4月26日（水）現地時間（日本時間から7を引く）
今日はアタプエルタからブルゴスまで、21.6キロ歩きました。

午前3時に目が覚めトイレに行き、午後9時に就寝したので、6時間は熟睡しました。もう少しベッドで横になり、午前4時に起床し、食堂のテーブルでHPの記事を書き、午前5時をすぎると少しずつ部屋から起きてきて、出発や食事の準備をし、早い人はまだ外が薄暗い午前6時頃に出発していました。午前5時半から朝食にしました。韓国から来た女性が一昨日スーパーで買ったレタスがおいしいからと少し分けていただきました。巡礼をしていて、新鮮な野菜を売っている店がなかなかありません。

出発の準備をして、午前7時出発しました。出発前に忘れ物がないかを部屋に行くと、まだ部屋の電気は消えて、カナダ人と台湾から来た女性は寝ていました。台湾から来た女性は昨日、ベロラードを出発して30数キロを歩いており、後から出発してもどこかで抜かれるのでしょう。空は少し明るくなってきています。柳井より日の出が遅く、夜はまだ明るいので、日本でいうと柳井より西に位置して、緯度は高いところにあるのかもしれません。
さわやかな朝の中を歩いていきます。500ｍも行くと緩やかな上り坂となり、遠くに白い大きなかたまりが見えてきて、近づいていくと羊の群れであることがわかりました。町を見下ろし、東の空の雲の上から朝日が出ようとして、遠くの山には雲海もみることができ、時々振り返りながら景色を眺めました。

道沿いに花の名前は分かりませんが、小さな花を咲かせ始めていました。丘の頂上には大きな木の十字架が立っていました。

丘を越えると下り坂になり、これから向かう先の景色をみわたすことができます。どの方向に向かっていくのかはよく分かりませんが、小さな町が点在しているのが見えます。今日も午後2時くらいまで歩くことにして、ブルゴスの先まで行けたらというのが予定でした。

午前9時20分、出発して2時間20分、8.3 キロ地点のオルバンハのバルで休憩することにしました。テラスでコーヒーと行動食用に持参したおかきを一緒に食べていると、台湾から来た女性が颯爽と歩いているのを見つけ、声をかけました。いつ出発したか分かりませんが、起きて準備して、食べて午前8時に出発したとして、1時間20分なので、時速6キロくらい、早足のペースです。これなら今日も30キロくらいは進むのでしょう。自分たちはアップダウンや休憩も含めて時速3キロくらいのペースで進んでいます。

次の予定はブルゴスに昼頃について、昼食にします。ブルゴスの町に近づくと大きな道沿い、たぶんブルゴスからタクシーでビジャフランカに向かうときに通った道沿いを歩きます。都会に近づくとこれまでの田舎道のような遍路の標識が少なく、わかりにくくなってきます。町中にはいると、通りや交差点も多く、さらに分かりづらくなります。地元風の人に聞きながら進みます。微妙に、「こっちをまっすぐ」とか「あっちをまっすぐ」と言われたり、遍路のかっこうなので、迷っているようだと親切に声をかけてくれる人もいました。　共通しているのは「todo recto（もっとまっすぐ）」で、行っても行っても着きそうにありません。日も高く暑くなり、疲れてきました。最後はたまたまパトカーが巡回していたので、アルベルゲの位置を聞いて、二つ下の通りと教えてもらい、午後1時50分、4年前にも泊まったアルベルゲ（La Casa Cubo）に到着しました。今日は午後2時になり昼食も食べていないので、ここまでにしました。WiFiが使用でき、スマホの地図をみると、三角形の2辺を回り道していました。都会は標識が少なくわかりにくくなっています。パンプローナの時も巡礼を開始して初めての都会で道に迷ったのを思い出しました。

シャワーは個室で、前室があり、快適です。ただ石鹸やシャンプーを置く台がないところが多く、床にシャンプーやボディソープの容器を置かねばならず、次回は良い方法を考えないといけません。

ここは洗濯機と乾燥機があり、外に干さずに乾燥させました。これで一日のルーチンは終わり、町の散策しスケッチはブルゴス大聖堂、大きすぎかつ複雑で、小さなスケッチブックに細かく描くのはむつかしく大ざっぱにスケッチのみしました。夕食は4年間にも行った大聖堂横のレストランのテラスで、いつものメニューで、サラダ、パエリア、ラザーニア、赤ワイン、アイスクリーム。アイスは市販のコーンアイスでした。明日の朝食用にボカディージョとサンドイッチをテイクアウトにしました。今日もいろいろあって、午後10時就寝しました。
今日は21.6キロでした。