月一回開催される糖尿病教室の6月と12月は通常とは異なり、食事や運動などのトピックスをテーマに開催しています。今回、平成28年12月18日(日)の糖尿病教室は、熊本城近くで小児科「出町おがたこどもクリニック」を開業し、熊本地震を体験した緒方 敬之 先生に「災害に備える〜熊本地震を体験して〜」というタイトルで、体験談を講演してもらい、災害に何をどのように備えていったらいいか勉強しました。40名が参加されました。
近年、異常気象で非常に暑かったり、大雨や洪水と自然災害が多くなっています。阪神大震災(H7年)、東北大震災(H23年)が起こり、今年4月には熊本地震と大きな地震が起こりました。台風は天気予報で位置、大きさや方向が報道され、準備(電池、懐中電灯、食料など)をしたりしますが、地震はいつどこでおこるかわからず、不安でありながらも、ついつい準備がおろそかになりがちです。今回の教室をきっかけに災害に対する準備ができれば思い、学生時代の同級生で同じクラブ活動や下宿も一緒だった緒方先生に、今年4月の熊本地震の体験を話してもらう事にしました。前日の土曜日の夜は県内にいる同級生夫妻も2組集まり、何十年ぶりかの食事会をして、学生時代の事、最近の事、亡くなった同級生のことなどに話が弾みました。
12月18日(日)当日は15名から20名程度の参加者だろうと想像して、25席の椅子と資料を準備していましたが、多くの方が参加していただき、急遽椅子を追加し、資料を増刷しました。午前10時から緒方先生から、実際に熊本地震を体験した時の状況、「前震」「本震」と二つの大きな地震を体験し、どのような事に困ったか、こんなものが実際には必要であったことなどをスライドの写真を交えながら話がありました。サランラップ、床に敷くマット、サバイバルシートなどが役立ったこと。ガラスが割れて床に散乱しているので、底の厚い靴も家の中を移動するには重要である事が分かりました。