令和5年1月16日(月)の調理実習は、初回シリーズの3回目で、「魚のホイル焼き」を作りました。参加者は6名でした。
10時に参加者の方が集まり、調理実習が始まりました。
はじめに、今回久しぶりに調理実習に参加された方が1名いらっしゃったので自己紹介から始まりました。大島出身の方や在住の方が数人いらっしゃり、住んでいる地域などの話で盛り上がりました。
献立説明の前に、下田栄養士から話がありました。”魚のホイル焼き”に使う白身魚は、鮭やタラ、サワラなどでもおいしく、鶏肉を使ってもおいしいとアレンジの話がありました。次に「副菜に使われているひじきに含まれている栄養素は何だと思いますか?」という問いかけがありました。みなさん悩まれていました。答えは「カルシウムです。」今回1人3gの干しひじきを使っていますが、3gで約30mgのカルシウムが含まれています。牛乳だと30g (約大さじ2)相当になるそうです。ひじきは牛乳よりカロリーが少ないので、常備菜として活用してみるのもいいと思います。
次に、木村栄養士から初回の調理実習の紹介として献立を立てる基本についての話がありました。中でも”減塩”が大切です。腎臓は年齢とともに弱るそうなので、高血圧でなくても塩分を控えることが大事です。塩分を控えるとたんぱく質の過剰摂取を防ぐことができ、減量にもつながるという話がありました。
その後、下田栄養士から献立説明があり、それぞれ担当を決めて、10時30分から調理を開始しました。
“生姜ごはん”は、千切りのしょうが、油揚げ、調味料を炊飯器にいれて米と炊きます。今回はご飯を型に抜きました。
“魚のホイル焼き”は、今回はカワハギを使用し、3枚におろしました。アルミホイルにカワハギ、きゃべつ、しめじ、玉ねぎ、カロリーオフのマヨネーズをかけて包み、オーブンで焼きます。
残ったアラはしょうゆ、砂糖、みりんで炊きました。大根はレンジで加熱して炊きました。
“ひじきの中華風”は、ひじきは水で戻し、ゆでてしょうゆで下味をつけます。せん切りにしたきゅうり、だいこん、にんじんにドレッシングを混ぜて、そこにすり鉢ですった胡麻を加えて器に中高く盛り付けます。
“澄まし汁”は、だし汁に水で戻したわかめと薄切りにしたしいたけを入れて、火が通ったら調味し卵白を加えます。今回はせん切りにしたゆずを入れました。
卵黄はというと、”シナモンポテト”でゆでたさつまいもと合わせます。俵型に成型し、シナモンをたっぷりまぶしてオーブンで焼きます。
今回は調理中に少し時間があったので、全員で調理台に手をついてスクワットをしました。木村栄養士から家のキッチンでもできるという話があり、みなさんやりながら聞いておられました。
12時前に出来上がり食べ始めました。
今回急遽作ることにしたカワハギのアラ炊きがとても好評でした。魚からいい出汁が出るので少ない調味料でもとてもおいしかったです。またこの時期の大根は柔らかく、甘くておいしかったです。
いつもはホイル焼きに鮭かタラを使うことが多いですが、今回はカワハギを使ってみることにしました。煮付けにする方が多いと思いますが、ホイル焼きもとてもおいしく、マヨネーズにもよく合い新しい発見でした。しかし、ホイル焼きに入っているキャベツが少し固かったです。少しゆでてから包んだ方がよかったかもしれないという話になりました。野菜は時期によって味や食感が違うので、その時に合わせた調理方法が必要だと思いました。
久しぶりに参加された方に感想を聞いてみると、家では1人だからいろいろ話ができて楽しかった。これからも参加したいとおっしゃられていました。また「家では作らない料理でおいしかった。」と言っていただけてとても嬉しかったです。
毎月参加されている男性の方は、とても料理が上手で、今回使ったカワハギも、家では自分で皮をとって刺身にすると話されていました。「みんなの元気な顔を見るのが楽しみ。可能な限り続けて来たい。」とおっしゃられていました。
今回で全5回の初回シリーズを経験された方が3名いらっしゃいましたので、院長から修了証が渡されました。帰り際に「また参加したいです」と言っていただきとても嬉しかったです。またみなさんに会えるのを楽しみにしています。
その後片付けをし集合写真を撮って、次回3月にまたお会いすることを約束して、13時に解散しました。
献立 5.8単位(465kcal)
生姜ご飯 精白米、生姜、油揚げ、こんぶ、薄口醤油、黒ごま
魚のホイル焼き カワハギ、玉ねぎ、しめじ、キャベツ、カロリーカットマヨネーズ、トマト、パセリ
ひじきの中華風 ひじき、人参、きゅうり、大根、酢、醤油、砂糖、ごま油
すまし汁 卵白、わかめ、しいたけ、だし汁
シナモンポテト さつまいも、卵黄、砂糖、シナモン、黒ごま
カワハギのアラ炊き カワハギのアラ、大根、しょうゆ、みりん、砂糖