令和5年5月15日(月)の調理実習は「すきやき」を作りました。参加者は5名でした。
10時過ぎに参加者の方が集まり、調理実習が始まりました。
献立説明の前に木村栄養士から「ゴールデンウィークはどう過ごされましたか?」という質問がありました。「畑仕事をしていた」「子どもが帰ってきた」「孫のお世話をしていた」などいろいろ話してくださいました。
次に、4月に開催された長野マラソンについての報告がありました。長野マラソンは制限時間が5時間で、他のマラソン大会と比べてとても厳しく、リタイアしそうになったが完走したと話がありました。80歳代では1位で、70歳代の1位の人よりもいいタイムで走れたそうです。みなさん拍手して聞いておられました。
最後に献立説明がありました。いつもはだいたい150gのご飯ですが、今回は約半分の70gで”糖質オフ”になっているのが特徴です。最近は”糖質制限”をしている人が増えてきていますが、ご飯には植物性のたんぱく質が含まれており腎臓に優しいので、制限しすぎないで少し控えるくらいの方がいいという話がありました。また、すきやきのたれは砂糖や塩分が多いので、この献立では甘味料やだし汁を使って工夫をしています。
その後、担当を決めて10時30分から調理に取り掛かりました。
“すきやき”は、調理をするものはほとんどないですが、盛り付けが重要です。白菜や牛肉をばらのように皿に盛り、しいたけは飾り切りにしたり、美的センスが重要となります。
“酢の物”は、今回はきゅうり、人参、かまぼこ、みょうが、しょうが、ワカメで作りました。きゅうりと人参、みょうが、しょうがはせん切りにして、人参は少しゆでました。かまぼこはサッと湯通してせん切りにしておきます。調味料と和えて盛り付けます。
“切り昆布の煮付け”は、水で戻した切り昆布とエリンギを炒めて、だし汁で柔らかくなるまで煮ます。柔らかくなったら、調味料を加えて、汁気を少し飛ばして器に盛ります。 エリンギは軸の方を輪切りにすることにより、ホタテのような食感になります。
“サイダー羹”は、緑の棒寒天を水につけて戻し、鍋に入れて煮溶かす。甘味料を加えて冷ましたら、ゼロカロリーのサイダーを加えながら泡立て器で混ぜます。型に流しいれて冷やし固め、切り分けて皿に盛り、さくらんぼを飾りました。
みなさんの手際がよく11時45分に出来上がり食べ始めました。
今回食べながら”スペインのサンチアゴ巡礼”についての質問が参加者のみなさんからたくさん出て、院長に聞いておられました。例えば「歩いている時は何を考えていますか?」という質問には「何も考えず歩いている」という回答でした。巡礼中日本人の方に出会い、その方は巡礼のために仕事を辞めて、毎日何が起こるのかワクワクして楽しいと話されていたらしいです。
男性の参加者の方は、アイスが好きで家の冷凍庫がアイスでいっぱいみたいで、他の病院の先生から「太るから麦茶にして」と言われたそうですが、やめられないと話されていました。その方は料理がとても上手で、筍が好きで山椒と白みそを混ぜたものに付けて食べると美味しいと教えてくださいました。筍ご飯や煮物ばかりになってしまうので、新しい食べ方で美味しそうだと思いました。また、筍は日光に浴びるとえぐみが出て、暗いうちに掘るとえぐみが少ないと話されていました。まだまだ知らないことが多いので、とても勉強になりました。
後片付けをし集合写真を撮って、次回7月にまたお会いすることを約束して、13時過ぎに解散しました。
献立 6.78単位(542kcal)
ご飯 精白米
すきやき 牛もも、白ねぎ、白菜、しいたけ、卵、だし汁、パルスイート、こいくちしょうゆ
酢の物 きゅうり、人参、かまぼこ、みょうが、、しょうが、ワカメ、酢、ラカント、うすくちしょうゆ
切り昆布の煮付け 切り昆布、エリンギ、パルスイート、こいくちしょうゆ、だし汁
サイダー羹 ゼロカロリーサイダー、棒寒天、パルスイート