月一回開催される糖尿病教室の6月と12月は通常とは異なり、食事や運動などのトピックスをテーマに開催しています。今回、令和2年6月21日(日)の糖尿病教室のトピックスは、「動脈硬化や認知症の予防 〜賢い油の取り方〜」で、18名の方が参加しました。
6月、12月の糖尿病教室は、毎回何かトピックスを行なっています。最近は「EPA、DHA、植物油のアマニ油やエゴマ油が体にいい」。「青魚が体にいい、霜降りの肉は高級で柔らかくておいしい。」などテレビや雑誌に色んな情報があふれています。最近は「ω-3(オメガ3)が体にいい」と話題になっています。一方、健康診断の脂質の項目では中性脂肪、悪玉(LDL)コレステロールの数値が気になります。そこで今回は油や脂質についての言葉や知識を整理して、体にいい油(脂質)の取り方を勉強してみます。
矢野栄養士より、ω-3やω-6などわかりにくい用語の意味を説明し、脂質の体内での役割、どのような食事に多く含まれているかなどの説明から始めました。最近のNHKで放送されたBSプレミアムで、トキオのメンバーがゲストで「食の起源」のシリーズでも脂質のことが取り上げられていた話題も出ました。
例として、2名の方の食事内容を提示され、カロリー、栄養成分、脂質の量やその内訳があり、2名とも、カロリーや栄養成分の割合はほぼ同等ですが、脂質の内容が異なっており、ωー3とωー6の量や比率が異なり、シソ油や青魚を食事に取り入れるといいことの説明がありました。