平成30年7月27日(金)の調理実習は「豚肉の香り揚げ」を作りました。参加者は7名でした。
10時過ぎに参加者の皆さんが集まり、調理の説明がありました。今回の献立は減塩メニューになっています。高血圧の治療であれば、塩分は1日6g未満であること、1食に食塩2gとはどのようなものか、減塩のポイントの説明がありました。今回使われている減塩のポイントは2つあり、香味野菜を使うことと、出し汁を使うことで、薄味でも美味しく食べられる献立になっています。10時半からそれぞれ、担当を決めて取り掛かりました。
「豚肉の香り揚げ」は、揚げないフライの手順で、まずはパン粉をから煎りし、きつね色になるまでいためておく。豚肉を2枚並べて、1種にはしそと千切りにしたしょうがで巻き、生姜が芯になるようにします。もう一種には豚肉をならべてしそを置き、茹でたアスパラガスを巻いていきます。その周りに小麦粉、卵液、パン粉の順につけて、210度に熱したオーブンで15分焼き、ひっくり返してさらに5から10分焼く。ソースは、ケチャップとウスターソースを混ぜ合わせる。
「卵豆腐」は、卵液と出し汁を合わせて、醤油で調味する。水で濡らした流し缶に入れ、蒸気の上がった蒸し器で10分蒸す。出来上がったら人数分に切り分けて、上に紅生姜を乗せる。これは簡単にできるので、「家でもやってみる」といわれる方が多いです。
「夏野菜の酢の物」は、大根は短冊きりに、キュウリは斜めきりにし、塩をしておく。ミョウガは軸をとって半分に切り、千切りにする。野菜の水気を切って、酢、塩、胡椒をして盛り付ける。酢が苦手な方は、ここにもだし汁を少量入れることで、味がまろやかになります。
「澄まし汁」は、出し汁を沸騰させてしめじを加えて、切ったモロヘイヤを加える。水で戻した花麩を加え、醤油で調味する。モロヘイヤは栄養価も高く、精のつく食べ物で、エジプトでは「王様の食べ物」とよばれていたようで、夏バテには効果的です。
「デザート」はスイカで、3cm角に切って、ガラスの器に盛り、クリニックにあるもみじを上に飾る。
できあがり、11時半ごろから食べ始めました。ご飯の下に敷いたかぼちゃの葉の話になり、「かぼちゃの葉をこういう風に使ったことがない」「こういう発想は浮かばない」などの話で盛り上がりました。
食べながら、お孫さんがいらっしゃる家庭では孫貯金がいるという話になりました。最近のお子さん事情は物入りで、なかなかなものですね。その他介護の話など、大変な話が多かったですが、今回はそういった方の息抜きの場所になったのではないかと思います。たまには美味しいものを食べて、親しい方と話す場所も必要ですね。
食べ終わって後片付けをし、集合写真を撮って、また次9月に元気でお会いすることを約束し、13時過ぎに解散しました。