糖尿病食品交換票では、20〜25g摂るといいと言われているので、1日の目標量の半分を摂ることができます。
また、食物繊維の中でも水溶性食物繊維が重要のようで、大麦に多く含まれています。今回の献立にも使っているもち麦は、大麦の一種なのでご飯に混ぜて炊くだけなのでご家庭でも取り入れてみてはいかがでしょうか?
担当を決める前に木村栄養士から4月に参加した長野マラソンの報告がありました。2年ぶりに参加してとてもいいタイムで走れたみたいで、参加者のみなさんも嬉しそうに話を聞いておられました。年代別1位で、皆さんから「すごいね」と歓声が上がっていました。
その後、献立説明があり、それぞれ担当を決めて10時40分から調理が始まりました。

”もち麦入りごはん”はご飯はといで普通の水加減にして、もち麦は50gにつき水100g加える割合で水加減を調整します。今回は1.3倍の水でご飯を炊きました。
”きのこ入り和風ハンバーグ”えのきはみじん切りにし、生姜はすりおろし、大根もすっておきます。アスパラガスは下の硬いところの筋を取り、茹でます。玉ねぎはみじん切りにし、フライパンで飴色になるまで炒めます。ボウルにひき肉と塩・こしょうを合わせ、粘りが出るまでよくこね、あら熱をとった玉ねぎ、みじん切りにしたえのき、牛乳とパン粉、卵、ナツメグ、すった生姜を合わせてさらにこね、人数分に分けて小判型に成型します。今回はオーブンで焼きました。220℃で10分焼き、さらに250℃で5分焼きました。ハンバーグを器に盛り、大根おろしと青じそを乗せて、つけ合わせにアスパラガス、トマトをそえて盛ります。お好みで瓶詰なめ茸とポン酢をかけていただきます。段取りで気をつけることは、玉ねぎを半量ずつレンジにかけてからフライパンで炒めるのですが、献立説明の前に炒めるところまでしておかないと、玉ねぎが冷めないのでなかなか成形するまで時間がかかってしまいます。次回玉ねぎを炒めるところまでやっておくことで、段取りが良くなると思いました。参加者の方が手早く成形と盛り付けをしてくださったので時間内に出来上がりました。

”小松菜のえび生姜和え”は、小松菜は茹でて長さ3cmに切ります。桜エビは小さめのフライパンで乾煎りしました。香ばしい香りで、食感も良くなりました。千切りにした生姜、桜エビ、めんつゆで和えます。今回は減塩のめんつゆで和えてみました。減塩のめんつゆは塩分30%カットのものを使用しましたが、そこまで味に変わりはなかったと思います。
”若竹煮”は、たけのこは先端5cmは2~4つ割、他は1.5cmくらいの輪切りにします。わかめは水で戻しておき、汁気をしっかり絞ります。鍋に出汁、薄口醤油、甘味料を合わせ、たけのこと油あげを加えて落し蓋をして煮ます。煮汁が3分の1程度になったら、わかめを加えてさっと煮ます。木の芽を参加者の方が持って来てくださったので添えました。とても香りが良くなりました。
”すまし汁”はしいたけは軸を取り、放射状の飾り切りを入れ、だし汁で煮ます。豆腐は1口大に切り、菊花豆腐に切りました。今回は緑が綺麗な青紅葉という生麩を使いました。献立が一気に初夏らしくなりました。今までは菜の花を使っていましたが、手に入らなかったのでインゲンにしました。インゲンを下茹でして、斜め薄切りにします。しいたけに火が通ったら生麩を入れて薄口しょうゆで調味します。菊花豆腐だけを別の鍋に入れて出汁を注いで火を入れます。器にインゲン、しいたけ、菊花どうふ、生麩を入れて、出汁を注ぎます。最後にゆず皮を細切りにして添えました。
”いちご大福”は、今回イチゴが手に入らなかったので、オレンジにしました。オレンジの皮を剥いて、房の部分だけ切り落とします。1房を半分に切って、薄く2枚に切り分けます。あんは人数分に分割しておきます。耐熱容器に白玉粉と水を加えてしっかり給水させます。そこに砂糖を加えて泡だて器でよくかき混ぜ、電子レンジ500wに2分かけ、取り出して水で濡らした木べらで混ぜ、更に30秒かけるます。水分を見ながら3回程繰り返し、硬さを調整します。まな板の上に片栗粉を敷き、その上に取り出し棒状に伸ばし等分した餅を台形に伸ばし、あんを包みます。真ん中あたりにハサミで切り込みを入れてオレンジを乗せて少し押さえます。参加者の方が持って来てくださったレモンバウムを乗せて完成です。今回このオレンジ大福は、14人の半分の7人分ずつ作りましたが、切り分ける時に切りにくいことが分かったので次から偶数で分けようと思いました。

みなさんの手際がよく、12時に出来上がり食べ始めました。
ハンバーグの付け合わせのミニトマトを、今回はフルティカトマトという木に成るトマトを買ってみました。みなさんが甘くて美味しいと言ってくださって、これを選んで良かったと思いました。参加者の方が、「きゅうりのキューちゃん漬け」を家で作って食べると言って教えてくださったのですが、簡単でとても美味しそうでした。きゅうり3本を輪切りにして、ニンニクチューブ小指の先くらい、生姜、めんつゆ、酢と鷹の爪を入れてラップをかけて5分ほどレンジにかけるのだそうです。それを冷蔵庫で冷まして食べるとのことで、やってみようと思いました。めんつゆは今回の献立にも使っていますが、万能だなと思いました。今回のグループは参加者の方同士も仲が良くて和気あいあいとした感じでお話しされているので、こちらも楽しく調理実習できました。
後片付けをし集合写真を撮って、次回7月にまたお会いすることを約束して、13時に解散しました。

献立 7.22単位(578kcal)
もち麦入りご飯 精白米、もち麦 
きのこ入り和風ハンバーグ 玉ねぎ、合いびきミンチ、えのき、鶏卵、牛乳、パン粉、食塩、こしょう、ナツメグ、油、しその葉、ポン酢、アスパラガス、トマト、大根
小松菜と海老の生姜和え 小松菜、桜エビ、生姜、めんつゆ、
若竹煮 タケノコ水煮、わかめ、出汁、薄口醤油、ラカントs
澄まし汁 絹ごし豆腐、インゲン、しいたけ、生麩、だし汁、薄口醤油、ゆずの皮
オレンジ大福 オレンジ、白玉粉、砂糖、粒あん、片栗粉